Nine Muses「GLUE」音楽番組のカメラワークを徹底比較分析

10asia |

“モデルドル”(モデル+アイドル)らしい威厳がステージから感じられる。Nine Museは12月4日に新曲「GLUE」をリリースし、セクシーコンセプトで帰ってきた、“25禁セクシー”を掲げたNine Museは、タイトな全身タイツルックで大胆にボディラインをアピールし、パンツは足首からウェストまで透けて見えるシースルールックでキメて脚線美を引き立てた。特別華やかな振り付けはなかったが、Nine Museのメンバーたちのスラっとした脚線美と大胆な動作はランウェイを歩くモデルを連想させる。5:4、4:4:1、7:2など、9人のメンバーをフルに活用した大きな構図もステージを豊かに見せた。そして腰を軽く回す骨盤ダンスからは、セクシーさの中に可愛らしさが見え隠れする。果たしてどの音楽番組がNine Museの本当の魅力を見ることのできる「GLUE」を最も上手に捉えることができたのだろうか。


1.V字に隊列を組む振り付け
「M COUNTDOWN」=「ショー 音楽中心」>「ミュージックバンク」>「人気歌謡」

Nine Museは1節目と2節目の間の男性の機械音声が流れる時、一列に並び軽くステップを踏みながらV字型に並ぶ。この時、一列の状態からV字に広がる自然な動きを上手く捉えなければならない。Mnet「M COUNTDOWN」は正面からフルショットで正確に映しながらステップ通りにカメラを捉えたため、正確な動きを効果的に捉えることができた。MBC「ショー 音楽中心」はアングルを徐々にズームアウトしながら最後にフルショットで捉えたため、一列に並んでいたメンバーが両方に大きくV字型の隊列を作るNine Museの動きとカメラのアングルが同時に動いた。「M COUNTDOWN」が教科書だとすると「ショー 音楽中心」は塾の問題集だろうか。KBS「ミュージックバンク」はフルショットを維持したまま右側と左側に立ち、アングルを徐々に動かしながらNine Museの動きをカメラに収めた。SBS「人気歌謡」は、始めは正面から映していたが、しばらくすると側面の上からソンアをアップで映したため、他の番組と比べて振り付けを正確に捉えることができなかった。


2.ドミノ倒しのような振り付け
「ミュージックバンク」>「ショー 音楽中心」>「M COUNTDOWN」>「人気歌謡」

ウンジの最初のラップパートでお尻を叩く振り付けの後、すぐにウンジの手の動きから始まり、ソンアまでドミノ倒しのような振り付けが始まる。「ミュージックバンク」は最初からドミノ倒しのように順番に踊るNine Museを効果的に捉えた。「ショー 音楽中心」は始めはウンジをカメラに捉えたが、素早くフルショットで画面を変え、Nine Museの全体の動きを捉えるという瞬発力を見せた。「M COUNTDOWN」はウンジが立っている方向から見た視点でカメラのアングルを捉えたため、斬新なカメラワークを見せながら動きも正確に捉えた。しかし、最初の部分でソンアが映っていなかったことで物足りなさを残した。「人気歌謡」はウンジからソンアにカメラを移しながら振り付けをカメラに捉えようと努めたが、Nine Museの動きよりもカメラの動きの方が速く、むしろ逆効果であった。


3.ウンジとイユエリンのハイタッチ振り付け
「ショー音楽中心」>「人気歌謡」>「M COUNTDOWN」=「ミュージックバンク」

ウンジとイユエリンの2番目のラップパートでは、2人がステージの真ん中に立ち呼吸を合わせながら踊り、残りのメンバーたちはモデルのように歩きながら円になって二人のパートを引き立てる。ここで重要なポイントが3つある。メンバーたちが円形を作り、腰を後ろに倒す振り付けと、ウンジとイユエリンがハイタッチする動作、そしてイユエリンが座る動作だ。ほとんどの音楽番組はハイタッチと座る動作を正確に捉えた。しかし、残りのメンバーの動作まで正確に捉えた番組は「ショー 音楽中心」と「人気歌謡」だけであった。その中でも「ショー 音楽中心」が広がったメンバーたちが円形を作りながら隊列を作る動きを洗練されたカメラワークで捉えた。


4.総評
「ショー 音楽中心」>「M COUNTDOWN」=「ミュージックバンク」=「人気歌謡」

Nine Museの「GLUE」は「ミュージックバンク」と相性が良かった。「ミュージックバンク」特有の広いステージと正確なカメラワークが、Nine Museの大胆で大きな動作とシンプルでありながらも洗練された振り付けとよくマッチしていた。「ショー 音楽中心」と「M COUNTDOWN」も広いステージを用意した。また「ショー 音楽中心」と「M COUNTDOWN」だけが後半部のセラのアドリブを上手く捉え、隠れているボーカルの振り付けも捉えるカメラワークを見せた。「人気歌謡」が振り付けのカメラワーク順位で4位になったにもかかわらず、総評で「ミュージックバンク」や「M COUNTDOWN」と同じ順位になった理由は、ステージセットが丁寧に作られていたからだ。4つの音楽番組の中で「人気歌謡」が唯一、Nine Museを象徴するシンボルと花びら、そしてモデルにスポットライトを当てるような舞台装置を使い、ステージを豊かに演出した。

記者 : パク・スジョン、写真提供 : Mnet・KBS・MBC・SBS、翻訳 : チェ・ユンジョン