Vol.1 ― CODE-V、5月30日『君がくれたもの』で待望の日本正式デビュー。「今まで」、そして「これから」を語る

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撮影:朝岡英輔

CODE-VのVはVictory、Vocalの頭文字とメンバーの数であるローマ数字の“5”を意味する。「歌手として成功したい」という5人の希望が切実に込められたグループ名だ。それぞれに歌が好きだった彼らはオーディションによって結成されたBlessというグループで2007年に韓国デビューするも、なかなかヒットに恵まれず、数年間にわたって活動休止を強いられる。アルバイトを続けながらも歌への情熱を忘れられなかった彼らは、2010年に韓国でCODE-Vとして再デビューを果たし、2011年からは主な活動の場を日本に移す。地道に日本全国を回り、素晴らしい歌唱力と気さくな人柄で多くのファンを獲得。そしてついに5月30日、彼ら自身、そしてファンたちも待ちに待ったメジャーデビュー曲「君がくれたもの」をリリースする。

ヴォーカルグループの僕たちならではのハーモニーを魅せる

―リリース、おめでとうございます! 「君がくれたもの」はどんな曲でしょうか?

ソル:いい曲です! メロディーもいいし、特に歌詞がいいんですよ。

サンウ:別れてから彼女の大切さに気づいた男の感情を歌った曲なんです。誰もが共感できるところがある歌詞だと思います。

ジェウォン:僕にとってはメロディーが印象的な曲です。また失恋のこういう思いは誰でも経験ありますよね。

ルイ:彼女が側にいる時にしてあげられなかったことを、彼女を失って初めて後悔する…そんな悲しい曲です。

ナロ:ハーモニーに特長があって、ヴォーカルグループである僕たちのいい部分が表現できる曲だと思います。レコーディングでは感情を込めて歌うことに集中しました。

サンウ:この曲にはルイとソルのトーンが似合うので、それに合わせてハーモニーを考えていきました。

―いつも「歌で大切なのは感情」とおっしゃっていますが、どうやって感情を高めていくのですか?

ソル:僕たちは年も年だし(笑) いろんな経験をしているので、それを思い出しながら歌うんです。

―その切ない恋の経験を聞かせてもらえますか?

ソル:この曲の詞とはちょっと違いますが、20歳の頃、好きな人に何回も告白したのに結局受け入れてもらえなかったんです。悲しくて、その気持ちを表現したくて作曲を始めました。その曲はBless時代にシングルになりました。

サンウ:切ない思いをした経験はあまりないんですが、小学校4年の時に引っ越しして好きな子と別れた思い出があるくらいかな。

ジェウォン:この曲と似ているんですが、20歳の頃、彼女を大切にしなかったので振られてしまいました…。

ルイ:僕も彼女を失ってから後悔することがありました。なんでもっと尽くさなかったのだろうと思うんです。

ナロ:僕には辛かった経験はないけど、この男の気持ちは理解できます。普遍的な愛の話なので、歌いやすいです。

―恋の話にちなんで、好きな女性のタイプを教えて下さい。

ソル:優しくてまじめな人。そんな人に束縛されたいです。ドMなので(笑)

サンウ:思いやりがあって、よく笑う人。

ジェウォン:綾瀬はるかさんと北川景子さんを足して2で割ったような人。ドラマ「ブザービート」のヒロインのキャラクターが好みです。亭主関白タイプなので、ついてきてくれる人がいいです。

ルイ:料理が上手で、やさしくて、健康的な人。自分のことを愛してくれる人。理想はSE7ENさんの恋人のパク・ハンビョルさん。

ナロ:話が合う人。僕がかわいいと思える人。2006年当時の沢尻エリカさんが好みでした。


歌えることが幸せ。僕たちのステージで笑顔になってもらいたい

―さて、デビュー・リリースを記念してワンマンライブも予定されていますが、どのようなステージを見せてくれるのでしょうか?

ソル:バラードからダンス曲まで、僕たちのいろいろな姿を披露したいです。

サンウ:ステージでは17~18曲ぐらい準備しています。ファンの前でたくさん歌えることを楽しみにしています。僕たちのステージを見て、皆さんに笑顔で帰ってほしいです。

ジェウォン:僕たちの魅力は歌だと思っていますが、ダンスも見せたいと完璧なステージのために一生懸命努力しました。

ルイ:いろんな曲があります。韓国語の歌もあるし、Bless時代の曲も1曲ありますよ。みんなが共感できるライブにしたいです。

ナロ:バラエティあふれるステージを見せることができると思います。盛り上がる時間を一緒に過ごしたいです。

撮影:朝岡英輔
―今CODE-Vはどんどん大きくなっていますが、活動休止の時期はやはり辛かったでしょう?

ソル:歌えない時期があったけど、ずっと歌を諦められなかったです。

ジェウォン:家族には「今のうちに軍隊に行け」と言われたり…。(韓国の男性には2年の兵役が義務づけられている)

ソル:でもやっぱり歌を歌っていきたいと思って、その時軍隊には行けませんでした。だからずっとアルバイトして……。

―皆さん、活動停止時期にどんなアルバイトをしていましたか?

ソル:しゃぶしゃぶ屋さんで働いていました。

サンウ:僕は、豆腐工場と日本のラーメン屋さん。

ジェウォン:トッポッキを作ってました。

ルイ:ちらし配りをしていました。

ナロ:飲食店とバイク便。

ソル:こうやってアルバイトをしながら、歌う準備をしていました。今思うと再デビューできたのは本当に運がよかったです。

サンウ:Bless時代からのファンの皆さんもいて、ずっと応援してくださっているんです。皆さんの声を聞いて、本当に諦めなくて良かったな、と。

―それでは、今は夢がかなったという気持ちですか?

ナロ:僕たちは歌手だから歌えることが幸せです。今本当に幸せです。(メンバー全員がこの言葉に深くうなずいた)


■関連サイト
・CODE-Vオフィシャルホームページ
・DREAMUSICオフィシャルホームページ

記者 : Kstyle編集部、田中久美子、撮影:朝岡英輔