「私たち結婚しました」オ・ヨンソさん、もう泣かないでください

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写真=MBC「私たち結婚しました」スクリーンショット
「夫はチャンソンですから」

オ・ヨンソが仮想結婚にピリオドを打ちながら流した涙が、人々の心を振り向かせた。

韓国で2日に放送されたMBC「私たち結婚しました」シーズン4で、MBLAQのイ・ジュンとオ・ヨンソの仮想結婚が終了となった。

イ・ジュンとオ・ヨンソは5ヶ月前に初めて出会った場所でこれまでの時間を振り返り、別れを迎えた。二人は少しぎこちなく、淡々とした様子だった。最後にイ・ジュンは、オ・ヨンソを抱きしめた。イ・ジュンは「本当に幸せで楽しかったよ。元気で」と話し、オ・ヨンソは涙ぐみながら「さよなら」と話した。

その後のインタビューで、イ・ジュンが結局渡せなかった手紙がオ・ヨンソに届いた。イ・ジュンの手紙には「短いといえば短い時間だったけど、本当にありがとう。どこでも応援してるよ。ありがとう」と書いてあった。手紙を読んだオ・ヨンソは涙を流しながら「手紙のように幸せだったなら嬉しい。ありがとうと伝えたい」と話した。制作スタッフがなぜイ・ジュンがこの手紙を渡したと思うのかと聞くと、オ・ヨンソは「夫はチャンソン(イ・ジュンの本名)ですから」と答えた。

オ・ヨンソの涙には、ありがたさと申し訳なさが込められていた。何よりも真心がテレビを通して伝わった。オ・ヨンソの行動ひとつ一つを“演技”と見ていたネットユーザーの心までつかんだ。

オ・ヨンソとイ・ジャンウの熱愛報道後、イ・ジュンはかわいそうな被害者、オ・ヨンソは完璧な役者という2つの基準が作られた。そのため、オ・ヨンソが負っていたであろう傷は見過ごされた。考えてみれば、イ・ジュンはもちろん、オ・ヨンソも被害者だ。

オ・ヨンソは女優にとって大事なイメージに大きなダメージを受けた。オ・ヨンソのイメージと人気は、デビューから10年かけて得られたものだった。オ・ヨンソは昨年KBS 2TV「棚ぼたのあなた」でパン・マルスクを演じ、デビュー10年目にしてライジングスターとなった。その後「私たち結婚しました」に出演し、MBC毎日ドラマ(月~金曜日に放送されるドラマ)「オ・ジャリョンが行く」の主演となり、勢いに乗っていた。

オ・ヨンソにとって「私たち結婚しました」への出演は、意味深いことだった。若い人々にさらに近づくチャンスだったのだ。オ・ヨンソはカリスマ性がありながらも、純粋な姿が好感を得た。特に、本当にイ・ジュンのことが好きであるように見えた。イ・ジュンが理想のタイプだと明かしたり、番組以外でも連絡していることが明かされたためだ。


オ・ヨンソとイ・ジュンを支持する視聴者が増えていたとき、熱愛報道が浮上すると、多くの人々は衝撃を受けた。オ・ヨンソの所属事務所は最初、熱愛を認めているようだった。しかし、その後「恋人と断定することは難しい」とし、最後には「絶対付き合うことはない」と強調した。このように発言を翻したことで、人々はイ・ジャンウとオ・ヨンソが交際していると考えた。その後、オ・ヨンソは13日、「私たち結婚しました」でイ・ジュンに熱愛疑惑を釈明し、傷つけたことを涙で謝った。しかし、このようなオ・ヨンソの釈明はむしろ毒となった。人々はオ・ヨンソがイ・ジャンウと付き合っているのに、演技をしていると考えた。

また、イ・ジュンの行動が熱愛報道後、大きく変わったため、オ・ヨンソの熱愛が事実かのように見えた。イ・ジュンが23日、ファンコミュニティに「僕はロボットなのか? 誰のために続ける? 我慢できるだけ我慢したし、僕にも意見というものがあるのに。あの人は心から謝ったことがあるのか? 目に見えているのに騙すのも申し訳ないし、僕も人間なんだから目に見えるような嘘の演技はできない」という書き込みを掲載し、再び問題となった。この書き込みをきっかけに、イ・ジュンとオ・ヨンソは降板することになった。MBCでは二人のスケジュール関係上、降板することになったと説明したが、熱愛疑惑の延長線上にあると見える。

オ・ヨンソとイ・ジャンウが実際、どんな関係なのかは誰もわからない。「私たち結婚しました」に出演しながら、他の人と交際するというのはおかしい。人の心が動くことをどうにかすることはできないが、裏切られた気持ちと衝撃を受けるのは事実だ。オ・ヨンソがイ・ジャンウとどんな関係であれ、熱愛疑惑が浮上してすぐに、「私たち結婚しました」から降板すべきだった。オ・ヨンソとイ・ジュンの続いた仮想夫婦生活は、二人に傷だけを残した。視聴者は最後の瞬間になってオ・ヨンソを理解した。結局、オ・ヨンソは熱愛疑惑が浮上してから1ヶ月が過ぎてから人々の心を得たのだ。

オ・ヨンソとイ・ジュンは「ヘンニム」(オ・ヨンソの本名)と「チャンソン」という名前を置いて、それぞれの位置に戻った。5ヶ月間の仮想結婚生活は思い出になった。これからの二人の活動に、「私たち結婚しました」のことが、足かせになってはならない。オ・ヨンソとイ・ジュンが「私たち結婚しました」で最後の1ヶ月間に失った、明るく、かわいらしいエネルギーを再び見せてくれることを視聴者は待っている。

記者 : ソン・ヒョジョン