TOP.IC「可愛くも若くもないけれど、音楽だけは魅力的」

OhmyStar |

写真=HiCCメディア
子供の頃からバンドのボーカルとして活動し、歌手としての夢を育ててきたサン。一人で家を守りながら、寂しくなるたびに音楽を友にダンサーとして活動したパク・ジュヒョン。「パク・ジニョンの英才育成プロジェクト-99%の挑戦」に出演したユン・ビンナラ。ドレスやステージが好きでバイオリンを専攻していたが、留学をやめて別の道を模索するようになったチョン・ジョンアまで。TOP.ICは、それぞれ異なる4人のメンバーが集まって1つのカラーを生み出している。

バイオリンとラップを担当するチョン・ソンアと、ピアノと歌を担当するユン・ビンナラ、DJとラップ、パーカッションを担当するリーダーパク・ジュヒョン、ギターと歌を担当するサンで構成されたTOP.ICは、3年前に一人、二人と出会い始め、1年ほど練習してデビューすることになった。最初は互いを鋭い目で注視していたが、デビューシングル「See You Again」を発表した今では、誰よりも信頼できる心の支えになっている。

バンドがダンス曲?「気楽で楽しい音楽をしたい」

演奏できる楽器も多く、最初からバンドとして自分たちを紹介したが、デビュー曲「See Ya」は、他のガールズグループとさして変わらないダンス曲だ。パク・ジュヒョンは「私たちの特性はアコースティックだ。でも、人々に親しみやすいダンス音楽からスタートした。親しみやすい存在になってから、収録曲『Not Pretty』で私たちのカラーをもっと見せようと思っている」と説明した。

「See Ya」は所属事務所の代表が選択した曲だ。世間にお披露目する新人グループなので、いくら確固たるカラーがあるとしても自分たちの意見を強くアピールするのは容易なことではなかった。サンは「『See Ya』はバンド的な特性は強くないけれど、『世の中を楽しくするグループ』という私たちのモットーと合致している。気楽に楽しめるのでこの曲を選んだのではないかと思う」と打ち明けた。

「活動を短く終わらせることはないと思います。『See Ya』は音楽的には完全に私たちのカラーというわけではないので悩んだりもしましたが、後続曲を通じて新たな姿をお見せできると思います。気楽な姿もお見せして、アコースティックな感性もお見せします。長い時間をかけて活動するので、頑張ります」

デビューが遅い?「最初で最後と思い、歯を食いしばった」

末っ子のユン・ビンナラが26歳だ。10代後半からデビューする他のグループに比べると、年齢的には遅めだ。4年ほど現在の事務所に所属しながらTOP.ICの軸になったチョン・ソンアは「デビューできるという確信があったというよりは、今まで夢を追って来たんだと思う」と述べた。パク・ジュヒョンも「デビューするには遅いと思ったけれど、『最初で最後、本当に頑張ってみよう』と歯を食いしばった」と述べた。

チョン・ソンアのおじさんはお笑いタレントのチョン・チャヌだ。チョン・チャヌをサンパ(おじさんという意味のサムチョン+お兄さんという意味のオッパ)と呼ぶというチョン・ソンアは「おじさんに(歌手の仕事を)始めることを知らせなかったけれど、後で家族が集まった場で打ち明けた。最初は『どうしてもやらなきゃいけないのか。大変な仕事だから、耐えられないかもしれない』と言われたけれど、レコーディングの時は『緊張せずに頑張るんだ。自身が最高だと考えなさい』と励ましてくれた」と感謝の気持ちを表した。

可愛く、カッコよく、しかも若いアイドルグループの中で、堂々と存在感を見せたいというTOP.IC。彼女らは「音楽で魅力をアピールしたい」と話す。世の中を生きる人々のストーリーや日常のストーリーをお届けしたいと覚悟を決めるTOP.ICの活躍を期待したい。

記者 : イ・オンヒョク