LADIES' CODE「ライバル?自分たちのことでいっぱいいっぱい」

OSEN |

女性の憧れとなる女性を夢見るガールズグループLADIES' CODEが、「CODE#2 PRETTY PRETTY」で帰ってきた。「CODE#1 悪い女」で第一歩を踏み出してから、ちょうど6ヶ月ぶりの帰還だ。悪い女から可愛い女に変わったため、正反対とまでは言わないまでも、とにかく相当変わったわけだ。

インタビューのために合井洞(ハプチョンドン)で会ったLADIES' CODEは、カラフルな衣装に華やかなメイク、そして無邪気な笑顔が加わり、爽快な雰囲気を発散していた。かわいくなったのか、それとも自分たちがかわいいということを悟るようになったのか、メンバーたちの顔には自信が満ちていた。

「頭から爪先までかわいい」とステージで叫ぶが、訳あっての台詞のように思えた。まず、「悪い女」から「PRETTY!PRETTY!」に変わったギャップについてさりげなく聞いてみた。

「デビュー曲では悪い女の姿をお見せしましたが、今回はハツラツとした姿です。でも、正反対の姿ではありません。当時と今の共通点があるとすれば、それは女性の心を代弁したい、女性のあこがれとなるグループとしての凛々しさです。女性としての自尊心や自信を披露したいと思いました」(ソジョン)

“新人賞候補”と言われれば誇らしくなる

「音楽的にはブラス(brass:金管楽器)が共通して入っています。『悪い女』『PRETTY!PRETTY!』、そして先行配信したアルバム収録曲『Hate You』まで……どこか、高級さが感じられませんか?」(アシュリー)

自信にも満ちているはずだった。LADIES' CODEは、2013年にデビューしたグループの中で、実力でもルックスでもダントツで際立っているグループであることは言うまでもない。配信を始めた楽曲が、新人としては異例にも全て良い成績を収めており、今年の年末の授賞式での有力な新人賞候補として早くも取り上げられている。

「たまに記事をみると、新人賞候補として私たちのことに触れてくださることがあります。新人にしては際立っていたと。その度に誇らしくなりますし、とても嬉しいです」(アシュリー)

「周りでもLADIES' CODEというグループは知らなくても、デビュー曲『悪い女』は知っています。外出する機会はあまりないですが、周りの友達があちこちで私たちの歌を聞いたと話してくれました」(ソジョン)

歌による差別化は、確かにLADIES' CODEならではの強みだ。Mnet「the VOICE of KOREA」出身のソジョンが爆発的な歌唱力を持っているだけでなく、メンバー個々人の歌唱力も高いレベルだ。その上、「悪い女」でタッグを組んだヒットメーカーのSuper Changddaiがもう一度アルバム全曲の作詞・作曲・編曲・プロデュースを担当し、完成度を高めた。メンバーそれぞれの努力がその上さらに加えられた。

「全ての面で努力を注ぎました。レコーディングの時もさらに気を遣いましたし……『悪い女』の時よりそれぞれのパートも増えました。うちのグループはステージで生歌を披露しているだけに、ステージでの表情の管理にも毎回苦労しています」(リセ)

表情の話が出ると、メンバーから笑いが漏れた。以前の「悪い女」の時はカリスマ性溢れるステージで無表情を貫いていたLADIES' CODEが、今回の「PRETTY!PRETTY!」では可愛い表情とポーズをこなさなければならなかったからだ。アメリカ育ちで表情が豊かなアシュリーが特にキュートさを出すのが得意で、グループの末っ子ジュニが意外にも一番苦労したと打ち明けた。

「もともと本当に無愛想なタイプなんです。可愛い表情はアシュリーさんが自然でした。Girl's Dayのミナ先輩が音楽番組で多彩な表情をするのを見ながら、一生懸命練習しました」(ジュニ)

ミュージカル顔負けのステージ…次に何を見せるか心配

「PRETTY!PRETTY!」のステージで以前とは違って可愛い表情が追加され、変化を試みたが、歌とパフォーマンスを極大化したLADIES' CODE独特のミュージカルを連想させるステージはそのまま維持された。

「ステージはさらに大きく華やかになりました。曲のリズムが少し早くなりましたし。ファンキーなリズムに合わせて振り付けがポップな感じに変わったし、ダンサーたちと一緒に踊るダンスも華やかで大きくなりました」(リセ)

「『悪い女』の時のように、ミュージカルっぽいコンセプトです。今回はリセ、ウンビのソロパートで、ミュージカルに出そうなパフォーマンスが登場します。また、ヤン・ドングン先輩がフィーチャリングしてくただったのもポイントですね」(アシュリー)

「踊りながら歌うのが、以前よりも増えました。何かもっとお見せしようとしていたら、ライブステージをこなすのが大変なほど準備するようになりました。なので……もう次のアルバムが心配になります」(ウンビ)

2013年の新人グループとインタビューしていて「ライバルは誰か」と質問すれば、よく返ってくる返事にLADIES' CODEが多くいた。自分たちも知らないうちに多くの人の標的になっている当事者たちに、同じ質問をしてみた。返ってきた返事は簡単だった。自分たちこそが、最大のライバルだということだった。

「私たちはいつも、自分との戦いだと思っています。自分たちのことを気にするのでいっぱいいっぱいなので。他人のことを気にして羨ましがる時間に、もっと一生懸命練習するつもりです。新人賞ですか?当然、必ず、是非、受賞したいです」(ソジョン)

記者 : パク・ヒョンミン、写真 : パク・ジュンヒョン