ユ・スンジュン、20年ぶりに韓国に入国できるか…2度目のビザ訴訟で勝訴

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写真=ユ・スンジュン
アメリカ国籍の歌手ユ・スンジュンが韓国入国査証(ビザ)の発給をめぐり、政府を相手取って提起した訴訟で勝訴した。

法曹界の関係者によると、最高裁判所3部(判事:イ・フング)はユ・スンジュンがロサンゼルス総領事館を相手取って提起したビザ発給拒否処分取消訴訟で、原審の原告勝訴判決を審理不続行棄却(上告事件の中で、上告の対象ではないと判断される事件は、それ以上審理せずに上告を棄却する制度)で確定した。

ユ・スンジュンは39歳だった2015年、ロサンゼルス総領事館が在外同胞ビザの発給を断ると、これを取り消してほしいと1度目の訴訟を提起して、破棄差戻しと再上告の末に最高裁判所で最終勝訴判決を受けた。

しかし、ロサンゼルス総領事館は「ユ・スンジュンの兵役逃れは、国益を損なう懸念がある」と発給を拒否した。

これにユ・スンジュンは、2020年10月にロサンゼルス総領事館を相手取って2度目の訴訟を提起したが、1審で敗訴。しかし、2審の裁判部は今年7月にユ・スンジュンの勝訴を宣告し、拒否処分取消を言い渡した。

ユ・スンジュンが最高裁判所で勝訴することで、政府はビザ発給の是非を改めて判断しなければならない。政府がビザを発給すると、2002年から入国が制限された彼が、20年ぶりに韓国へ入国できるようになる。

今年4月、ユ・スンジュンは長文の投稿を通じて「私は21年間政府が下した決定が、そして私の選択が法的に問題があるかないかも判断することができないまま、人民裁判を受けるようにマスコミから罪人扱いされている」とし「21年以上入国を禁止して、私の名前を踏みつけて、私と私を愛する人々の仲を妨害している」と主張した。

彼は「一体、いつまでこの喧嘩を続けなければならないだろう」とし「いつかは明らかになるだろう。もし明らかにならないとしても、真実は変わらないので最後までやってみる」と心境を伝えた。

記者 : クァク・ミョンドン