超新星 ソンモ&ジヒョク主演映画「愛の言葉」“心に残る映画になってほしい”

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人気グループ超新星とノ・ミヌの主演による、初恋をキーワードにしたイノセントラブシリーズ3作品が、全国順次公開作品が全国順次公開される。3作品それぞれに違ったテイストを持たせながら、どれも初恋をモチーフに、切ない愛の物語を繰り広げる。

日本で圧倒的な人気を誇る超新星。そのメンバーのうち、ソンモとジヒョクが主演する『愛の言葉』が、イノセントラブシリーズ3作品の先頭を切って5月31日(土)よりシネマート六本木他全国順次5月31日(土)よりシネマート六本木他全国順次公開される。
劇場公開に先駆け、5月11日「愛の言葉」の先行プレミア上映会の舞台挨拶に登場したソンモとジヒョクにインタビューを行い、撮影秘話や共演者とのエピソード、演技について聞いた。

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―主演映画となりますが、「愛の言葉」が公開される心境はいかがですか?

ジヒョク:ソンモと2人の映画が公開されること自体が不思議な気持ちなんですが、今は皆さんの反応がすごく気になります。あと、見てもらって心に残る映画になってほしいなという気持ちがあります。

ソンモ:僕もジヒョクが言った通り、1番はやはり皆さんの反応が気になっています。初めて映画に出演したので緊張しすぎて、うまくできたのか今も心配しています。でも、毎日毎日楽しく撮影ができたので、一言で表すとこの映画に出演できて幸せでした。

―それぞれの役どころで難しかった点はありますか?

ソンモ:僕は話すことができない人物なので、“表現”するのが1番難しかったです。表情で出さないと伝わらないので、それが1番難しかったです。それと、自転車に乗るシーンがちょっと大変でした。インハに急いで会いに行くシーンがあるんですが、高速道路をすごいスピードで走って、その後自転車を投げ捨てて泣くシーンで、それを1テイクで撮ったんですが、それがちょっと危なくて、1番難しいシーンでした。

ジヒョク:ロミーというキャラクターについては理解できて、どういう風にしようというのがあるんですけど、それを一旦自分の体を通して表現すると、自分がいつも持っている癖が出てしまって。例えば視線の送り方、歩き方……。理解していても、僕“ジヒョク”が表現することでそれはロミーではなくなってしまう……というのが難しかったです。映画の最初の方で歩くシーンがあったんですけど、僕は普段から手足とか使って動きのある歩き方をする方なんです。でも、監督から「ちょっと待って、ロミーはそうじゃないと思う」と言われて、ロミーをすごく理解しているつもりなのに、自分の癖が出てしまってジヒョクを表現していたんです。それが分かってからちょっと難しくなりました。ロミーとしてどういうキャラクターを表現すべきか考えなくてはいけないなと思うようになりました。


「感情表現を準備の仕方をチン・セヨンさんから学びました」

―なるほど、演じるということを考えたんですね。撮影中、監督からそういった指示はたくさんあったんですか?

ソンモ:監督からは撮影の2週間ぐらい前に連絡が来て、この映画は勉強になるよと言ってもらいました。キャラクターのために色々教えてくれました。

―本作のために、何か参考にした映画やドラマはありますか?

ソンモ:日本のドラマで「愛なんていらねえよ、夏」を見ました。そこにも、目の不自由な人物が出て来ますし、渡部篤郎さんが演じていた役がジヒョクが演じたクールなかっこいい雰囲気の役だったので、2人で見ました。それから、中国の「言えない秘密」という映画を見てピアノのシーンを参考にしました。

―ヒロインのチン・セヨンさんは目が不自由な役でしたが、お互いに演技は難しくなかったですか?

ソンモ:チン・セヨンさんは若いのに本当に演技が上手で、僕たちはとても勉強になりました。逆に僕たちがチン・セヨンさんの邪魔になってしまったんじゃないかと心配になりました。

ジヒョク:チン・セヨンさんも目が見えないというキャラクターは初めてだったらしいんです。僕たちは撮影に入るまでずっと冗談を言ったりしていたんですけど、チン・セヨンさんは、例えば座っているシーンだったらそこに座ってずっと集中している姿を見せてくれたんです。それをすごく見習って僕たちも集中しなきゃと思いながら、チン・セヨンさんが“私は見えていない”と考えているように、僕たちも“見えない人”と思いながら感情表現を準備する、というような姿勢をチン・セヨンさんから学んだような気がします。

ソンモ:雨が降るシーンで顔が近づくところがあるんですが、僕が目の前にいるからチン・セヨンさんの目がどうしても少し自然に動いてしまうことがあったんです。それで、僕が「僕の口唇を見ながらセリフを言ってね」と言ったら、NGなしでワンテイクでOKをもらえました。チン・セヨンも背がちょっと高くて、僕の口唇が彼女の目とちょうど高さが合ったので……ドキドキしますね(笑)


「ソンモにこんな才能があるんだなと新しい発見だった」

―ソンモさんとジヒョクさん、2人の中でもこういう風にしようと話し合ったことはありましたか?

ジヒョク:2人が一緒に出るシーンがあまりなかったので、ソンモさんは今から始まる恋ですし、僕は過去の恋で、各自チン・セヨンさんを間に置いて愛を表現しなくてはいけないという立場だったので、実際に僕たち2人で話すというのはあまりなかったですね。

ソンモ:僕が演じるテオはジヒョクが演じるロミーが嫌いだし、ロミーにはテオがすごい邪魔になるし、それで2人のシーンを練習すると、自然な感じが出なくなってしまうので、撮影中はわざと楽屋とかでも離れていたんです。映画でも2人は初めて会うし、友達でもないので、それで距離を置くようにしていたんです。

―では、完成された映画を見てそれぞれお互いの評価はどうですか?

ジヒョク:最初撮影が始まったばかりの時は2人ともお互いのシーンのモニターチェックをすごく頑張って見てあげたりしたんですけど、やっぱりなんとなくぎこちなくなって、だんだん見なくなったんです。そして徐々に集中していくと、ロミーとしては2人のシーンはあまり見たくないというのもあって。それで、映画として完成されたものを見たら、本当に初めて見るシーンもたくさんあったんですけど、正直すごくびっくりしました。あまりにもテオそのものだったので、すごいなと思いました。ソンモは普段あまり自分の話をしないので、演技に対する情熱や才能が分からない部分があったんですけど、こういう才能があるんだなとか、こういった面があるんだなという、ひと言で言うと新しい発見がありました。

ソンモ:いやー、ありがたいですね。でもジヒョクじゃなく観客の皆さんに褒められたいです(笑)

―(笑) では、逆にソンモさんはジヒョクさんの評価がいかがですか?

ソンモ:僕はジヒョクの演技については上手なことを元々知っていたので、心配していませんでした。でも、さっきジヒョクが自分でも言っていたように、今回のキャラクターの性格が正反対で毎日毎日悩んでいるのを見ていて、プロ意識を感じました。最初は自分の感情やキャラクターの調節ができなくてピリピリしていたんですけど、集中して2日目からは上手くできたと思います。ジヒョクはかっこいい男のキャラクターなので、とても似合っていたと思います。

ジヒョク:ありがたいです(笑)


「メンバーから僕への話はなくて、全部ソンモの話でした(笑)」

―他のメンバーからは何かコメントはありましたか?

ソンモ:僕は演技をしたのがミュージカル以外では今回初めてだったんですが、皆からはびっくりしたと言われました。演技もできたんだって(笑) アスファルトの上で泣くシーンを見て、ユナクとかグァンスが「びっくりした」「上手かったよ」と言ってくれて嬉しかったです。

ジヒョク:特に僕への話はなくて、メンバー全員、ソンモの話をしていました(笑) 演技はソンモだけが初めてだったので、正直メンバーの中で心配していたらしいんです。でも本人には言えないじゃないですか、「君、心配だよ」って(笑) それで、皆僕に言って来たんです。終わってからも僕の話じゃなくて、ソンモの感想を僕に言ってきて、「ソンモ、こうだったね」とか、そういう話ばかりでした(笑) なので、僕もどこかに行くと自分の話より、ついソンモの話になっちゃいます(笑)

ソンモ:(笑)

―それでは、最後に映画のタイトルにかけて、ソンモさんとジヒョクさんの「愛の言葉」と、ファンの方へメッセージをお願いします。

ソンモ:僕の愛の言葉は「皆さんは僕が守ります」です。ライブとかでも皆さんに伝えている言葉で、いつも「Milky Way、俺が守る~」と言っているんですが、今回は映画を見てくださった皆さんに伝えたい言葉です。初めての映画で足りないところもあると思うんですが、僕たちが伝えたかった言葉を分かってくだされば、それは成功したと思いますので、皆さん楽しみに是非映画を見てください。

ジヒョク:僕の愛の言葉は「皆さんは僕たちの愛の宝物」です! 2人で出演した映画なので、どういう映画なんだろうとか、よくあるアイドル映画なのかなとか、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に心を込めて作った映画で、真剣に向き合った映画なので、是非見ていただきたいと思います。僕たちが皆さんに素敵な思い出をプレゼントしたという風に思っていただければと思います。

 
「愛の言葉」
2014年5月31日(土) より全国ロードショー
出演:ソンモ(超新星)、ジヒョク(超新星)、チン・セヨン
監督:ハン・サンヒ『初雪の恋 ヴァージン・スノー』

2014年/韓国/92 分/スコープサイズ/カラー/ステレオ
制作:アポロンシネマ/配給:ハピネット
(C) Apollon cinema. 2014

【INNOCENT LOVEシリーズ】
初恋をキーワードに制作された三作品…心に沁みわたる 美しくて、切ない、至極のラブストーリー

公式サイト:http://innocentlove-movie.com/

記者 : Kstyle編集部