「新米史官ク・ヘリョン」パク・ギウン“役が完全に身に付いたと感じた時に撮影が終わってしまう”

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写真=Jellyfishエンターテインメント
MBCドラマ「新米史官ク・ヘリョン」で俳優パク・ギウンが輝いた理由は、繊細な努力のおかげだった。

ソウル江南(カンナム)区論硯洞(ノンヒョンドン)のカフェで、パク・ギウンのMBCドラマ「新米史官ク・ヘリョン」の放送終了インタビューが行われた。

この日、パク・ギウンは「『新米史官ク・ヘリョン』だけではなく、他の作品でも役が完全に身に付いたと感じた時に撮影が終わる気がする」と、変わらず情熱的な姿を見せた。

「作品が終わったのに、僕のコンディションがいい。ドラマが終わると完全に力がなくなったり、休みたいと思うようになる。でも今はすぐ撮影に入ることもできるほどだ。仕事があったら、今すぐやりたい状態だ」

パク・ギウンは劇中、王の代わりに代理聽政(王の裁可を受けて代理で政治を行うこと)をした王世子イ・ジン役を演じた。内面に悲しみを持っている王世子を演じた彼は、真剣な声で繊細な感情を表現して視聴者の集中度を高めた。このように役に似合う声を見つけるために、たくさん悩んだという。

「イ・ジンの声は普段の僕の声とは違う。役作りの時に一番最初に悩むのが声だ。視聴者はほぼ同じだと感じるかも知れない。でも声、メイクなど細かい違いが集まって大きな効果を発揮する。イ・ジンの声は確信を持って力を与えるべきだった。それで正直な心で、信頼できる声で演技しようとした。自分の声を録音して何度も聞いてみた」

パク・ギウンは「新米史官ク・ヘリョン」を選択した理由として、「ユニークさと新鮮さを選んだ」と明かした。しかし彼は作品で重みのある演技を披露し、ドラマに重さを与えた。

「『新米史官ク・ヘリョン』はフィクションだけど、そのファンタジーを適切に描く過程がとても魅力的だった。僕が演じたイ・ジンは、女史たちと芸文館が限界にぶつかる度に助けてあげる役割だ。これが僕が話したファンタジーで大事な役割を果たす。僕は士官たちに力を与える位置にいる役割であり、物語の中心となるため、イ・ジンを適切で重みのある演技で表現すべきだと思った」

劇中のイ・ジンがとてもすばらしいキャラクターだと話したパク・ギウンは、担当した役と自身のシンクロ率については「実際の僕とは相当違う。僕は重みがある人でも、上品な人でもない。絶対ロイヤルファミリーでもない。田舎出身だから、上品さとはほど遠い。似ている部分もあるはずだが、あまり似ていないと思う」と伝えた。

記者 : チョン・ジヒョン