「無人島のディーバ」VIXX エン“最終回は家族と視聴…母親が幸せそうだった”

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VIXXのエンが、「無人島のディーバ」で俳優としてより一層成長した姿を披露した。

エンは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区のあるカフェで行われたtvN土日ドラマ「無人島のディーバ」に関するインタビューに応じた。

ソ・モクハ(パク・ウンビン)の“ディーバ挑戦記”を描いた同作は、最高視聴率が10.5%を達成し、人気を博した。

劇中、根性のある報道局の記者カン・ウハク役を演じたエンは、優しく愉快な姿から深みのある感情まで、多彩な魅力を披露して好評を得た。

彼は「無人島のディーバ」が高視聴率を記録し、視聴者から愛されたことについて「様々な作品が出てきて競争が激しかったじゃないですか。本当に善戦したと思っています。撮影しながら楽しかったですし、作品もその分愛されたと思います。僕の体感では、自分が欲を持っていたのと同じくらい、十分に愛を得られたと思います。今日もインタビューへ向かう途中、会社員の方々にドラマが面白かったと言われました」と伝えた。

現場の雰囲気が特に楽しく、柔軟だったという彼は「アドリブも多かったです。監督も気に入ってくれましたし、俳優の方々も柔軟にアドリブを受けて入れてくれて、たくさん笑いながら撮影しました。ドライブスルーのシーンもアドリブだったんです。漢江(ハンガン)でラーメンを食べるシーンもアドリブの方が長かったくらいです。それからフェイスIDを解除するシーンもアドリブでした。人物間のケミストリー(相手との相性)がより生かされたと思います」と話した。

ボゴル(チェ・ジョンヒョプ)とウハクの温かい家族の話も多くの人に癒しを届けた。エンは「僕もとても癒されました。その家族を一緒に演じてくれた俳優の皆さんとも笑いが絶えませんでした。笑ってしまいNGがたくさん出るほどでした。僕も母、父、兄、姉までいますが、すごく共感しました。家族の大切さもたくさん感じましたし、最後の放送は親と一緒に見たのですが、とても喜んでくれました」と愛情を表した。

続けて「今回はヒーリングドラマだったので、家族皆で集まって見ることができました。特に甥っ子は友達にも僕のドラマについて説明してくれました。以前出演した作品はジャンル物が多く、母は怖くて手が震えていたりもしていましたが、今回はとても幸せそうでした」とつけ加えた。

4人兄弟の末っ子である彼は「愛されて育ちました。だから家族がより愛しくて、もっと優しく接するようになるのだと思います。僕には甥っ子が8人います。みんなで集まるととても面白いです。祝日や新年にはよく集まって過ごします。それぞれイベントを準備してゲームをしたりするけれど、そのような感情が『無人島のディーバ』でも出ていたと思います」とし「ウハクの家族はハッピーエンドよりはハッピーコンティニューだと言いたいです。幼い頃の痛みがあるので、今後家族が築いていく日常が幸せであってほしいです」と伝えた。

2012年、VIXXのリーダーエンとしてデビューした彼は、2014年「ホテルキング」を通じて俳優としての第一歩を踏み出した後、「愛の迷宮‐トンネル‐」「知ってるワイフ」「赤い月青い太陽」「Mine」「朝鮮弁護士」など多様な作品に出演し、俳優としての立地を固めた。

彼は「軍隊に行く前に『赤い月青い太陽』という作品に出演したのですが、これからは演技に挑戦できると思いました。演技の勉強をきちんとやれば、僕がこの職業で迷惑をかけず、自分で楽しみながらできると思ったんです。そのような心で軍隊に行きましたし、除隊してからは自然にそのような心構えで再び演技を始めました。軍隊でも発音や発声の練習をたくさんしました。僕はトーンが高くて発音に方言がたくさん混ざっているので、その部分も直すために努力しました。軍隊での時間がとても役立ちました」と説明した。

いつの間にか経歴10年の俳優になった彼は「僕がいつも自信を持って言えるのは、一生懸命に、悔いがないようにやってきたということです。どんな時も、いいかげんに過ごしたことはありません。一段ずつ着実に上ってきていると思います。一度に多くの階段を上るのではなく、しっかりと上っています」と自身を評価した。

彼は今回の作品を通じて俳優として認められるようになった。エンは「今回は特に一人でリハーサルをたくさんしました。ご飯を抜くほど自分でたくさんリハーサルをして、かなり努力したけれど、それに気づいてくださったのだと思います。ドラマの中で僕という人物を見つけてご覧くださったということなので、さらに嬉しかったです。重要なシーンがある度にiPadを設置して練習し、一人でキャンプ場に行って大声を出してみたりもしました。大変な時もあったけれど、そのような反応が原動力になりました」と振り返った。

彼は次回作についての質問に「ありがたいことに台本をたくさん送ってくださり、読んでいます。個人的には全部面白いです。早いうちに(視聴者に)お会いしたいです」とし「次は専門職をやってみたいという欲があります。医師であれ裁判官であれ、専門職を演じてみたいと思っています」と願いを伝えた。

最後にエンは2024年の目標と計画を聞くと「2024年も着実に作品に出演したいです。2023年はファンの皆さんに申し訳ないこともあったので、そのような部分も解消していきたいです。今のように、ゆっくり歩いていきたいです。僕は今、一段ずつしっかりと、僕だけの岩の家を作っていると思います。それが完成するまで見守っていただきたいです」と語った。

記者 : チ・ミンギョン