韓国大手芸能事務所3社、アメリカ市場攻略に拍車

YONHAP |

K-POPブームを牽引する役割を担う韓国の大手芸能事務所、SMエンターテイメント、YGエンターテイメント、JYPエンターテイメントの3社が米国市場進出に拍車をかけている。

K-POPブームがアジアを越え、欧州や南米にまで広がったのを機に「世界の大衆文化の中心地」とも言える米国市場の攻略に乗り出した。3社はいずれも、自社を代表するガールズグループを前面に押し出している。


SMエンターテイメント

昨年、3枚目のアルバム「The Boys」の同名タイトル曲が収録されたマキシシングルを世界で発売し、ワールドスターとしての潜在力を確認した少女時代。

少女時代は17日に米国で、アルバム「The Boys」の収録曲などが収められたスペシャルアルバムをリリースした。地上波テレビ局のトークショーへの出演も決定している。31日にCBSテレビの看板番組の一つ「Late Show with David Letterman」に、翌2月1日にはCBSと並ぶ米3大ネットワーク、ABCテレビの「ライブ・ウィズ・ケリー」に出演し、「The Boys」を披露する予定だ。

SMエンターテイメントの関係者は「現地でアルバムを発売して間もなく、人気テレビ番組に出演することになったのは、少女時代が米国市場でも十分通じるという可能性を示している」と述べた。ただ、本格的な米国進出計画についてはコメントを控えた。

同関係者は「まだ韓国やアジアの市場が重要だと考えている。米国でニューアルバムを出す計画はまだない。当分は米国と欧州では公演を通じ少女時代をPRすることに集中する」と明らかにした。


YGエンターテイメント

2NE1が米デビューアルバムを準備中だ。2NE1は2010年から米ミュージシャンでプロデューサーのウィル・アイ・アムと手を組み、アルバムを準備してきた。レコーディングを終えた曲だけでも10曲を超えるという。

動画共有サイトYouTubeやSNSなどを通じ2NE1に接した現地のメディアの反応は上々だ。

2NE1は、MTVネットワークチャンネルのMTV IGGYが実施した投票で「Best New Band In The World」に選ばれたほか、MTV STYLEの「The Top 12 Girls To Watch In 2012」にも選定された。


JYPエンターテイメント

2009年に「Nobody」で、韓国人アーティストとしては初めて米ビルボードのメインチャート「HOT100」(主にシングル)にランクイン(76位)したWonder Girlsは、3社のガールズグループの中で最も活発に米国での活動を展開してきた。

Wonder Girlsが主演を務めるテレビ映画「The Wonder Girls」が、米ケーブルテレビのティーンニックで2月2日から放送される。

ニューアルバムも発売する予定だ。同社のチョン・ウク代表は「ニューアルバムの制作は最終段階にある。既に準備してある曲だけでも10曲を超える」と明らかにした。

Wonder Girlsはアルバムの発売とともに、米国の約20都市を回るツアーも行う計画だ。

チョン代表は「今年はWonder Girlsが米国活動のために進めてきた準備を一区切りさせ、成果を出す年になるだろう」と語った。

記者 : 聯合ニュース