「ハナ~奇跡の46日間~」ヒョン・ジョンファ監督“南北合同チーム、当惑した”

OSEN |

映画「ハナ~奇跡の46日間~」で女優ハ・ジウォンが演じた、元卓球選手のヒョン・ジョンファ監督が、南北合同チームで試合に臨んだ時の感想を打ち明けた。

ヒョン・ジョンファ監督は「韓国と北朝鮮が試合をする時は、本当に戦争に臨む気持ちで試合をしなければいけない時だった。だからこそ、南と北が1つにチームになるということは想像すらしたことがなくて当惑した」と南北合同チーム結成当時の気持ちを語った。

映画の中で、ネットを挟んで勝負を競う敵として、いつも激しい勝負を繰り広げていた韓国と北朝鮮の選手たちは、自分たちの意志とは関係なく無理やり1つのチームにさせられ、互いに気を許さず、白熱した心理戦を繰り広げる。

実際に言葉遣いや生活スタイルが違い、それ以前はいつもライバルとして会ってきたので、簡単に警戒を解くことが出来なかった南北の選手らにとって、1つのチームになることは、それ自体が挑戦であった。

映画の中で、共通点よりは相違点の多い南と北の選手たちが、時間が立つにつれて仲間意識を感じながら1つにチームになっていく過程のみならず、南北の選手たちが大きな目標の下で、1つになって闘魂を燃やす姿は、熱い感動と戦慄を感じさせる。

今回の作品では、南北の選手たちが互いに対する先入観を捨て始め、熾烈に卓球の練習に邁進するだけではなく、暇さえあればおしゃべりをして、冗談を言いながら気のおけない友だちのように近づいていく姿は見る者の心を温かくする。

さらに、ヨンジョン(チェ・ユニョン)とギョンソプ(イ・ジョンソク)の初々しい恋愛の物語は、もう1つのストーリーとして映画に活力を与える。ヒョン・ジョンファ監督は「20代前半の同じ年頃の人たちが46日間一緒に暮らした。実際に気の合う人もいた。誰とは言うことはできないけど、純粋で若い選手だった」と話し、好奇心をかき立てた。

「ハナ~奇跡の46日間~」は1991年41回世界卓球選手権大会で、1つのチームになることが金メダルを取ることより難しかった史上初の南北合同卓球チームKOREAの46日間のストーリーを描く映画である。5月に韓国で公開される予定だ。

記者 : カン・ソジョン