坂本龍一さんが71歳で死去…BTSのSUGAからNCT テヨンまで、韓国からも哀悼の声

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写真=OSEN DB
作曲家兼ピアニストの坂本龍一さんが71歳で死去したと報じられ、韓国からも哀悼の声が相次いでいる。

BTS(防弾少年団)のSUGAは本日(3日)、自身のInstagramのストーリーを通じて「先生、遠い旅が安らかでありますように。R.I.P SAKAMOTO RYUICHI」と追悼した。SUGAは過去のインタビューで「12歳の時に両親と一緒に劇場で映画『ラストエンペラー』を見て、それをきっかけに音楽に関心を持つようになった」と明かした。坂本龍一さんは、同映画のOST(挿入歌)を手掛けた。

さらに、坂本龍一さんも「新潮」2月号に掲載された最後のエッセイでSUGAと会った時のエピソードを公開し、「音楽に真剣な青年だ」として、音楽的な交流を見せた。

同じくBTSのRMとJ-HOPEも、自身のInstagramのストーリーに坂本龍一さんの「Merry Christmas Mr.Lawrence」のストリーミング画面を投稿し、哀悼した。

NCTのテヨンもこの日午前「Rest in peace。僕のインスピレーションで憩いの場でした」と冥福を祈った。

日本でも活動している女優のシム・ウンギョンは、韓国語と日本語で哀悼の意を示し、「坂本様の音楽はいつも私の心を揺るがし、私はその中から無限のインスピレーションを受けました。アーティストとしてどのようにこの世界と向き合うべきか、導いてくださった坂本龍一様。心からご冥福をお祈り致します」と綴った。

歌手兼作曲家のチョン・ジェヒョンは、ニュースが報じられた昨日(2日)、「坂本龍一さん。僕の光になってくれたのはあなたでした。平和と一緒でありますように……ありがとうございました」という書き込みと共に、1枚の写真を投稿した。

バンドRoller Coasterのチョ・ウォンソンも、坂本龍一さんの写真と共に「今日は特に光がきれいだったのに……今日植えた木を見ながら末永く記憶に留めます。安らかにお眠りください」と哀悼した。

写真=BTSのSUGA Instagram、NCT テヨン Instagram
大衆音楽や映画音楽など、様々なジャンルで世界的に大きな足跡を残した坂本龍一さんは、2014年に中咽頭がん、2020年に直腸がんの診断を受けたが、休まずに活動してきた。

公開を控えている是枝裕和監督の新しい映画「怪物」のOST(挿入歌)も手掛け、71歳の誕生日を迎えた今年1月には6年ぶりに新しいアルバム「12」を発表した。そして文芸誌で、「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」と題した闘病記を連載してきた。

1952年に東京で生まれた坂本龍一さんは、3歳の頃からピアノを弾き始めたという。幼い頃から音楽に才能を開花させた彼は東京芸術大学で作曲を、東京芸術大学院で音楽研究を専攻した。その後、1978年にソロアルバム「Thousand Knives」をリリースし、歌手として注目を集めた。

3人組グループYMO(Yellow Magic Orchestra)の活動で人気を集めた彼は、映画「戦場のメリークリスマス」(1983)で主演を務めると共に、OSTも手掛けた。

そして映画「ラストエンペラー」のOSTを手掛けると共に甘粕正彦役で出演し、アジア人としては初めて「第60回米アカデミー賞」で音楽賞を受賞した。常に新しい音楽スタイルを追求し、J-POP界の歴史に一線を画した彼は、日本だけでなく、ポップミュージック全般に多大な影響を及ぼした。

坂本龍一さんは韓国映画「天命の城」(2017)にも音楽監督として参加し、2018年「釜山国際映画祭」で今年のアジア映画人賞を受賞した。

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記者 : キム・ボラ