※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
キム・ハヌルとヨン・ウジンがハッピーエンドを迎えた。

韓国で7日に放送されたKBS 2TV月火ドラマ「胸ぐらを一回つかまれましょう」の最終回では、ソル・パンホ（チョン・ウンイン）会長とソル・ウジェ（チャン・スンジョ）の不祥事を暴露したソ・ジョンウォン（キム・ハヌル）がキム・テホン（ヨン・ウジン）と破局した後、1人で子供を育て、自身の日常を取り戻した。最終回の視聴率は首都圏世帯で4.0％、全国世帯3.8％（ニールセン・コリア）を記録し、首都圏基準自己最高視聴率で有終の美を飾った。

同日の放送で、企業経営大賞の授賞式に出席したソル・ウジェは記者たちの前で、過去にイ・ナリ（イ・ダヨン）を車で轢いて死なせたと自首した。これに父のソル・パンホ会長がムオン山に遺体を遺棄した事実まで暴露し、現場にいたキム・テホンに緊急逮捕された。

弁護士の同席なしで警察の調査に応じたソル・ウジェは、モ・ヒョンテク（ユン・ジェムン）議員が父親に渡したヘッドライトの破片などの決定的な証拠まで提出し、自身の自白を裏付けた。留置場でソ・ジョンウォンと向き合うことになった彼は、ソ・ジョンウォンの父親が撮影したイ・ナリひき逃げ事件の映像を番組で流してほしいと頼むと同時に、その映像のせいでソ・ジョンウォンの父親がソル会長に殺害された事実を特ダネとして報道しろと述べ、謝罪した。

全ての手がかりを手に入れたソ・ジョンウォンは、直ちにカン局長（チョン・インギ）の元を訪ね、番組でソル・ウジェの爆弾宣言と関連した全貌を明らかにできるようにしてほしいと要請した。同僚たちが心配する中、彼女は生放送でソル会長とソル・ウジェの音声ファイルをはじめ、過去に父親が撮った事故の映像とイ・ナリの血痕がついたヘッドライトの破片まで公開。埋もれていた真実の実体と不祥事を知らせる暴露で、爽快感を与えた。

ソル・ウジェとの関係を整理したソ・ジョンウォンは、キム・テホンとも別れることにした。キャンプ場でキム・テホンと最後に幸せな時間を過ごした彼女は「私の不幸の最後は、あなたとうまく別れることだ。私は幸せに生きる。子供を育てながら元気に生きる」と別れを告げた。キム・テホンは離れようとする彼女を抱きしめ、「僕はずっと君のことを想うし、君に連絡するし、君を待つ。ずっと君を愛している」という涙の告白で感動を与えた。

3年後、ソル・パンホはソ・サンギョン記者殺人教唆の疑いの第1審宣告で証拠不十分で無罪を言い渡され、済州道（チェジュド）で1人で子供を出産したソ・ジョンウォンは自身の個人チャンネルを通じて記者として活動を続けていた。また、娘のミソと一緒に収監中のソル・ウジェに会いに行き、ソル会長の第1審判決に苦しむ彼を慰めるなど、親として与えられた役割に最善を尽くした。

キム・テホンはソ・ジョンウォンに定期的にメールを送り、彼女にした約束を1人で守っていた。ソ・ジョンウォンは本部長に昇進したカン局長の復帰の提案を受け入れ、3年ぶりに復活した番組のMCに復帰。アイテム会議の途中、カンハ警察署の捜査1課の刑事が重体になったという話を聞いた彼女は、キム・テホンが負傷したかもしれないと思い、病院へ向かった。

ソ・ジョンウォンは呆然とした表情で、救急車から降りた担架を確認するため近づいた。その瞬間、自分の名前を呼ぶキム・テホンの声を聞いた彼女は、松葉杖をついて自身を見つめるキム・テホンと劇的に再会し、戦慄を与えた。

放送の最後、感動した表情でソ・ジョンウォンを見ていたキム・テホンが「僕たち、上手くいきそうじゃない？」と言いながら、彼女と歩幅を合わせて歩いていくハッピーエンドが繰り広げられた。

「胸ぐらを一回つかまれましょう」はチン・ミョンスク、チャ・ウンセ殺人事件を追跡していた記者のソ・ジョンウォンが、真実の後ろに隠された巨大な陰謀を明かす過程を隙のないストーリーと予測不可能な推理で描き出し、追跡恋愛スリラーそのものを見せた。

ここにキム・ハヌル、ヨン・ウジン、チャン・スンジョ、チョン・ウンイン、ユン・ジェムンをはじめ、ハン・チェア、ハン・ジウンなどそれぞれ事情のある人物をリアルに演じたキャストたちの熱演、躍動感あふれる映像と演出が完璧に調和し、心の中に長く残る人生のドラマとなった。