myB&Bonus Babyメンバーとして活動も…女優チェ・ムンヒ、今後の目標を明かす「ラブコメディをやってみたい」

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「放課後戦争活動」のイ・ナラは、美しい顔の裏に強靭な一面を持っている。そしてその役を演じた女優のチェ・ムンヒにも、清純なビジュアルの裏に揺れない芯がある。TVING「放課後戦争活動」のヒロイン、イ・ナラ役を演じて完璧な射撃の腕前を披露した彼女に、演じたキャラクターと自身について聞いた。アイドルグループのメンバーとしてデビューし、今や女優として活動している彼女に聞きたいことがさらに多くなった。

―― 「放課後戦争活動」をまだ観ていない視聴者のために紹介をお願いします。

チェ・ムンヒ:修学能力試験(韓国のセンター試験)を控えている高校生たちが、宇宙の生命体に立ち向かって戦争をする話です。私はその中で射撃のエース、イ・ナラ役を務めました。

―― イ・ナラ役についてどのように解釈したのかも気になります。

チェ・ムンヒ:ナラは本当に無口な人です。ここまで無口な人の感情をどのように表現すればいいだろうかとすごく悩みました。だから私の周りにいるイ・ナラのようなタイプの人を観察して研究してみたら、空気を読むのも早いし、周りの雰囲気をよく見て感知しているようだったんです。そのため、視線や感知することについてたくさん研究しました。

―― ナラみたいな性格の友達が多いようですね。

チェ・ムンヒ:実は私もその1人です(笑)。あまり口数が多い方ではないですし、言葉よりも行動しようとする性格です。そのため自分の性格を溶け込ませたりもしましたし、監督ともキャラクターについてたくさん話しました。また、撮影前から監督や俳優たちに会って作品に関する悩みも共有しました。

―― 現場の雰囲気がとても良かったそうですね。

チェ・ムンヒ:そうです。メイキングをご覧になった方々からも、本当の親友みたいだと言われました。1年くらい一緒に撮影していたので、親しくなるしかなかったんですね。また、みんな同年代であることもあって、高校生の頃に戻ったような気分で、学生時代をまた新たに得たような気分でした。お互いを友達のように感じるしかなかった理由は、現場では役者さんたちも自分が務めた役に合わせて行動することが身についていたからです。“入り込みすぎ”がかなり役立ったと思います。集中することができましたから。

―― 入り込みすぎて大変だったことはなかったのでしょうか?

チェ・ムンヒ:銃を撃ちすぎて、僧帽筋がすごく上がりました(笑)。まるで本当にナラになったように、友人たちを守らなければならないという責任感が大きくなりすぎて、手から銃を離さなかったのだと思います。練習する時や休憩の時間にもいつも銃を持っていましたし、他の人より銃を大事にして、常にそばに置いていたというか、銃は放置したらいけないという使命感ならぬ使命感があったようです。ハハ。

―― 射撃は上手くできましたか?

チェ・ムンヒ:射撃は初めてだったので、最初はただただ不思議でした。最初は修錬会や体験学習のような感覚でしたが、時間が経つにつれて専門的に習ったところ、難しさを感じました。

―― 1部が公開された時はどんな気分でしたか?

チェ・ムンヒ:公開と同時に最初から最後まであっという間に観ました。ぐっと来ました。決して簡単ではない撮影でしたし、友達や監督、スタッフの皆さんが一心同体になって撮影したので、“戦友愛”が生まれてきたというか。ドラマの中で訓練している姿を見たらぐっと込み上げてくるものがありました。

―― とても愛されたので、共演俳優たちもみんな喜んだでしょうね。

チェ・ムンヒ:「放課後戦争活動」のグループチャットルームをまだ使っています。2021年に撮影したのに、今でも頻繁に会話をしています。1部が公開された後も、このシーンの撮影する時は面白かった、大変だったなどという話をしながら思い出を共有しています。待ちに待っていた作品が公開されて嬉しいと泣きそうになる人も多かったです。

―― CGも多かった作品ですが、現場ではどのように没入したのか気になります。

チェ・ムンヒ:劇中、小型の球体の形で登場するのは、撮影前に模型で予め見ました。監督が球体の触感や形、どのように表現するかを教えてくれたので、それを意識して撮影に臨みました。模型を見ながら視線も考え、リハーサルもたくさんして、だんだん慣れてきました。想像力が必要な演技だったので、見えているように想像をたくさんしました。現場でも役者さんたちがみんな球体をイメージしているのが伝わってきて、だんだん実在するかのように感じるようになりました。中には球体が夢に出てきた人もいました。

―― ムンヒさんはいかがでしたか?

チェ・ムンヒ:私は逃げる夢を本当にたくさん見ました。何かに追われる夢です。撮影の中で走るシーンが多かったので、夢の中でも走り回ったのだと思います(笑)。

―― もともと原作のファンだったのですか?

チェ・ムンヒ:作品の打ち合わせを控えて、全巻をあっという間に読み終えました。漫画を読みながら泣いたことはなかったのですが、「放課後戦争活動」は涙が出ました。感動しすぎていたからか、感情移入もすぐにできて、この作品は絶対に自分がやりたいという欲も出てきました。原作の大ファンになりました。

―― ナラ以外にやってみたかった役はありましたか?

チェ・ムンヒ:スニ役です。いつもお母さんを探して泣く泣き虫ですが、時間が経つにつれてだんだん変わって成長していくんです。危険なことにも真っ先に飛び込もうとします。成長型のキャラクターなので、そういった姿が可愛くて魅力的でした。

―― パート2の鑑賞ポイントを教えてください。

チェ・ムンヒ:3年2組以外にも新しいキャラクターが登場するので、彼らと私たちの関係性、そして対峙するシーンなどに注目していただけると、新たな楽しさがあるかと思います。原作を少し脚色した作品なので、原作にはないシーンが出てくるので、面白く新鮮に感じていただけると思います。

―― アイドルから女優に転身しましたが、簡単な決断ではなかったと思います。

チェ・ムンヒ:私がアイドルを目指していた時から、アイドルという職業に限定してはいけないと思っていたので、様々な方向で機会が与えられたら最善を尽くしたいと思っていました。そのため演技ができる機会がやって来た時、与えられた仕事に最善を尽くしました。だから今のように素敵作品にも出会えたと思います。

―― それでも難しい点はなかったのでしょうか?

チェ・ムンヒ:グループで活動していた時はメンバーに頼ることができましたが、今は私1人で引っ張っていかなければならないという責任感と重さが大きくなって、それが少し大変だったと思います。

―― 女優として今後やってみたいジャンルがあれば教えてください。

チェ・ムンヒ:ラブコメディをぜひやってみたいです。私は愉快なものが大好きなので、それを表現できたら面白いのではないかと思います。また、その演技を見て視聴者の方々に喜んでもらえたら、それも嬉しいと思います(笑)。

―― これからチェ・ムンヒはどのような女優になるでしょうか?

チェ・ムンヒ:絶えず成長する女優になりたいです。同じ場所に留まらず、いつも様々な魅力をお見せできる、多くの作品でお会いできる女優になります。

記者 : パク・スンヒョン