「2012 MBC放送芸能大賞」ナンバー2の反撃…パク・ミョンスと「ラジオスター」が大賞&5冠達成

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写真=MBC 「2012 放送芸能大賞」スクリーンショット
「2012 MBC放送芸能大賞」授賞式は、ナンバー2の反撃だった。今年、大活躍を繰り広げた「1.5(番組のナンバーワンではないけれど、ナンバー2でもないことを意味する)」パク・ミョンスが大賞を受賞し、混乱の時期でも揺るがずMBCを守った「ラジオスター」のユン・ジョンシンは男性最優秀賞を受賞した。

大賞を受賞したパク・ミョンスは、「本当に涙が出ます」と切り出し、「涙が流れそうなのに、本当に耐えている。実は、泣いている。一生願い続けてきた賞だ。笑わせようとナンバー2のキャラクターを作ったが、本当にナンバー2になったので、このような賞はもらえないと思ったのに、本当に嬉しい」と伝えた。

続いてパク・ミョンスは「20年間MBC活動してきた。肝炎で死にそうになったときも、一週間休んだことはない。自分でも偉いと思う。僕を育ててくれた監督は、みんなもう偉い役職に就いている」とし、制作スタッフに感謝の気持ちを伝えた。

また、パク・ミョンスは「今回『コメディにはまる』に参加して、新人お笑いタレントを見ながら、昔を思い出した。なぜこの賞をくれるのかよく知っている。偉いからではなく、熱心に生きているから与えてくれたんだと思う。『コメディにはまる』を通して多くのことを感じたが、MBCの後輩たちやKBS『ギャグコンサート』にも決して負けない」と後輩たちを励ましたりもした。

パク・ミョンスは「2012 MBC放送芸能大賞」の有力な大賞候補だった。今年、パク・ミョンスは代表作である「無限に挑戦」ならびに「私は歌手だ2」「マジックコンサート」「コメディにはまる」「最強連勝クイズショーQ」などに出演し、大活躍した。

パク・ミョンスは低迷しているMBCバラエティの復活のために奮闘した。再開された「無限に挑戦」では作曲に挑戦するなど、体当たりで取り組み、3年ぶりに復活したコンサート式コメディー「コメディにはまる」は後輩育成のために頑張った。「僕らの日曜の夜」では、「私は歌手だ2」と「マジックコンサート」の両方に出演し、力を添えた。

「ラジオスター」でも目覚しい活躍を繰り広げた。大賞の栄光に近い「今年の番組」賞を受賞するなど、この日「ラジオスター」が5冠を達成する快挙を成し遂げた。「今年の番組」賞ならびに、男性最優秀賞(ユン・ジョンシン)、友情賞、今年の作家賞(ファン・ソニョン)、ショーバラエティー男性新人賞(SUPER JUNIOR キュヒョン)部門で受賞した。

「ラジオスター」のファン・ソニョン放送作家は、受賞の感想で「毎回この番組を続けていけられるか心配だったが、ここまで来た」とし、「また、あの方と会えることを楽しみにしている」と意味深な感想を明かし、キム・グラの復帰に関する意志を間接的に表現した。

公開コメディー「コメディにはまる」の新人ギャグマンの活躍も目立った。「シンデレラ」のコーナーに出演しているユ・ミソンは、コメディーシットコム(シチュエーションコメディー:一話完結で連続放映されるコメディードラマ)部門の女性新人賞を、キム・ドゥヨンはコメディーシットコム部門男性新人賞を受賞した。「コメディにはまる」のキム・ワンギはコメディーシットコム部門の男性優秀賞など、3部門で受賞した。

「私たち結婚しました」ではZE:Aのグァンヒとユン・セア、カン・ソラの活躍が目立った。グァンヒとユン・セアはそれぞれショーバラエティ男女新人賞を受賞する快挙をあげた。特に、グァンヒとカン・ソラはこの日、授賞式の司会を務め、雰囲気を盛り上げるのに一役買った。

ラジオ部門では「ウォン・ミヨン、キム・ギョンシクの2時万歳」のキム・ギョンシクと「午後の発見」のSweet Sorrowが優秀賞を共同受賞した。ラジオ部門の最優秀賞は「チェ・ヤンラクの面白いラジオ」のチェ・ヤンラクと「FM音楽都市」のソン・シギョンが受賞した。

しかし、この日の授賞式は半分だけのものになり、心残りを残した。MBC看板バラエティ番組である「無限に挑戦」がストライキで6ヶ月間放送休止となり、特別な活躍ができなかったのだ。

また、強制的に打ち切りとなった月火シットコム「お母さんが何だって」のキャストが全員参加しなかったのも残念だった。この日、ナ・ムンヒ、キム・ビョンマン、ユ・ヨンソク、ソ・イアンなどすべての出演陣が参加しなかった。また実際、候補にノミネートされた部門もなかった。

一方、今年10月に最終回を迎えたシットコム(シチュエーションコメディー:一話完結で連続放映されるコメディードラマ)「スタンバイ」は、3.9%の低い成績にもかかわらず、この日の授賞式で4部門で受賞する光栄を手に入れた。

「スタンバイ」のZE:A シワンとチョン・ソミンがコメディーシットコム男女新人賞を受賞し、リュ・ジンがコメディーシットコム人気賞部門を、キム・スヒョンがコメディーシットコム女性部門で受賞した。「お母さんが何だって」が徹底的に排除されたのとは対照的だった。

また、「ラジオスター」「私たち結婚しました」など、人気番組に受賞が偏ったも問題だった。この日「私は歌手だ2」は、ショーバラエティ女性新人賞部門を受賞した「私は歌手だ2」のパク・ウンジを除き、まったく受賞がなかった。「偉大な誕生3」もキム・テウォンが特別賞を受賞することに留まった。

カン・ホドン、グァンヒ、カン・ソラが司会をつとめた「2012 MBC放送芸能大賞」授賞式は、今年MBCのバラエティを輝かせたスターたちが大勢参加し、花を添えた。



「2012MBC放送芸能大賞」受賞者リスト

・ショーバラエティ女性新人賞部門(「私たち結婚しました4」ユン・セア、「私は歌手だ2」パク・ウンジ)
・ショーバラエティ男性新人賞部門(「ラジオスター」キュヒョン、「私たち結婚しました4」グァンヒ)
・コメディーシットコム女性新人賞部門(「コメディにはまる」ユ・ミソン、「スタンバイ」チョン・ソミン)
・コメディーシットコム男性新人賞部門(「コメディにはまる」キム・ドゥヨン、「スタンバイ」ZE:A シワン)
・友情賞(「世界を変えるクイズ~セバキ~」、「ラジオスター」)
・特別賞(「偉大な誕生3」キム・テウォン)
・プロデューサー賞(ユ・ジェソク)
・今年の作家賞(「ラジオスター」ファン・ソニョン作家)
・ラジオ部門優秀賞 (「ウォン・ミヨン、キム・ギョンシクの2時万歳」キム・ギョンシク、「午後の発見」Sweet Sorrow)
・ラジオ部門最優秀賞(「チェ・ヤンラクの面白いラジオ」チェ・ヤンラク、「FM音楽都市」ソン・シギョン)
・人気賞ショーバラエティ部門(「私たち結婚しました」イトゥク、カン・ソラ)
・人気賞MC部門(「Dancing with the Star2」イ・ドクファ、キム・ギュリ)
・人気賞コメディーシットコム部門(「スタンバイ」リュ・ジン)
・人気賞歌手部門(「私は歌手だ2」GUCKKASTEN、SISTAR)
・ベストカップル賞(「無限に挑戦」チョ・ジョンチ、キムC)
・ショーバラエティ優秀賞(キム・ナヨン、ユ・セユン)
・コメディーシットコム女性優秀賞(「スタンバイ」キム・スヒョン)
・コメディーシットコム男性優秀賞(「コメディにはまる」キム・ワンギ)
・女性最優秀賞(「世界を変えるクイズ~セバキ~」、「私たち結婚しました4」パク・ミソン)
・男性最優秀賞(「ラジオスター」ユン・ジョンシン)
・大賞(パク・ミョンス)

記者 : キム・ジヒョン