PSYの無料コンサートを遡る“大盛況…PSY感激”

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[#6:5日深夜0時3分]
PSY、約束通り上半身裸で「江南スタイル」を熱唱

PSY(サイ)が、ついに上半身裸で「江南(カンナム)スタイル」を歌った。

4日深夜、ソウル広場で開かれたコンサートでPSYは、ユン・ボキ原曲の「皆さん」を歌う途中、感激に満ちた表情で目頭を熱くした。それは、共に歌を歌っている観客のためだった。しばらくステージの上でひざまずき、親指を立てて感謝の意を伝えたPSYは、海外でのインタビュー映像が流れた後「12年間の歌手生活は、平坦な道ばかりではなかった」と心境を語った。

「僕の意志とは関係なく、ステージに立つことのできない日もありました。『今日が最後』『明日からステージに立てなくても悔いが残らないようにしよう』と思いながらステージに立っています。僕を再びステージに立たせてくれたのは皆さんです。僕は、ただ韓国に住む、二人の子を持った太った人間です。僕をPSYにしてくれたこと、心より感謝します」

繰り返し感謝を伝えたPSYは、明るい表情に戻った。濃い色のサングラスをかけて「必ずこれをかけて歌わなければならない曲」と言いながら「江南スタイル」を披露した。彼は「今日ここで踊る馬ダンスがギネスブックに記載されるそうだ」と伝え、観客の反応を呼びかけた。集まった観客も彼の呼びかけに積極的に応じた。PSYの名前を呼びながら一緒に馬ダンスを踊る壮大な光景が繰り広げられた。

コンサートが終わってからもPSYは、「準備したものが多い」と言ってアンコールステージを披露した。「赤い夕焼け」をはじめ、5曲のメドレーを披露した彼は「Champion」「江南スタイル」をもう一度歌い、観客と息を合わせた。特に、今回の「江南スタイル」のステージは彼の公約通り上半身裸で披露し、雰囲気をより一層盛り上げた。普段からステージを楽しむことで有名な彼だけに、アンコールステージでは気楽に焼酎を飲みながら観客と対話をする場面もあった。

この日、コンサートに訪れた人々は、ほとんどがPSYの公演に満足した様子だった。一山(イルサン)から来たというイ・イェリムちゃん(8)は「PSYのことはよく知らなかったけど、友達が『江南スタイル』を聞かせてくれて知るようになった」と話し、「踊ることは大変だと思うけど、頑張ってほしい」という応援のメッセージを伝えた。

同じサークルで活動しているというイ・アラさん(21)、キム・シネさん(23)、キム・ダヘさん(23)も浮き立った表情だった。「お祭りの雰囲気を楽しみに来た」と一緒に写真を撮っていた彼女らは「なんとなく愛国心が湧くし、胸がいっぱいになる感じ」と話しつつ、「PSYがプレッシャーを感じたり、落ち込んだりせずに、彼だけのスタイルを見せてほしい」と呼びかけた。


[#5:4日午後10時23分]
「デビュー12年目だが、外国では新人歌手」

「韓国で誰かやり遂げるとは思ったけれど、それが僕になるとは思いませんでした」

PSYが、世界的な人気に感激に満ちた感想を伝えた。

4日、ソウル市庁前の広場で開かれたPSYの無料コンサートで、引き続き二曲を披露したPSYは、マイクを取って観客に「デビュー12年目なのに外国では新人歌手になったPSY」と挨拶した。

薄緑色のノースリーブのトップスにタイトなブラックパンツをはいて登場したPSYは「思ったより中高年層の観客の方も多いし、お子さんも、海外の方も多い」と浮き立った表情を隠せなかった。

また、「外国のメディアやYouTubeでご覧になっている方々にも挨拶しなければならない」と英語で挨拶し反響を得た。PSYは「本当に長生きしてみないと分からない」「人気に勝るものはないようだ」という冗談で大勢の観客に感謝を伝えた。

この日集まった観客は計7万人(主催側の推計)であることがわかった。現在PSYは「揺さぶって下さい」「僕はこういう者だ」などを歌いながら引き続き観客を盛り上げた。


[#4:4日午後10時5分]
「芸能人」を歌うPSY、観客に向かって「ジャンプして!」

PSYのコンサートが始まった。

4日午後10時頃、韓国の国歌が流れるステージに上がったPSYは、最初の楽曲として「Right Now」を選んだ。この曲は「江南スタイル」以後、世界中で人気を得ているPSYの5thアルバムの収録曲で、YouTubeで500万回以上の再生回数を記録した曲である。

派手なステージ演出で有名なPSYだけに、最初のステージから火柱が吹き上がった。曲のクライマックスには三発の爆竹が鳴り、一層華やかだった。

続いてPSYは「芸能人」を歌いながら、観客に向かって「ジャンプして!」と叫び、これに答えるかのように観客も最初の曲から立ち上がってステージを楽しんだ。

コンサートが始まる前から観客の期待は最高潮に達していた。20~30代の観客がほとんどだったが、中高年の観客もいた。また、子連れの観客も多かった。団体で参加したと思われる外国人もブラジル国旗やアメリカ国旗などを掲げて楽しんでいた。

ソウル、敦岩洞(トナムドン)から来たというオ・ソウンちゃん(8)、イ・ヒョヌ(8)ちゃんは、小学校2年生だが、PSYを直接見るためにソウル市庁前の広場にやって来た。オ・ソウンちゃんは「5時過ぎに来た。ママが携帯電話で『江南スタイル』をよく聞かせてくれて好きになった」と話した。また「外国人が『江南スタイル』のダンスを踊ったビデオも見たけど、面白かった」と目を輝かせた。

近くのフェンスには、50代のキムさんとアンさんが座っていた。彼らもPSYの活躍ぶりを見守る中、初めてPSYを見るためにやって来たと言った。キムさんは「外国に住んでいる兄弟と電話をしていて、現地の放送でもPSYがよく出てくるという話を聞いた。僕たちとしては、PSYが世界中で人気になっている姿を見ると立派だと思う」と話した。アンさんも「この頃韓国に嬉しいことはなかったじゃないか」と話し、「簡単に真似できるダンスが皆を楽しませていると思う」と付け加えた。

オランダから来たクリストファーさん(24)は、もともとはK-POPのファンではなかった。だが、PSYの「江南スタイル」に接してから熱烈なファンになったという。クリストファーさんは「PSYの他の曲も聞いてみようと思う。『江南スタイル』はメロディも楽しいし、歌詞もこれまでのK-POPとは違って風刺的なところがあって好きだ」と話した。

現在、ソウル市庁前の広場の付近では、集まった観客のため簡単には移動できない状態である。オさん(49)氏は「市役所駅の出口から出るだけで10分以上かかった。こんな光景は初めて見る」と話した。ステージの裏に設置された電光掲示板からは、PSYのコンサートの実況が流れており、事故を心配してか「世界中の人々の関心が集まっているコンサートです。秩序を保ち、整然たる韓国人の姿を見せましょう」という文章が共に流れている。


[#3:4日午後9時37分]
公演を待っていた外国人女性が失神…集まった観客で通信障害まで発生

PSYのコンサート会場で20~30代と思われる一人の外国人女性が発作を起こして失神した。また、コンサート会場に集まった観客があまりにも多く、通信障害が起きている状況だ。

失神した外国人女性は、興奮状態による過呼吸で発作を起こし、本部席に運ばれた。この女性は、救助隊の助けで意識を取り戻し、本部席の後ろで休息を取っている。医療スタッフは、女性の容態を少し見守った後、病院に運ぶかどうか決める予定だ。


[#2:4日午後8時]
取材の意気込みも熱い…準備した取材陣の識別票がなくなる

PSYの無料コンサートを取材するための意気込みも熱い。PSYの関係者は、4日午後「準備した取材陣の識別票がすべてなくなった」と明らかにした。

当初PSYの関係者は、500枚ほどの識別票を準備したが、全部なくなった。そこで追加で約200枚をさらに確保し、取材の申し込みを受けたが、これすら午後8時頃にはすべて配付されてしまった。

コンサート時間が近づくにつれ、ソウル市庁前の広場はさらに多くの観客で賑わってきている。退勤後すぐに駆けつけてきたようなネクタイを締めたスーツ姿の男性たちもおり、「江南スタイル」の世界的人気を反映するように外国人も市庁前の広場に集まった。

午後8時現在、約3万人の観客が市役所の広場に集まっている。この中に、PSY側はこれまでのコンサートと同様、T字形のステージを設置した。また、レーザーや舞台効果などを使い、コンサートの準備が着々と進んでいる。


[#1:4日午後6時21分]
コンサート4時間前から1万3千人…PSYの人気、これほどだったのか

歌手PSYが、自分が掲げた公約を守ろうと無料コンサートを開催すると明かし、本格的なコンサートが始まる数時間前から、集まった大勢の観客でソウル市庁前の広場は、すでに人だかりができている。

4日午後6時現在、ソウル市庁前の広場には約2万人の観客が集まっている。ステージでは、コンサートのリハーサルが行われており、参加した観客はスマートフォンなどでの撮影に余念がない。取材チームも早めに来て会場を取材している。

6thアルバムの収録曲「江南スタイル」で世界的な反響を得たPSYは、アメリカでの活動後の帰国懇談会で「ビルボード・チャート1位になったら、最も多くの人が観覧できるところにステージを設置し、コンサートを開く」と約束した。しかし、2日「結果に関係なく、4日にソウル市庁前の広場でコンサートを開く」と明らかにし、ソウル市庁前の広場でのコンサートが決まった。

PSYは、4日午後10時4分からステージに上がり、「江南スタイル」をはじめ、ヒット曲を披露した。

記者 : クォン・ウソン、ユ・ソンホ