どんなに逃れようとしても逃れることができなかった。逃れようとする分、台風の目に吸い込まれた。INFINITEから始まった台風は誰も簡単に鎮めることができなかった。

本日(19日) 0時、INFINITEの6thミニアルバム「INFINITE ONLY」が発売された。1年2ヶ月ぶりに完全体としてミニアルバムでカムバックしたINFINITEは、タイトル曲「The Eye」をはじめ、計7曲を準備した。先行公開された予告イメージでメンバーたちは、切なさと強烈さを行き来する雰囲気を伝えた。

タイトル曲「The Eye」は、INFINITEの「Back」「Destiny」「Bad」などを手がけたWoollimエンターテインメント所属のプロデューサーチームRphabetの作曲家BEEが作った曲だ。ドラマチックな構成の「The Eye」は終わらない別れを台風の目に例える歌詞で象徴的な意味を盛り込んだ。

強烈な旋律の同曲はINFINITE特有のダンスナンバーを継ぐ曲でもある。リードボーカルのソンギュから始まるパートはメンバー別にバランスよく分けられており、それぞれの歌声が曲の魅力を高めている。

「The Eye」は終わった別れと過ぎた台風を見つめている。すべてからようやく放たれたと信じた瞬間、それは錯覚だった。思い出に包まれ、到底逃れることができず、その記憶の中に閉じ込められていることが分かった。美しかった愛、幸せだった2人、輝く記憶は結局痛みに変わった。

「終えることのできなかった別れの後 別れと別れ 僕に残された縁と縁 君から逃れようとしても遠くに逃げようとしてもまた飲み込まれる 君に/ 終わることのできない別れの後 別れと別れ 僕に残された愚かな未練 君を忘れることができない 消すことができない 目に留めた罪で 君の目の中に閉じ込められた僕 閉じ込められた僕」

「The Eye」のミュージックビデオは、メンバーのエルが主人公を演じた。傷ついたエルは過去を探した。そこでエルは痛みと怖さの中で倒れた。手に負えない悲しみに涙が落ちた。ソンギュ、ドンウ、ホヤ、ウヒョン、ソンヨル、ソンジョンと絡み合ったエルは混乱した。その記憶から逃れたエルはさらに深い混沌の中に陥った。