Heize、タイトル曲「Stranger」MVで共演したイ・ジヌクを絶賛“目を見ているだけで涙が出た”

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写真=P NATION
歌手Heizeが、感性溢れる音楽で帰ってきた。

彼女は今月7日、8thミニアルバム「Last Winter」をリリース。同作は、季節に合わせて変わっていくHeizeの姿が盛り込まれたアルバムだ。今回のアルバムを通じて彼女の多彩な姿を垣間見ることができる。

―― 2ndフルアルバム以来、久しぶりにリリースされるアルバムになりますが、いかがですか?

Heize:切なく感じます。特に、自分自身との戦いが多かったです。楽しかったり、大変だった様々な準備を終えて、人々と向き合うために、1番から8番トラックまで並んで待っている歌のタイトルを見ていると、子犬を見ているような切ない気がします。

―― 8thミニアルバム「Last Winter」と、タイトル曲「Stranger(Feat.10CM)」について紹介をお願いします。

Heize:冬はまた来るでしょうが、今日と同じ冬は二度と感じられません。私は今の自分の状態で経験する最後の冬を過ごしています。変わる季節に合わせて果てしなく変わっていく自分、このような自分が向き合った2022年と2023年の秋と冬を全て盛り込みたいと思いました。冬という季節は待っていれば帰ってきますが、このような感情、このような感性、このような考えで出会う自分の冬は他にないということを知っているので、大切ですし切なく感じます。

タイトル曲「Stranger(Feat.10CM)」は、いつも私に愛だけを語ってくれた美しい唇で、他でもなく私によって似合わない別れの言葉を口にさせたことに対する申し訳ない気持ちと後悔の感情を描き出した楽曲です。同じ唇で様々な意味の言葉を簡単に口にしますよね。守らなければならない愛の前でも同じです。そのように変わっていく唇を別れの状況になぞらえて表現したいと思いました。

―― タイトル曲「Stranger(Feat.10CM)」のフィーチャリングとして10CMが参加しました。初めてのコラボでしたがいかがでしたか?

Heize:クォン・ジョンヨル先輩の歌声は、悲しみも愛も寂しさも幸せも、全てを最大化できる力を持っていると思います。その歌声が加わり、この歌が言おうとする唇の意味を完成させることができました。我慢しきれずに別れを告げる、それでも最後まで相手を責める言葉は口にしない、優しくて弱い男性の唇を、本当によく表現してくださいました。聴いていると心から申し訳ない気がしてきます。

―― 10CMとコラボした特別な理由はありましたか? 普段から親交があったのか、キャスティングの過程も気になります。

Heize:タイトル曲「Stranger(Feat.10CM)」は、先輩から楽曲を1つ書いてほしいと言われて、昨年の夏に書いて送った楽曲です。(その時の季節は夏でしたが、私は既に1人で寒い冬だったような気がします)送ってから1週間ほど1人で修正するところを探すためにモニタリングをしていたところ、ふと「この歌、なぜか私が歌わなければならないような気がする」と思いました。どのような感覚だったのか正確には分かりませんが、ただこの歌が本当に私自身そのものだったんです。悩んだ末に、先輩に電話をしてお話したら、心配したことが恥ずかしくなるほど笑いながら「そうして」と言ってくださいました。また、フィーチャリングまでしてくださいましたので、もっと素敵な曲を書きますと約束しました。先輩との約束を必ず守ります。先輩には感謝しています。

―― タイトル曲「Stranger(Feat.10CM)」のミュージックビデオの主演が俳優のイ・ジヌクさんですが、共演した感想と見どころを教えてください。

Heize:PSY代表に本当に感謝しています。歌を数えきれないほどモニタリングし、一緒にミュージックビデオの会議を終えた後、数日経ってからイ・ジヌク先輩をキャスティングしてくださいました。快く出演を決めてくださったイ・ジヌク先輩にも心から感謝します。

イ・ジヌク先輩の登場だけで、またその眼差しだけで歌に盛り込みきれなかった多くの感情を説明してくださるような気がしました。また、先輩は撮影する短い瞬間瞬間、そのシーンと歌に没頭して涙を流しましたが、その目を見ていると私も涙が出てきました。私の過去の記憶のかけらがはっきりと目の前に広がっているような気がしたのです。いつか先輩の作品のOST(挿入歌)に参加することができればと思いました。

―― アルバムに参加したアーティストのラインナップが豪華ですが、様々なミュージシャンたちとコラボした理由は何でしょうか?

Heize:楽曲を書いていると、思い浮かぶアーティストがいます。自然にそのアーティストにフィーチャリングをお願いします。振り返ってみると、ありがたいことに、いつも期待以上の結果が出ました。また、時期ごとに新たな魅力を知り、ハマるアーティストがいますが、アルバム制作中にそのアーティストとコラボできそうような曲を念頭に置いて制作することもあります。今回「Picnic of Night(Feat.Chan)」という曲をフィーチャリングしてくれたChanさんがそのようなアーティストです。本当に魅力的な歌声とキャラクターを持っているミュージシャンだと思います。彼の楽曲も聞いてみてほしいです。

―― P NATIONの代表であるPSYさんと音楽的なコミュニケーションをたくさんする方でしょうか?今回のアルバムの準備過程で何かアドバイスはしてもらいましたか?

Heize:これ以上コミュニケーションをとることになれば、私がPSY先輩になるか、もしくはPSY先輩が私自身になるかもしれません。必要なだけのコミュニケーションを十分にしてしていると思います。細かい部分へのフィードバックもしてくださいますが、時々弱くなっていると、私がメンタルをしっかり保つことができるように、慰めて安心させる役割をしてくださる方です。今回のアルバムでは特にHeizeらしくなれるように、たくさんの力を加えてくださいました。本当に感謝しています。

―― 今回のアルバムの活動計画について教えてください。

Heize:今年の9月に愛着が沸いていたKBSクールFM「ボリュームを上げて」から降板する際、あまり遅くならないうちにニューアルバムでまたお伺いすると約束しました。その約束を守るために、アルバムがリリースされたらすぐ「ボリュームを上げて」を訪問する予定です。その他にもラジオと番組、YouTubeコンテンツを通じて、久しぶりにトークをする姿をお見せしたいと思います。

―― 最後にパンアッカン(米つき小屋、Heizeのファン)の皆様に一言お願いします。

Heize:可愛くて大切なお餅たち(ファンを意味)! 出来たてほかほかのもちもちした大福はお久しぶりですよね? 待っていてくれてありがとうございます。会いたかったです。皆さんが向き合っている、もう二度と来ないこの最後の冬を楽しく過ごしてください。すぐに会いましょう。愛しています!

記者 : パク・ソヨン