歌手のIUが、コンサートチケットの不正取引を断ち切るために異例の対応を取った。

最近、ソウル松坡（ソンパ）区KSPO DOME（オリンピック体操競技場）にて、デビュー15周年記念ファンコンサートを開催したIUが、チケットの不正取引を通報したファンに新しいチケットを用意した。

これに先立って、所属事務所のEDAMエンターテインメントは、不正とみられるチケット予約に対する警告と対応策について知らせた。IUの公演だけでなく、現在のK-POP業界には不正転売チケットが蔓延し、アーティストとファンが苦しめられている現状だ。

今回のIUのファンコンサートで不正転売チケットを通報したファンに対して、EDAMエンターテインメントが異例の対応を見せた。該当のファンはSNSを通じて、公演担当者から送られたメールを公開すると共に、新しいチケットを受け取ったと明かした。

これを見たネットユーザーたちは、IU側の対応に好意的な反応を見せ、他の事務所も今回の件のように積極的に対応すべきだと声をあげた。

最近、EDAMエンターテインメントは「2023 IU ファンコンサート『I+UN1VER5E』の不正なチケット予約を計7件確認した」とし「UAENA（ファンクラブの名称）の会員4人は、公式ファンクラブから永久除名及び公式ファンコミュニティからの強制退会を決定した。また、チケット販売先であるMelOn TicketのIDに1年間の利用制限を適用し、予約されたチケットはキャンセルの措置を取った」と知らせた。

続けて「ファンクラブではなく、一般予約も1件キャンセル処理し、追加予約ができないように対処した」と伝えた。

IUの今回のファンコンサートは、公式ファンクラブを対象に先行販売が開始されると、35万人が同時にサイトへアクセスし、全席完売を記録して話題となった。

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