「犬の声」イ・スンジェ、ソフィーと協力…まさかの展開で視聴者を魅了【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS 2TV「犬の声」放送画面キャプチャー
「犬の声」がまさかの展開で視聴者を魅了した。

韓国で24日に放送されたKBS 2TV水木ドラマ「犬の声」第10話では、史上最高の混乱を招いた殺人事件の顛末、そしてイ・スンジェとソフィーが協力し、真犯人を検挙する過程が描かれた。

まず、サーフィンショップを訪れたイ・ギドン(パク・ソンウン)が、死亡しているビルのオーナーヤン・ギュミン(ハン・サンボン)の遺体を発見し、本格的な事件が始まった。普段から大家と再契約問題で口論になったノ・スボン(キム・フンス)が殺害容疑者として疑われ、血痕がたくさんついた彼の服もそれを裏付けた。しかし、彼は「お酒に酔って店に行って寝ただけだ。全く思い出せない」と容疑を強く否定し、釈然としない雰囲気となった。

現場を見回っていたソフィーは、死んだヤン・ギュミンの手とサーフィンショップの同業者クァク・マンセ(ソン・テユン)の手から同じ臭いがすることを感知した。ソフィーはイ・スンジェを現場に連れてきて「あいつが犯人だ」としてクァク・マンセを指し、イ・スンジェはすぐ彼を捕まえた。しかし、彼には事件が発生した時間に完璧なアリバイがあったためすぐに解放され、ソフィーは自身が匂いをまともに嗅げなくてミスしたと落ち込んでいた。

ソフィーのミスはここで終わらなかった。市場で偶然クァク・マンセに会ったイ・スンジェは自身のミスで警察の取り調べを受けることになったことについて謝罪したが、ソフィーがクァク・マンセの周辺をうろついて彼を噛む事故が起きたのだ。後からこの事実を知ったホン・チョウォン(元MOMOLAND ヨンウ)まで正式に謝りにクァク・マンセのところを訪ねたが、噛まれた跡もなく、きれいな彼の腕を見て不審に思った。

それから鳥肌が立つ展開になった。クァク・マンセにはずいぶん前に別れて他国で育った一卵性双生児の兄弟ロビン(ソン・テユン)がいて、2人が2人1役を演じて警察を混乱させたのだ。彼ら兄弟はお互いの存在を知らないまま35年間生きてきたが、偶然のきっかけで会って家族として仲良く過ごしていた。そしてクァク・マンセがヤン・ギュミンと口論の末に彼を殺害すると、これを発見したロビンが代わりに現場を収拾し、このような計画を立てた。結局、逃走しようとした2人の兄弟が空港で緊急逮捕され、事件は終わった。

しかし、意外な事件が発生し、衝撃を与えた。飲酒検問中だったホン・チョウォンが車に乗って逃げようとするロビンを見つけ、彼の逃走を阻止しようとしていたところ、大怪我をして意識を失った。彼女が大量出血で危険な状況に置かれると、母のホン・ウナ(キム・ジヨン)は急いでイ・ギドンに連絡し、緊急輸血で辛うじて危機を乗り越えることができた。ホン・チョウォンの血液型が特異だという話を聞いて首をかしげるイ・スンジェの姿、かろうじて意識を取り戻しイ・ギドンに向かって「パパ」と呼ぶホン・チョウォンの姿を通じて隠されていた彼らの血縁関係がまもなく明らかになることが暗示された。

人生を振り返らせる感動的なエピソードも描かれ、視聴者を泣かせた。イ・スンジェとキム・ヨンゴン(キム・ヨンゴン)、イェ・スジョン(イェ・スジョン)、イム・チェム(イム・チェム)、ソン・オクスク(ソン・オクスク)のシニア5人は、ずいぶん前に放送局で売店を運営した元同僚のペク・ウォンマン(コ・インボム)の訃報を聞いた。ペク・ウォンマンは普段いたずら好きで意地悪な性格だったが、実はシニアたちがスランプに陥った若い頃にあらゆることで彼らを助け、成功できる基盤を作ってあげた人だ。切ない気持ちで葬儀場を訪れたシニアたちは、葬儀さえペク・ウォンマンのいたずらだったことを知って呆れたが、すぐに皆で歌を歌って踊りながらパーティーのような雰囲気を楽しんだ。

数日後、シニアたちに思いがけない悲報が舞い込んだ。ペク・ウォンマンが本当に死亡したのだ。余命を宣告され、闘病中だった彼は、亡くなる前に同僚たちと一緒に楽しい時間を過ごしたくて偽りの葬式を企画し、ついにその念願を叶えて目を閉じたのだった。ビデオレターを通じて「僕が生きている時に葬式がしたかったです。死んだら見られないじゃないですか」と愉快な笑顔で同僚たちに感謝の挨拶をしたペク・ウォンマン、そして涙を流しながら初めて彼を送ってあげるシニアたちの姿は、視聴者に感動を与えた。

「犬の声」はミステリアスな事件と人間味にあふれたエピソードを通じて面白さと感動を同時に与えている。放送の直後、視聴者たちは「今日のエピソードが一番涙が出た」「ソフィーが悲しんでいる姿がとても可愛くて気の毒だった」「ついにイ・ギドンとホン・チョウォンが会うことになるのか」「来週が終わりだなんてとても残念」など熱烈な反応を見せた。

第10話の視聴率は4.4%(ニールセン・コリア提供、全国世帯基準)を記録し、同時間帯に放送されたすべての番組のうち、1位となった。

記者 : パク・アルム