エディ・キム、ユン・ジョンシンから大きく期待されるアーティスト…彼の素顔とは?

TVREPORT |

写真=TVレポート DB
エディ・キムが所属するMYSTIC89の代表でもあるユン・ジョンシンは「エディ・キムは韓国の歌謡界、大衆音楽界に必要な歌手だと言える。ユン・ジョンシンそしてMYSTIC89(所属事務所)が一押しする歌手だ。歌手と歌さえあれば、韓国を超えて海外のファンも虜にできるのがこの市場である。エディ・キムがそのスタートとなるだろう」とエディ・キムを積極的に推薦した。ユン・ジョンシンというブランドの相当部分を諦めることになっても、エディ・キムの活動を積極的に支援するとのことだ。果たしてユン・ジョンシンの信頼を受けているエディ・キムとはどのような歌手なのだろうか。


「SUPER STAR K4」のキム・ジョンファンから新人歌手エディ・キムに

エディ・キム:事務所(MYSTIC89)に先輩たちが多く、音楽的な支援はたくさん受けている。今回のアルバムの結果も思ったより良くて気に入っている。練習生として過ごした期間がない僕だが、支援のおかげで結果が良かったと思う。音楽の勉強はたくさんしてきたが、デビュー以降、実践的な経験の浅さや足りない部分をたくさん感じた。新人なので仕方がないと思う。あらゆる方面で学ぶべきものが多い(笑) 今の事務所ではみんな僕を認めてくれる。ユン・ジョンシン兄さん(あるいは代表)が権威的でなく、とても配慮してくれる。アーティストたちの満足度が高い。特にメンバー間のファミリーシップが素晴らしい。

「SUPER STAR K4」では僕の性格があまり出ていなかった。元々は冗談を言ってはしゃぐのが好きなタイプだが、オーディション番組に出演していた当時は軍人の身分だったのでおとなしく振る舞った。僕が陸軍を代表している部分もあるので、恥をかかせることはできなかった。音楽的な部分もオーディションの際にはコンセプトがはっきりと決まっていたけれど、今は多彩なものに挑戦できる。

あえてエディ・キムという芸名でデビューした。「SUPER STAR K4」のキム・ジョンファンとして得た認知度を活かすつもりはなかった。当時キム・ジョンファンとしての僕は無口な男でユ・スンウを微笑ましく見守るイメージだった。しかし、実際のエディ・キムは家で末っ子としてふざけたり、いたずらもよくする。キム・ジョンファンが本名だが、むしろ実際の僕とはかなり違っていた。

「SUPER STAR K4」の出演者たちとの仲間意識は強い。戦友みたいな感じなので、お互いに親しく過ごしていた。今も頻繁に会う。特にチョン・ジュニョンとはよく遊ぶし、ユ・スンウは音楽的にもまた友人としてもリラックスできる(笑)


音楽に意欲を見せた子供そして息子を信じて投資した両親

エディ・キム:中学1年生の時から音楽をしてきた。家でも僕を信じてくれて、教育も受けさせてくれた。それからは何も考えずに集中した。両親は色々なプロデューサーに会って認めてもらったら音楽をしてもいいと約束してくれた。両親は事業をしていたので、息子の投資価値を見抜いたらしい。的中したと言えよう(笑)

ギターは独学で学んだ。作曲する時に不便ではない程度に弾ける。演奏は自慢できるレベルではない。作曲とボーカルに一番自信がある。他の曲より自分が作った曲を表現する際にボーカルも際立つ。幼い頃からポップソングをたくさん聞いた。そのおかげで白人の感性で黒人のボーカルを表現できるようになった。

オーディション番組を終えて軍隊に戻り、考える時間はたくさんあった。アメリカに戻る代わりに、韓国でデビューをする方向で決めた。音楽的にも成熟してきた。アメリカに留学したのは、学位を取るためではなかった。卒業証書をもらうために復学したくはなかった。何かを学ぶために戻るなら、1学期でも2学期でも楽しんで帰る。今は歌手活動そのものがスキルを学ぶ過程だと思っている。

冒険心は強いほうだ。二つに道が分かれているとすると、難しいほうを選ぶ。なぜなのか分からないが、まずはやってみようという気がする。そのような経験が今の僕に助けになっている。自分の判断を信じ、躊躇うことなく大胆に進めてきた。アメリカのボストンへ留学に行き、音楽とは関係ない特攻隊を選んだ理由もそれだった。


歌手は歌だけ?領域を崩すミュージシャン!

エディ・キム:もともと性格は楽天的でポジティブだ。留学中にも寂しくて泣き出す友人たちを慰めた。クールな性格なので恋愛経験が多い女性が理想のタイプだ。友達同士のようなリラックスできる恋愛が好きだ。でも、切ない感情を歌うようになってから、これ以上そのような恋愛をしてはいけないと思うようになった(笑)

個人的に、音楽をする時は完璧主義だ。それでいつも物足りなさを感じる。一つでもきちんと見せたい。そのようなところも事務所とは相性が良い。やってみたいことがあまりにも多い。しかし、少しずつ余裕をもって完璧だと感じた時に一つずつ出してみたい。ジャンルへの挑戦は休むことなく続けていきたい。音楽的な大きな枠から見て、全部挑戦してみたい。自分の歌も作り、人に曲を提供したり、人から曲も提供されたりしたい。多くのコラボレーションも並行したい。

幼い頃は、ステージの上に立つ歌手を夢見ていた。ボーカルのレッスンや音楽理論の授業を早くから受けていたので、僕の曲へのこだわりができた。その時からシンガーソングライターを目標にしてきた。“オムチナ”(勉強ができて性格もよく、何でもできる完璧な人)よりは幸運児という表現が僕には似合う。今までの試練はまだ耐えられるものであった。

音楽の上手い人が前に立たなければいけない。必ず生活に困りながら音楽をする必要はない。商業的に成功してこそその次があるのだ。最近のアイドルグループのマーケティングもそうだ。固有の領域を崩し、多方面に活動しているので手にするものも多い。僕が好きなものを大衆も好きでいてくれるということは本当に恵まれている。公演をするのは本当に良い。これからチャンスがたくさんあればと思う。音楽は、やっている人が楽しくないと本当に大変な分野だ。これからも楽しくやっていきたい。

記者 : キム・イェナ