「ウララ・カップル」海兵隊入所を命じられました
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監督の「カット」という声とともにキム・ジョンウンの笑い声が現場に大きく広がる。撮影の順番を待ちながらシン・ヒョンジュンと向かい合ってアドリブを合わせていたら、笑いが込み上げたのだ。「ワッハハハハ」という彼女特有の笑い声に、シン・ヒョンジュンも「ウフフフフ」と一緒に笑うのを見ていたら、いつの間にか2人は笑い声まで似ていることに気付いた。待機する時も、常にキム・ジョンウンを観察していたシン・ヒョンジュンが見せてくれた人魚姫のように慎重に指先で地面をついて、慎ましく両足を揃えた姿がこの上なく美しい。シン・ヒョンジュンとキム・ジョンウン、ナ・ヨオクとコ・スナムが入り交じるような現場で、全員が上手く噛み合った歯車のように動く。キム・ジョンウンは「ウン、ウ~ン!」と痰を切るような低音を出してコ・スナムになるためのスイッチを入れ、シン・ヒョンジュンは撮影現場に入ってくるカメラ機材を見るなり、「ええ~ズィミーズィブ~」と叫ぶ。こんな彼らの姿に、シーンを準備するスタッフたちの間では時々小さな笑いが起こり、監督はエキストラの小さな動きにも「そう」「よし」と応援する。ムードメーカーは特にいない。完成された撮影現場で雰囲気を盛り上げるのは一人の役目ではなく、出演陣と制作陣全員がコ・スナムとナ・ヨオクの終わりのない“コミカル・アクション・恋愛・ファンタジー”に呼吸を合わせながら、ストーリーを繋いでいる。
記者 : イ・ギョンジン、翻訳 : ハン・アルム、写真 : チェ・ギウォン、編集 : チャン・ギョンジン