“除隊まで後8日”RAINのカムバックへの期待 vs 心配

OSEN |

8日後の10日に除隊し“歌手RAIN(ピ)”に戻る“軍人チョン・ジフン”への視線が大きく二つに分かれている。

いずれにせよ韓国初の“ワールドスター”とのタイトルをつけられた大物スターのカムバックという点で期待が高い一方、軍服務の間落ちたイメージを一気に回復できるかを懸念する意見もある。

RAINは韓国のダンス歌手の中で最も幅広くアジア市場を席巻し、この市場性を土台に米国に最も先に進出したケースだ。その結果は満足できる水準ではなかったが、米国、カナダ、豪州などを含めたワールドツアーを初めて試み、韓国の芸能人としては初めてタイムズ誌が選んだ、世界で最も影響力のある100人に選ばれたスターでもある。この過程で、多少早く付けられたワールドスターという修飾語が、韓国内の一部の人には抵抗感をもたらしたが、彼が“韓国の芸能人”としては初めてハリウッド映画「スピード・レーサー」を経て「ニンジャ・アサシン」の主演にまで抜擢されたのは、文句のつけようのない成果だ。

米国では、RAINのお陰でハリウッド作品にアジアのトップスターを起用することに対する前向きな反応を見せており、RIANの除隊を控え、様々なルートで米国活動へのオファーが殺到した事実がこれを裏付けている。RAINはまず、ハリウッド映画などの活動よりは、歌手としての活動を優先しているという。

一番有力なパートナーはジェイ・Zだ。RAINはジェイ・Zが設立したヒップホップ事務所ロック・ネイション(Roc nation)との契約を調整している。除隊して直ぐ、本格的な動きが始まる見込みだ。ロック・ネイションにとっては、アジアなどにおけるRAINのスター性が魅力的で、RAINにはロック・ネイション所属のワールドスターとのコラボ及び米国活動の活路が魅力的だ。

RAINも軍入隊前、非公式の席で記者団に対し「米国では芸能人の2年の空白が大きいことではないと聞いた。除隊してからより大きい絵を描けることと期待する」と語ったりもした。

問題は韓国内の情緒だ。RAINは大衆が長く溜めてきた芸能兵士への不満を1人で背負う形となった。既存の芸能兵士は除隊後に休暇日数が問題となったことはあるが、既に過ぎたことで芸能兵士の実態が詳しく知られていない状態であったため、水に流された一方、RAINは芸能兵士の問題がもっとも“ホット”な時に除隊申告をしなければならず、全てを1人で背負う羽目になった。Mighty Mouth サンチュとSE7ENにはこれから反省し、挽回するための時間が1年以上残っているとすれば、RAINには10日も残っていないことになる。

もちろん、芸能兵士への関心を呼び起こしたのは、本人とキム・テヒの交際説及び脱帽歩行が発端ではあったが、申請した補職変更の許可が降りなかった上に、芸能兵士の間では通用していた問題点がRAINを通じて集中報道され、不本意で一番大きい被害を受けたケースでもある。

これは韓国歌謡界の有名なリスク管理専門家たちも「簡単ではないケース」と口を揃えている。彼が当然重視するであろう韓国での活動はもちろん、グローバル活動にも慎重になるしかない状況だ。彼が軍生活をしている間、SNSの発達でK-POPの国籍は既に崩れたため、韓国市場での反応がアジア市場に直結する状況で、このような大衆の反応はRAINには負担になるしかない。

一歩一歩がとても慎重になるとは思うが、RAINならではの誠実な魅力で難関を乗り越えられるかに対する関心が高い状況だ。回りの人も皆、初心に戻り一からやり直す気持ちで一生懸命にするようにとアドバイスしているという。

記者 : イ・ヘリン