俳優のキム・ジソクが、共演女優のパク・ハンビョルが好きだといういたずらの告白で注目を集めた。

キム・ジソクは11日午前11時にソウル、建大入口(コンデイック)ロッテシネマで開かれた映画「二つの月」の制作発表会に参加し、映画を撮影した感想を語る途中、「今回の作品は30代に撮った初の作品であるだけに意味が大きい。撮影する間、そして今でもパク・ハンビョルさんが好きです」と話し、皆を驚かせた。

だが、彼はすぐに「私はパク・ジンジュさんも好きです」と付け加え、状況を収拾した。キム・ジソクのいたずらにMCは「第2のチ・ヒョヌさんが出てくるかと思った」と言い、胸を撫で下ろした。

また、パク・ハンビョルは「メンブン(メンタル崩壊)になるところだった。私にも『二つの月』は、20代最後の作品になる可能性があって格別な意味がある。観客の方々に面白く見ていただければと思う」と落ち着いた感じで答えた。

韓国で観客数840万を動員した興行作「国家代表!?」でカン・チルグ役に扮し、強い印象を残したキム・ジソクは映画「二つの月」で恐怖の実体を暴くために奮闘する大学生のソクホ役を演じた。ソクホは、繰り返される時間と限定された空間に閉じ込められた三人のうち、唯一そこを抜け出せると信じる強い意志と情熱を見せる人物だ。

「二つの月」は朝が来ない夜、亡くなった人たちが目覚める家を背景に、記憶をなくしたまま目覚めることになった三人の男女の話を扱った作品。映画「リング」(韓国版)と「レッド・アイ～幽霊列車～」を通じて独特で感覚的な恐怖を見せてきたキム・ドンビン監督が8年ぶりに発表するミステリーホラー映画だ。韓国で7月に公開される。