「朝鮮弁護士」ウ・ドファン、除隊後の復帰作で心配も“新しいスタートを意味する作品として残る”

OSEN |

写真=MBC
俳優のウ・ドファンが、ドラマ「朝鮮弁護士」に対する愛情と真心が込められた感想を伝えた。

MBC金土ドラマ「朝鮮弁護士」で、朝鮮最高の外知部(朝鮮時代の弁護人)カン・ハンス役を演じた彼は、達者な弁舌と堂々とした勢いで毎回のエピソードを痛快に解決していき、視聴者から愛された。

目が離せない抜群のビジュアルはもちろん、様々な訴訟の場面で見せたしっかりとした発声と正確な発音、そしてセンスのある仕草まで、完璧に朝鮮時代の外知部に変身したウ・ドファン。ロマンスと復讐を行き来する波乱万丈なキャラクターをユーモラスさから慎重なカリスマ性まで多彩に表現して、さらに成熟した姿を披露した。

序盤にはお金が入ってきてこそ動く外知部(朝鮮時代の弁護人)のユーモラスな様子から、人生をかけた熱い復讐、そして切ない愛まで、作品の中で多彩な感情を熱演して変身を図ったウ・ドファンの復帰は成功的だった。果たして、彼じゃなければ朝鮮時代の外知部というキャラクターをどのようにこなせるのか想像できないほどキャラクターに没入して、より成熟した演技を披露した。30代の良いスタートを切った彼の今後の活動に期待が高まっている。

――除隊後初めての復帰作となる「朝鮮弁護士」の放送が終了となりました。自分にとっても格別な作品として残ると思いますが、感想をお願いします。

ウ・ドファン:3年ぶりに視聴者の方々に挨拶する作品なので、僕には新しいスタートを意味する作品として残ると思います。長い時間を共にした俳優の方々とスタッフの皆さんに感謝し、作品の中でハンスが幸せに生きていくことを願います。

――様々な訴訟シーンで、特に長いセリフが多かったですが、撮影しながら困難はありませんでしたか?

ウ・ドファン:外知部という職業の特性上、正確に伝達しなければならず、またセリフの量も多いので発音と発声に気を使いました。長いセリフを覚えるために、寝る時以外はいつも台本を持ち歩きながら一生懸命に熟知しようと努力しました。

――劇中、カン・ハンスは感情の変化も多様で大きかったです。序盤にはただお金が入ってこそ動く軽い雰囲気の外知部でしたが、後半に向かうほど熱い復讐心、甘いロマンスまで多彩なジャンルを演じていました。このように変化に富んだカン・ハンスを作りながら、特に重点を置いて準備した部分は何ですか?

ウ・ドファン:一番大事に思っていたのはハンスが成長することを表現したかったんです。ヨンジュ(宇宙少女 ボナ)に会って愛という感情を悟らせ、復讐の背後にぶつかりながら難しい状況を激しくて賢く乗り越える全ての過程を通じて、成長し変化するハンスをしっかり表現したかったです。

――現場の雰囲気がとても愉快でしたが、俳優たちとの共演はどうでしたか?

ウ・ドファン:俳優たちは皆すぐに仲良くなり、前からの知り合いのように楽しく過ごしました。そのような自然な雰囲気の中で感じられる、人物間のケミストリー(相手との相性)が作品でもよく表現されたと思います。お互いがどんな演技をしたいのかあえて言わなくても目を見るだけでわかるほど距離が近くなり、現場が遊び場になったように、皆が心を1つにして愉快に撮影を終えることができました。

――実際に朝鮮時代の外知部になったとしたら、どんな事件の訴訟を担当してみたいですか?

ウ・ドファン:もし朝鮮時代の外知部になったら、最初のエピソードだった梅酒関連訴訟のような小さな会社が、大きな企業を相手にするそのような訴訟をしてみたいです。

――一番記憶に残ってるシーンやセリフはありますか?

ウ・ドファン:第6話でハンスがチョンサン村の里長に「その時、里長が知らないフリをしていなかったら! 僕たちと一緒に戦ってくださったら!!」というセリフが好きです。ハンスの悲しみと憤りをよく表していて、貧しい民を気にするハンスの温かくて正義感溢れる性格がよく反映されている場面だと思います。

――ウ・ドファンさんにとって、カン・ハンスはどんな人物として記憶されるでしょうか? カン・ハンスを見送りながら、言いたいことはありますか?

ウ・ドファン:ハンスは僕にとってヒーローです。諦めない方法、やりたいという意志さえあれば何でもできるということを、もう一度教えてくれたキャラクターです。僕に勇気をたくさんくれたので、いつもハンスのように自信を持っていなければならないと思います。ハンスに言いたいことは「ありがとう」です。

――最後に「朝鮮弁護士」を愛してくださった視聴者の方々に一言お願いします。

ウ・ドファン:「朝鮮弁護士」を愛してくださった視聴者の皆さん! 3年ぶりに多くの方々に愛されながら、8週間を本当に幸せに過ごしました。ハンスが泣いたら一緒に泣いたり笑ったりしてくださって、本当にありがとうございました。とても怖くて心配もあった復帰作でしたが、皆さんのおかげで僕には幸せな復帰、幸せなスタートとして残ると思います。本当にありがとうございました。

記者 : チャン・ウヨン