ファー・イースト・ムーヴメントからリンキン・パークまで…ビルボードチャート入り“PSYが韓国系初ではない”

MYDAILY |

写真=ファー・イースト・ムーヴメント公式サイト
歌手PSY(サイ)が、アメリカのビルボードHot100チャートの2位を記録した中、来週彼が1位を獲得するのか注目されている。

PSYは、すでにビルボードチャートで韓国人の歌手として最高の成績を記録している。もし1位になれば、坂本九の「上を向いて歩こう」(別名:SUKIYAKI)以来50年ぶりに、アジア人が英語ではない自国の言葉で発表した曲がビルボードチャートのトップを飾るという、空前絶後の記録を達成することになる。

しかし、PSY以前にも韓国系の歌手たちは、ビルボードチャートにその名を挙げたことが数回ある。2010年韓国系アメリカ人のProhgress(プログレス)、J-Splif(Jスプリフ)が中心となったファー・イースト・ムーヴメントが「Like A G6 ft. The Cataracs&Dev」でビルボードHot100チャートのトップになったことが代表的だ。

これだけではない。在米韓国人3世のジョン・マイアング(ベース&チャップマンスティック)が所属しているプログレッシブ・メタル・バンドのドリーム・シアターもいる。ドリーム・シアターは2009年6月23日発売された「Black Clouds&Silver Linings」が、ビルボード200チャートで6位、ヨーロッパ・シングルチャート(Eurochart Hot 100 Singles)では1位を記録するなど、アルバムを発売するたびに、ビルボード100位に入るヒットを飛ばした。

ドリーム・シアターは、バークリー音楽大学の同期であるジョン・マイアング、ジョン・ペトルーシ(ギター)、マイク・ポートノイ(ドラム、元メンバー)が中心となったバンドで、1985年にデビューし、最高のテクニックで他の追従を許さないグループである。

写真=ドリーム・シアター公式サイト
2回のグラミー賞受賞経験を持つバンド、リンキン・パークもいる。サンプリングとターンテーブルを担当しているジョー・ハーンが韓国系だ。韓国でもたくさんのファンから支持を得ているリンキン・パークは、最近発表した「Living Things」が、ビルボード200で24位にランクインしている。

特に、ジョー・ハーンは、在米2世として、歌手キム・フングクの「アゲハチョウ」を一番好きな歌として挙げたこともある。

もちろん、上記の韓国系の全員が韓国語を使い、韓国に多大なる興味を持っているわけではない。しかし、韓国人の祖父母もしくは両親がいて、韓国人の血が流れている者として英米圏で最高の権威を持つビルボードチャートにおいてその力を発揮している。

当然、PSYのビルボードチャートでの活躍は“韓国人”としては最初であるが、PSYに先立ちたくさんの韓国系スターたちがビルボードチャートで良い結果を見せ、その人気を得ており、今もその名を馳せている。

写真=マイデイリー DB

記者 : キム・ギョンミン