【Dr.アル】一日に何度もキ・ソンヨン選手のTwitterを見てしまいます

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好きだというレベルを超えて“アリ”(恋の病で寝込むような)の境地になる時がある。見ないと死にそうで見ていると会いたくなる、今日もどこかで苦しんでいる全国に数多くいる“アリ”患者のための「10asia」の相談コーナー「Dr.アル」。

今回の悩ましい“アリ”の対象は、ロンドン五輪の男子サッカー準決勝で銅メダルを手にした韓国代表の“イケメン選手”キ・ソンヨン。文句も言うけれど、選手の苦しい気持ちに気を遣う心優しく暖かい男性、そして可愛くてたまらないキ・ソンヨン。今回の病の処方箋は!?


QUESTION

私は悪い男性が好き……ではありません。私は優しい男性が好きです。それに私はワールドカップとオリンピックを除けば、サッカーにこれといった関心もない女です。でもどうして、些細なことでカッとなる悪い男、キ・ソンヨン選手のTwitterをちょくちょく見てしまうのでしょうか? 書き込まれる言葉も、愚痴か自己陶酔についてなのに、なぜそれがこんなに可愛く見えるのでしょうか? もう一度言いますが、私は悪い男性が好きではありません。(望遠洞(マンウォンドン)/パクさん)

Dr.アルの処方箋

患者様はあまり関心のない人に何か言ったりしますか? 称賛でも愚痴でも、みんな愛情があってこそ可能なことなのです。例えば映画「悲しみよりもっと悲しい物語」を見て感動したとTwitterで発言したホン・ジョンホ選手に、「ボールでも蹴ってろ」と冷たい返事をしたこともありますが、無二の親友であるク・ジャチョル選手に対する行動を見て下さい。「お前、試合で審判に抗議する時は審判にWhy?Why?Why?英語の勉強が必要だぞ。ウェ?ウェ?ウェ?(韓国語で「どうして」という意味)と言っても、審判が理解できないじゃないか」と言いながら、ク・ジャチョル選手の英語力の向上を促したり、普段は“クグルゴリム”(ク・ジャチョル選手の鳥肌が立つような行動を示す言葉)を非難しながらも、「もし、お前がゴールできなかったら、玄海灘に沈めるつもりだったぞ!でも、さすがクジュジャン(ク・ジャチョルキャプテン)、本当にありがとう。チームを上手く導いてくれて、愛してるよ」と本人より先に鳥肌が立つコメントを残したこともあります。

さらに、ク・ジャチョル選手の写真集を直接探してきてからかうところを見ると、特別な心遣いを感じます。SBS「ヒーリングキャンプ」で、ク・ジャチョル選手にまつわる話を暴露したときのキ・ソンヨン選手の表情を見ましたか?「あいつは本当に可愛いやつなんです」というような表情でした。単に愛情表現が下手なだけで、絶対に荒い男ではありません。それにキ・ソンヨン選手はいつも文句を言っているわけではありません。イ・チョンヨン選手と初めて一緒に出場した国際Aマッチまで覚えている繊細な男、チャ・ドゥリ選手に「兄さん、僕を置いてけぼりにしちゃダメだよ」といった愛嬌を振りまくこともできる可愛い男なのです。ですからそんなに涙声で否定する必要はありません。キ・ソンヨン選手は患者様がお好きな優しい男性なのです。
キ・ソンヨン選手は相手に対する愛情だけでなく、自分に対する自負心にも溢れています。セルフショットを見ながら「最近痩せてきて、秘められた美貌ポテンシャルが上昇中。違っていたら仕方ないけど」という国家代表級の勇気を見せ、「お前が持っているものは何だ」というチャ・ドゥリ選手のからかいにもまったく臆さず「魅力ですか?」と言い返すこともできる。そのような堂々とした魅力が患者様を誘惑しているのです。自ら“ホン・ミョンボ号(ホン・ミョンボ監督が率いる韓国サッカー代表チーム)で男前ランキング1位”と言うとき、恥ずかしそうに微笑を見せますが、決してその言葉を覆さない覇気が、今のキ・ソンヨン選手を作り上げたと言えるでしょう。文句だけ言ういたずらっ子だと思ったけど、相手の寂しさまで心配してくれる暖かい心を持った男であり、自惚れやで自己中心的な人だと思ったけど、選手たちの苦しい心を理解できる指導者になるために、引退後は心理学を勉強したいという心優しい男性なのです。もう一度言いますが、キ・ソンヨン選手は患者様がお好きな優しい男性なのです。

Dr.アルのポイント:キ・ソンヨンが選ぶ男の中の男たちを紹介します

1人目 ク・ジャチョル
どんな話をしてもク・ジャチョルで始まってク・ジャチョルで終わるほど大切にしている人。キ・ソンヨン選手に比べて優しい印象だが、一度怒り出すと、「Why?」しか叫べないバカ。卓球台の上を行き来するボールのような二人の男性の対話を聞いていると、立派に育った息子二人を見ている感じがする。

2人目 イ・チョンヨン
同じ空の下で違う場所にいても、まるで計画したかのように、幻のデュエットソングを歌うことができるソウルメイト。キ・ソンヨン選手の親しい友人であるのは確かだが、妹だけは絶対に紹介できないと言い、断固拒否を示した兄さん。今まで“双龍”と呼ばれていた二人の男は、いつの間にか“パスワード486”を共有する“悪魔のデュエット”という新しいニックネームを得た。

3人目 チャ・ドゥリ
幼稚なダンスも下手な演技も一緒にできる兄さん。話にならないCMだと思ったのに、実際に蓋を開けてみたら大当たりのCMソングになった「肝のせいだ、肝のせいだ」を歌った幸運の男。Twitterでキ・ソンヨン選手が愛嬌を振りまく唯一の男。

4人目 ホン・ミョンボ
ロンドン五輪日韓戦のPK戦で、最後のキッカーとして選ばれたキ・ソンヨン選手が「第2のホン・ミョンボになりたかった」と打ち明けたその監督。お酒の場で短いヤザタイム(時間を決めて、後輩は先輩にタメ口を使い、先輩は後輩に敬語を使うゲーム)を許可したところ、キ・ソンヨン選手から「おい、ミョンボ、お前は本当に最高だ」というメッセージをプレゼントされたその監督。他のことはさておき、どんな選手にも負けない容姿とスーツが抜群に似合うイケメン監督。

記者 : イ・ガオン、編集 : チャン・ギョンジン、翻訳 : チェ・ユンジョン