チョ・ソンミンさん死去…ファニさん&ジュニさんの表情を奪った深い悲しみ

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自殺で人生を終えた元野球選手の故チョ・ソンミンさんの出棺式が、遺族と知人の嗚咽の中で行われた。そんな中、故人の子女ファンヒさん、ジュニさん兄妹は、むしろ落ち着いた様子で、周りをやるせない気持ちにさせた。

8日の午前8時20分ごろ、ファンヒさん、ジュニさん兄妹は、故人の写真を持った故人のいとこについて並んで歩いた。父の死を実感できないような、淡々とした表情だった。

その後、故人の棺桶が霊柩車に運ばれる際も、兄妹の表情は変わらなかった。チョ・ソンミンさんの母が倒れそうなほど嗚咽し、知人たちが大きな泣き声をあげる光景を、慣れているかのようにただ見つめるだけだった。

ファンヒさん、ジュニさん兄妹は、2008年は母チェ・ジンシルさんを、2010年には父のように慕っていた叔父チェ・ジンヨンさんを順に亡くした。周囲の懸念を他所に、昨年KBS 2TV「男子の資格-ファミリー合唱団」に出演した兄妹はとても明るい様子だった。彼らから陰は感じられなかった。

しかし、一緒に住んではいなかったものの、心から頼っていたであろう父の死は、兄妹から笑顔はもちろん、涙まで奪っていったようだった。再び訪れた不幸を兄妹が耐え抜き、以前のように明るい笑顔を浮かべることを多くの人が同じ気持ちで願っている。

チョ・ソンミンさんは今月6日、ソウル道谷洞(トゴクドン)のあるオフィステル(事務所としても住居としても使える施設)で首をつって息を引き取った。解剖結果により、警察は自殺と断定した。彼はチェ・ジンシルさんの死亡後、悪質なコメントで何度も苦痛を訴えており、結局、二人の子どもを残したまま、孤独な人生を終えた。

記者 : イ・ウイン