今年のドラマを輝かせた「目の保養カップル」ベスト3

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今年も例年通り、多くのドラマカップルが誕生した。結ばれない運命のため、涙を飲み込んだカップルもいれば(MBC「1000回のキス」)、フレッシュな魅力で視聴者を楽しませたカップル(KBS 2TV「ドリームハイ」)もあった。生死の堺で切ない別れをしたカップル(KBS 2TV「王女の男」)も忘れられないカップルだ。

しかし、これだけ多いカップルの中で、視聴者の記憶に深く残る“最高のカップル”はあまりない。今年、もっとも輝いたドラマのベストカップルベスト3を放送局別に選んでみた。


SBS「シークレット・ガーデン」キム・ジュウォン&キル・ライム

SBSの今年最高カップルは1月に放送が終わった「シークレット・ガーデン」(キム・ウンスク脚本、シン・ウチョル、クォン・ヒョクチャン演出)から誕生したキム・ジュウォン(ヒョンビン)とキル・ライム(ハ・ジウォン)カップルだ。財閥の御曹司とスタントウーマンのラブファンタジーを描いた「シークレット・ガーデン」は「ジュウォンアリ」、「ライムアリ」(ジュウォン病、アリ病、キャラクターに夢中になること)など様々なブームを巻き起こし、愛された。

彼らの恋は御曹司のジュウォンがライムに好奇心を持つことで始まった。その後、彼は親や財産、美貌、何1つ持っていないのに、正直でいつも堂々としているライムに惹かれていく。魂が入れ替わった2人はお互いを深く理解し、愛するようになった。

ジュウォンとライムは親の反対を押し切って結婚にゴールイン、子宝にも恵まれた。2人の泡キス(唇についた泡を拭くキス)も話題になった。


MBC「最高の愛」トッコ・ジン&ク・エジョン

MBCでは「最高の愛」(ホン・ジョンウン&ホン・ミラン脚本、パク・ホンギュン演出)のトッコ・ジン(チャ・スンウォン)、ク・エジョン(コン・ヒョジン)カップルが断トツだ。誰も異議を唱えない可愛らしいカップルだった。

今年の5月から放送された「最高の愛」は“トッコ・ジンブーム”を巻き起こし、爆発的な人気を博した。自己中なトップスタートッコ・ジンが落ちぶれたガールズグループ出身のク・エジョンに恋をするという素材から新鮮だった。特に、コン・ヒョジンの前では好きすぎて何もできないチャ・スンウォンのコミカルな演技が女性視聴者の心をわしづかみにした。

2人もまた、世間の視線を乗り越えゴールインし、子どもも授かった。チャ・スンウォンはこのドラマで40億ウォン(約2億6千万円)の売り上げを出した広告モデルとなり、第2の全盛期を迎えた。


KBS「王女の男」パク・シフ&ムン・チェウォン

10月に放送が終わった「王女の男」(チョ・ジョンジュ&キム・ウク脚本、キム・ジョンミン&パク・ヒョンソク演出)のキム・スンユ(パク・シフ)とイ・セリョン(ムン・チェウォン)カップルは終始、真剣で切なかった。これはコミカルさと真面目さが混在した「シークレット・ガーデン」や「最高の愛」のカップルとは異なる部分だ。

互いの家が敵同士であることを知らず、恋に落ちる2人。しかし、昔の因縁を知ってしまった後、彼らが感じる混乱と苦痛に多くの視聴者が切なくなった。時代的な背景のため、周りの大切な人々が犠牲になる過程ではスンユ&セリョンカップルの愛を絶壁へと追い込んだ。

2人の運命は最終回が放送されるまで、誰も予測することができなかった。生死の堺でハッピーエンドを迎えた2人は視聴者の心に深い余韻を残した。

記者 : イ・ウイン