俳優ハン・ソッキュとイ・ジェフンが出演する映画「パパロッティ」が4日にクランクインした。

映画「パパロッティ」は、昔は多くの人から期待されたオペラ歌手だったが、今は田舎にある芸術高校の教師サンジン(ハン・ソッキュ)と、暴力団員だがパヴァロッティのようなオペラ歌手を夢見る天才高校生ジャンホ(イ・ジェフン)の物語を描いた映画である。

2011年にSBSドラマ「根の深い木」で世宗(セジョン)役を務め、人間味とカリスマ性溢れるキャラクターを見事に演じきったハン・ソッキュが、映画「パパロッティ」では、音楽教師サンジン役を演じる。一時はイタリアでその実力を認められたオペラ歌手だったが、現在は地方の田舎にある高校の音楽教師であるサンジンは、生徒たちへの愛情も教育への情熱もない人物である。これまで紳士的で強烈な演技を披露してきたハン・ソッキュは、映画「パパロッティ」で、カリスマ性溢れる姿ではなく、人間味溢れる気難しい性格の持ち主サンジン役を演じる。

また、2012年の上半期に観客410万人を動員した話題作「建築学概論」で初恋の象徴として浮上した俳優イ・ジェフンは、音楽の才能を持って生まれたが、家庭環境によって暴力団員となった高校生ジャンホ役を務め、ハン・ソッキュと共演する。ジャンホは暴力団員だが、歌うことが好きな高校生だ。パヴァロッティという名前もパパロッティだと間違った名前で覚えているが、誰よりもオペラ歌手になりたいというの夢を抱いている。イ・ジェフンは声楽や方言なども披露する予定である。

さらに映画「パパロッティ」には、オ・ダルスやカン・ソラ、チョ・ジヌンなどが出演する。オ・ダルスはサンジンの後輩であり、サンジンが音楽教師として働いているキムチョン芸術高校の校長ドクセン役を、カン・ソラは劇中、ジャンホに片思いをする大胆な女子高生スキ役を、チョ・ジヌンは自分の夢を叶えるために頑張るジャンホを見守る暴力団員チャンス役を演じる。

4日に京畿道(キョンギド)驪州(ヨジュ)にある高校で行われた初めての撮影は、問題を起こしてキムチョン芸術高校に転校してきたジャンホを描いたシーンだった。

映画「パパロッティ」は2013年に公開される予定である。