ガールズグループmiss Aが、4枚目のミニアルバム「Touch」をリリースした。デビュー曲「Bad Girl Good Girl」で“shut off boy”と叫んでいた力強いmiss Aはもういない。逆立ちをしたり、ステージに横たわったりしていたmiss Aはもう“Good Bye”。そこには音楽ファンの感性にそっと触れたいという彼女たちだけが存在していた。

タイトル曲の「Touch」は、女性らしく成熟した印象の強い曲だ。パク・ジニョンが作詞作曲した「Touch」は、痛みの中で咲く愛を描いた作品。miss Aは、愛に傷つけられてもその痛みの中で新たな愛を見つける女性たちの姿を表現している。メンバーのジアのアイデアだという包帯を連想させる肌色のテープの衣装は、痛みを克服するために傷を治している女性の姿を表現したものだ。

「私達、結構セクシーでしょう？」

miss Aが変わった。「変化」という言葉が最も似合う。2010年、1stシングル「Bad But Good」でデビューして、3年目を迎えるmiss Aにとって「変化」は新しい意味を持っている。楽曲を聴いていると、「miss Aがこんな曲を？」と疑問を抱くかもしれない。そのような反応が出たら、今回のミニアルバムは120％成功したと言えるだろう。それがmiss Aの狙いだ。

ミン：miss Aと言えば、パワフルという印象が強いです。その印象を壊すために今回の『Touch』を選びました。miss Aもか弱い女性であるというとこを見せたかったんです。そしてその中で私達だけのパフォーマンスを披露できればと思いました。

スジ：パク・ジニョンプロデューサーが、『君達が必ずやるべき曲』であると、衣装やミュージックビデオ、表情まで構想していた曲でした。だからこそ、信じてついていくことができました。

本来は力強い楽曲を歌ってきたグループなので“女性らしさを表現するのが難しかったのではないだろうか”と思った。女性らしさに加えて、セクシーさまで表現しなければならないため、とても苦労をしたのではないかと思っていた。しかし「セクシーコンセプトに慣れない部分はなかったか」という質問に、ミンは「みんなうまくできたと思う」と自信を覗かせた。また「セクシーなコンセプトに違和感はなかったか」という質問にも「はい」と答えてしばらく黙り、笑わせてくれた。

ミン：ステージを見たファンの反応がとても気になります。密かな“中毒性”があるので、1回聞いたら忘れられないと思います。

ペイ：私達がこれまでお見せしていなかった部分を披露しています。期待してください。手の動きや歩くシーン一つ一つに細かく気を遣いました。ぜひチェックしてください。

ジア：衣装も細かいところまで気を配りました。アルバムのスタッフクレジットに、「スタイルコンセプト」として私の名前も入っています。

スジ：指の先まで努力しました。ぜひ見てください。

「フランスも私達を待っているはず」

デビュー3年目のmiss Aは、それなりの悩みを抱えている。miss Aはデビュー曲「Bad Girl Good Girl」で音楽番組の1位を手にして、トップの座に上りつめた。その後に発売したアルバムも全て大きな成果を上げた。型にはまっているようなガールズグループの音楽ではなく、固有のカラーを見つけ出したmiss Aは、さらなる未来のために悩んでいた。

ミン：デビューしてすぐ人気になりましたが、だからこそプレッシャーもあります。プレッシャーはありますが、チャートのランキングにこだわりたくはありません。ただ「今回のアルバムが成功しますように」という気持ちだけです。アルバムが成功するって、普通はランキングのことを意味するのですが、1位になるアルバムと、人気のあるアルバムはまた別だと思います。街中でよく聞く歌、たくさんの人々に聞いてもらえる歌になってほしいです。

中国でもデビューを果たしたmiss Aは、次のステップを夢見ている。昨年、中国大連市で開かれた中国CETV「アジアベスト10・人気スターアワード」で新人賞を受賞した。今miss Aは、さらなるステージに向けて動き出している。韓国で人気を博しているので、K-POPブームに力を合わせたいという力強い抱負も抱いている。まだ詳細は決まっていないが、miss Aの心の中の花は、すでに満開のようだ。

ミン：最近、エレトロニックにハマっています。そこで、イギリスにぜひ行ってみたいです。そこでライブもやって、文化に触れてみたいです。

ペイ：故郷である中国の海南で一度ぜひライブをやってみたいです。

スジ：フランスのパリに行って、K-POPの熱気を味わいたいです。パリ旅行もいいですね。フランスではK-POPが話題になっているので、miss Aを待っているかも知れませんよね？