キム・レウォン&キム・アジュン主演「パンチ」初放送、密度のある展開+カリスマ性溢れる演技に好評の声

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「パンチ」スクリーンショット
「追跡者 THE CHASER」「黄金の帝国」など、重厚な作品を執筆してきたパク・ギョンス脚本家の「パンチ」がベールを脱いだ。

韓国で15日に初放送されたSBS月火ドラマ「パンチ」(脚本:パク・ギョンス、演出:イ・ミョンウ)は二度と戻れないこの世と別れる男、最高検察庁の反腐敗部捜査指揮課長であるパク・ジョンファン(キム・レウォン)検事の人生最後の6ヶ月を描いたドラマで、キム・レウォン、キム・アジュン、チョ・ジェヒョンが検事としてキャスティングされた。

第1話ではパク・ジョンファン検事が様々な捏造も辞さずイ・テジュン(チョ・ジェヒョン)を検察総長に作る内容がスピーディーに展開された。パク・ジョンファンは7年前に自身を救ってくれたイ・テジュンに忠誠し、彼のためなら卑劣なことも辞さなかった。しかしパク・ジョンファンの元妻であるハギョン(キム・アジュン)は急発進事故を捜査する過程で自動車会社で不良部品を使ったことを知り、当時経営陣だったイ・テソブ(イ・ギヨン)が絡んでいることに気づく。しかしイ・テソブはジョンファンがサポートしているテジュンの兄だった。ジョンファンは自身の娘を救ってくれた運転手の代わりにテジュンの肩を持ちながらハギョンの捜査を邪魔した。

これに停職になったハギョンは捜査を行うことが難しくなると、検察総長内定者であるイ・テジュンの聴聞会に証人として出席することにした。しかしジョンファンは彼女に養育権の訴訟まで言及しながら証人出席を諦めなさいと強要した。しかしハギョンを断念させたのはジョンファンの脅迫ではなく、彼が脳腫瘍という診断を受けたことだった。結局ハギョンは証言を諦め、イ・テジュンは検察総長の座に上ることになった。

この日の放送ではテジュンとジョンファン、ハギョンの対立関係と人物たちの性向をスピーディーに描いた。特に複雑な権力構図とどんでん返しを続ける展開がパク・ギョンス脚本家特有の筆体で描かれ、視線を集めた。密度のある展開と共に俳優たちのカリスマ性溢れる演技が視聴者を引き込んだ。

卑劣だがその裏に人間味も備えていそうなイ・テジュンを演じたチョ・ジェヒョンをはじめ、テジュンのために子どもの養育権まで利用する血も涙もない姿を見せたが、今後変わることを予告した検事ジョンファン役のキム・レウォン。不義の前で意志を折ろうとしなかった勇敢な女検事キム・アジュンの活躍も配役に溶け込み、視線を引き付けた。チェ・ミョンギルはカリスマ性溢れる法務部長官ユン・ジスクに扮し、チョ・ジェヒョンと激しい対決を繰り広げながら興味を加えた。

これに対して視聴者は「時間が流れるのも忘れて没頭して見た」「しっかりとした演技力と脚本家の筆力が調和した」と期待を隠せなかった。

今後卑劣すぎる男に見えたジョンファンの変化が予想される中、テジュンとジョンファン、ハギョンの葛藤と対立がどのような展開を迎えるかに関心が集まっている。

記者 : ハ・スナ