“不倫騒動”ホン・サンス監督、妻と離婚ならず…3年間の訴訟に終止符

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離婚訴訟中、女優キム・ミニと「率直に愛し合っている関係」と、堂々と明かしたホン・サンス監督。結果、離婚すること無く、約3年間の訴訟に終止符を打つことになった。

ホン・サンス監督は28日、法定代理人を通じて「作品演出と現在の生活に集中するため、離婚訴訟1審判決に控訴しないことを決定した」と明らかにした。また「婚姻生活が完全に終わったという事実には変わりない。」と述べた。

2016年末、ホン・サンス監督は、妻のAさんに離婚訴訟を提起した。すでに同年の8月に、キム・ミニとの「不倫説」が報道された後だった。

妻A氏は、ホン・サンス監督の離婚要求を受け入れず、二度の弁論期日にも出席しなかった。メディアのインタビューなどを通じて「ホン・サンス監督は、家庭に帰るはず」と語ったが、2017年の1月に法定代理人を選任して対応に乗り出した。

その様な中でホン・サンス監督とキム・ミニは、2017年の3月に映画「夜の海辺で一人」で記者懇談会に出席し、「お互いに素直に愛しあう関係で」と公然と明かし、“不倫カップル”のレッテルが張られた。ホン・サンス監督は、法的に離婚する前に恋人がいることを公式に発表したのだ。

当時、不倫説とだけ言われていた二人の関係を問う質問に対し、ホン・サンス監督とキム・ミニは、口をそろえて「私たちは、愛し合っている関係」と告白した。ホン・サンス監督は「キム・ミニさんと私は、愛し合ってる関係だ。個人的な部分であり、責任を取るべき部分」と明かした。

キム・ミニも「私たちは、出会いを大事にしている。真心を尽くして、愛している。私に置かれた、迫ってくる状況を謙虚に受け止める」とし、社会的非難も受け入れる立場を示した。

あれから2年を超える時間が流れた後、今月14日午後2時、ソウル家庭裁判所・家事2単独のキム・ソンジン判事は、ホン・サンス監督と妻A氏の離婚訴訟1審で「原告(ホン・サンス監督)の請求を棄却する」判決を下した。これは、婚姻破綻の責任ある配偶者が相手の意思に反して離婚を要求できない有策主義によるものだ。

裁判部は、「有責配偶者の離婚請求を原則的に認めていない」と理由を明かし、「婚姻生活の破綻に対して主な責任のある配偶者は、原則的にその破綻を理由に離婚を請求することはできない」と説明した。

ホン・サンス監督が、控訴を断念した理由として「作品活動」を挙げ、キム・ミニと「夜の海辺で一人」と「クレアのカメラ」「その後」「GRASS」「川沿いのホテル」まで、多数の作品で共演し、海外映画祭まで参加する大胆な行動を見せただけに、新たな作品を披露するかどうかに注目が集まっている。

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記者 : ペ・ヒョジュ