MBLAQ イ・ジュン&T-ARA ソヨン、コミュニケーションで招いた2つの騒動“アイドルは会話が必要”

TVREPORT |

写真=TVレポート DB
ネット上に掲載した数行の文章が議論に火をつけた。わずか数時間後に起こる騒動は、その時予想することができなかった。ただ誰かとの会話が必要だっただけだ。テレビ画面の中の華やかな姿だけが目立つアイドルは、実は誰よりも寂しかった。

一日の差でMBLAQのイ・ジュンとT-ARAのソヨンは未熟な判断によるコミュニケーションで、非常に大きな波紋を呼んだ。イ・ジュンは自身の公式ファンコミュニティに、ソヨンはスマートフォンのSNSアプリに本音を打ち明けた。イ・ジュンが直接書いた内容であることは確認されたが、イ・ジュンは該当文章をすぐに削除した。問題は、その発言と関連付けられるバラエティ番組や人物に対する推測や議論が生まれ、ネット上を熱く盛り上げたことだった。

もちろん二人の所属事務所は直ちに公式コメントを発表し、言及されている番組と芸能人ではないと釈明した。むしろ事務所の不注意でこのような結果になったと主張し、謝罪の意を明らかにした。

一見同じように見えるこの二つの事件は、全く異なる反応を得た。イ・ジュンには同情する世論が広がった。特に自身のことを「ロボット」に例えた部分に対しては、彼の心境を擁護する声が殺到した。一方、ソヨンの場合は、昨年の夏、グループのメンバーが脱退した“T-ARA騒動”の余韻がまだ残っている中で起こったことであるだけに、ソヨンに対する非難の声はさらに厳しかった。

ソヨンはニックネームまでつけながら友人と一緒に一人の女性を叱咤し、不快感を表した。しかし誰かに対して陰口を叩いたという理由だけでソヨンを非難することはできない。誰かにヤキモチを焼いたり、憎む気持ちを持つこと自体がいけないわけではない。また、ソヨンはその人物の実名や写真は公開しなかった。ただ、芸能人として多くの人々が見ている空間で誰かの陰口を叩いたことは軽率で、指摘されるに値することである。

韓国のアイドルたちは、デビューするまでの数年間、練習生時代を経る。彼らにとって学生時代はほとんど存在しない。独特な職業を選んだため、同年代の人々とはまったく異なる人生を生きる。たくさんのことを得た分、諦めたり、失わなければならない分もかなり多い。

何より、アイドルの周りには人が多くいない。メンバーたちと所属事務所の関係者、あるいは一部の芸能人の同僚が全てである。それさえも、活動量や事務所の方針、個人の性格などを理由にうまく付き合うことができないメンバーが多い。

同じ衣装を着て画一化されたコンセプトと音楽に合わせて動くものの、彼らもそれぞれ違う感情を持っているはずだ。一人になったら寂しく、誰かと話をしたいと思う人間であるのだ。

もしアイドルが未熟な方法でコミュニケーションを試みたのならば、彼らを正しい方向に導かなければならない。彼らを相手に酷い攻撃を加えるという歪んだ態度はもうやめるべきだ。

記者 : キム・イェナ