故チョン・ミソンさん、本日(6/29)1周忌…愛され続ける名女優

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女優のチョン・ミソンさんが亡くなってから1年が経った。

チョン・ミソンさんは2019年6月29日に死去した。当時、演劇「実家の母と2泊3日」のため全羅北道(チョルラプクド)全州(チョンジュ)に滞在しており、ホテルで亡くなった状態で発見された。

所属事務所ボアズエンターテインメントは、チョン・ミソンさんが普段からうつ病のため治療を受けていたと知らせた。

亡くなる日のわずか4日前の6月25日には、映画「王の願い ハングルの始まり」(監督:チョ・チョルヒョン)の制作報告会に出席しており、旺盛な活動をしていたため、国民はもちろん芸能人たちからの衝撃も大きかった。

制作報告会当時、行事を通して明るい笑顔を見せていたチョン・ミソンさんは、久しぶりにスクリーンに復帰するこみ上げる思いと共に、2003年の映画「殺人の追憶」以来、ソン・ガンホ、パク・ヘイルともう一度作品で共演する格別な思いを語った。

ソン・ガンホはチョン・ミソンさんに対して「私のほうが先輩ですが、姉のような温かさがあります」と愛情を表し、パク・ヘイルは「より一層奥ゆかしくなっていることが分かりました」と話した。共演した俳優たちにとってチョン・ミソンさんが、どのような存在であるのか分かる答えだった。

しかし久しぶりのスクリーン復帰、過去に共演した俳優たちと再会し楽しい表情だった彼女の様子は、過去にとどまることとなった。

当時「王の願い ハングルの始まり」のほかにも、KBS 2TV新月火ドラマ「ノクドゥ伝」への出演を確定しており、仕事に没頭するために努力していた彼女であり、さらに人々は悲しんだ。

遺作となった「王の願い ハングルの始まり」の後、ファンたちはチョン・ミソンさん特有の慈愛ながらも強靭さを兼ね備えた、存在感あふれる演技を見られなくなった。

しかし、ドラマ「土地」から「製パン王キム・タック」「太陽を抱く月」、映画「殺人の追憶」「母なる証明」「かくれんぼ」「私に残った愛を」に至るまで、彼女が残した貴重な作品は、人々の胸の中に永遠に残っている。

チョン・ミソンさんは、昨年12月に開催された「第6回韓国映画制作家協会賞」にて「王の願い ハングルの始まり」で助演女優賞を受賞した。

所属事務所ボアズエンターテインメントのチョ・ソンフン本部長は「17年間、共に授賞式に通いましたが、一人で代理受賞をすることになりました。良い場所で元気にしていると信じて、家族の方々にこの賞をちゃんとお伝えします」と思いを語った。

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記者 : ペ・ヒョジュ