Vol.2 ― 「ラブレイン」少女時代 ユナ vs ユリ、チャン・グンソク vs ユ・アイン…アイドル大激突の勝者は?

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写真=TVレポート DB
26日から放送開始となるKBS 2TV月火ドラマ「ラブレイン」(脚本:オ・スヨン、演出:ユン・ソクホ)は1週間早く放送を始めたSBS月火ドラマ「ファッションキング」(脚本:イ・ソンミ、キム・ギホ、演出:イ・ミョンウ)と熾烈な2位争いを繰り広げると見られる。地上波の月火ドラマ1位はMBC「光と影」(脚本:チェ・ワンギュ、演出:イ・ジュファン、イ・サンヨプ)が20%を超える視聴率ですでに固定視聴者を確保しているためだ。

先週から放送が始まった「ファッションキング」はKBS 2TVの「ドリームハイ2」を軽く抑え、2位を先制することには成功したが、1ケタの視聴率から抜け出すことは出来ず、安定圏内には入れなかった。そのため、一週間遅れて始まるが、青春という感性を刺激する素材と美しい映像を誇る「ラブレイン」にもチャンスは十分ある。

特に「ラブレイン」と「ファッションキング」は主人公の場外対決が大きな観戦ポイントだ。「ラブレイン」のユナと「ファッションキング」のユリはガールズグループ少女時代のメンバーであり、チャン・グンソクとユ・アインは子役出身だという共通点がある。彼らのうち、誰が勝者として微笑むかに注目が集まっている。

「検証済みの演技派アイドル」ユナ vs 「初めてだから新鮮な」ユリ

ユナは少女時代の中で、初めて演技に挑戦したメンバーだ。初主演作となったKBS 1TV毎日ドラマ(月~金に放送されるドラマ)「君は僕の運命」は40%に達する高い視聴率を記録した。「ラブレイン」は2009年に放送されたMBC「シンデレラマン」以来、ユナが2年ぶりに出演する作品だ。彼女は自身のヒット作を生み出したKBSで再び大ヒットを夢見ている。

2007年KBS 2TVシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「止められない結婚」にクォン・ユリ役で同じ少女時代のメンバーであるスヨンと一緒に出演したことがあるユリにとって、「ファッションキング」は初めての正劇(シリアスで深みのある内容を扱ったドラマ)だ。チェ・アンナ役で、ユ・アイン、シン・セギョン、イ・ジェフンなど錚々たる若手俳優と共演することになったユリは第1、2話の放送後、「初めてにしては安定的な演技」という評価を受けた。ユリが同じ時間帯にライバルとして競うことになったユナと、どのように違った演技を披露するかに関心が集まっている。


“アジアのプリンス”チャン・グンソク vs “500万人突破「ワンドゥギ」”ユ・アイン

“アジアのプリンス”と呼ばれ、韓流スターとして莫大なパワーを持っているチャン・グンソクはユ・アインより年は1つ下だが、デビューは1~2年早い。10代のころから各種CMやドラマ、映画、シットコムに出演した彼は、ハ・ジウォン主演の「ファン・ジニ」(2006年)に出演し、成人演技者として跳躍した。その後、MBC「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」(2008年)、SBS「美男ですね」(2009年)、KBS 2TV「メリは外泊中」(2010年)、映画「赤ちゃんと僕」 (2008年)、「イテウォン殺人事件」(2009年)、「きみはペット」(2011年)など多数の作品を通してチャン・グンソクだけの魅力を作り上げることに成功した。

彼は 演技のほかにも歌手としての才能を発揮し、万能エンターテイナーとして、特に日本では“ヨン様”ことペ・ヨンジュンに負けないほどの爆発的な人気を博している。「ラブレイン」は、彼が「メリは外泊中」以来、約2年ぶりに韓国のお茶の間に復帰する作品として期待を集めている。

ユ・アインは自分のデビュー作であるKBS 2TV青少年ドラマ「四捨五入」(2003年)で、女の子よりキレイなルックスで注目された子役出身の俳優だ。その後、KBS 2TV「必殺!最強チル」(2008年)、KBS 2TV「結婚できない男」(2009年)に出演して知名度を上げた彼にとって、多くの女性ファンを獲得するきっかけとなったのはKBS 2TV「トキメキ☆成均館スキャンダル」(2010年)だ。同ドラマでムン・ジェシン役を演じたユ・アインは獣のようにタフな魅力で、可愛い男の子から成人男性俳優に生まれ変わった。

その後彼は、500万人の観客を動員した映画「ワンドゥギ」の主演を務め、自身の評価を高めることに成功した。「ファッションキング」はユ・アインが「トキメキ☆成均館スキャンダル」以後、2年ぶりにドラマ復帰した作品で、同じ子役出身のチャン・グンソクと繰り広げるであろうプライドの対決にも高い関心が寄せられている。

記者 : イ・ウイン