SHINee ミンホ「ザ・ファビュラス」を見たキーの反応&俳優としての抱負を明かす“急がずに多様な姿を見せたい”

OSEN |

写真=Netflix
SHINeeのミンホが「ザ・ファビュラス」を見たキーの反応を伝え、笑いを誘った。

最近、ソウル三清洞(サムチョンドン)のあるカフェではNetflixオリジナルシリーズ「ザ・ファビュラス」の主演俳優ミンホのインタビューが行われた。

「ザ・ファビュラス」は、「ファッション(fashion)」と書いて「情熱(passion)」と読む、ファッション界に人生を捧げた若者たちの夢と愛、友情を描いたロマンスだ。華やかでトレンディな見どころがあり、ファッション界のリアルな話を描いた。

「遠くから見ると青い春」「ホテルデルーナ」「リーガル・ハイ」「ミセス・コップ2」「九家の書」などに参加したキム・ジョンヒョン監督が演出を務め、チェ・スビン、ミンホ、イ・サンウン、パク・ヒジョンが情熱と愛で一丸となった親友4人組として阿吽の呼吸を披露した。ジャングルのようなファッション業界で生き残るため奮闘する若者たちの激しい生存競争と情熱をリアルに描き、視聴者に共感を与えると共に、胸をときめかせた。

SHINeeのメンバーで、俳優としても活動しているミンホは、ビジュアル、ファッションセンス、能力まで、情熱を除いてすべてを兼ね備えたフォトグラファーのチ・ウミン役を演じた。チェ・スビンと友達以上、恋人未満の微妙な雰囲気で緊張感を高め、ロマンスを披露した。また、未来のことで絶えず苦悩し、挑戦する過程を描き、共感と慰めを同時に与えた。

ミンホは「ラウンドインタビューが久しぶりなので、ほぼ眠れずに来ました」とし「Netflixで初主演を務めましたが、Netflixのコンテンツはグローバルじゃないですか。普段活動していた分野である音楽番組や、アルバムを出す感じとは異なり、作品として世界中のファンの方々に挨拶をするので期待もしましたし、より一生懸命取り組もうと思いました」と明かした。

劇中、チェ・スビンとのキスシーンは予告編から話題を集めたが、ミンホは「おそらく僕が撮影したキスシーンの中で最も過激なものだったと思います」と話した。

続いて「台本を見た時から『僕にこんな台本が来るようになったんだ』という気がしました。そのシーンは僕もすごく緊張しながら撮影の準備をしましたが、スビンさんが配慮をたくさんしてくれて、長い時間をかけて撮りました。本当に力を注いだシーンです。4、5時間近く撮影しました」とビハインドを明かした。

写真=Netflix
「『ザ・ファビュラス』の成績を検索してみたか?」という質問に「いちいちチェックはしませんでした。今日少し関係者の方々に話を聞いたのですが、内心嬉しかったです。とても気分が良かったです。自分ではチェックしませんでした。Netflixは成績がすぐ出るわけではないですから」とし「たくさん見ていただきTOP10にランクインすれば人気のあるシリーズになりますよね。多くの国でTOP10入りして嬉しかったです。実感が沸きません」と語った。

彼は「これまでラブコメディをいくつかやりましたが、30歳になってからは初めてでした。一番気を使った部分は『このような感情で演技ができ、このような面もお見せできる』ということを頭に入れて撮影に臨みました」と答えた。

作品が公開され、SHINeeのキーは一気見して連絡してきたという。

ミンホは「いきなり朝、キーが『監督は誰?』と聞いてきたんです。監督の名前を言って『面白かった?なんで?』と送ったら、それ以降返事は来ませんでした。『なんでこれを聞いたんだろう?』と思いました。まだ理由が分かりません」とし「キム・ジョンヒョン監督と次回作をやりたいのか、どんな意図で聞いたのか分かりませんし、監督の名前を聞いてきて疑問に思いました(笑)。今も僕の返事を読んでいない状態です。いつもそうです。10年以上返事をしてくれません」と話し、笑いを誘った。

「記事が出ればキーが返事をしてくれるだろうか?」という質問にも「それでも返事が来ないと思いますね」とつけ加え、再び笑いを誘った。

写真=Netflix
ミンホは作品について「すべての俳優たちが同じだと思いますが、完成した作品を見て物足りなさが残りました。『こうしたらどうだっただろうか?』というアイデアも思い浮かんで、作品に出演する度に学ぶことがあります。今回の作品からも感じました。個人的には、ウミンの叙事が収められたシーンがあったのですが、そこが編集されてしまって残念でした」と話した。

チェ・スビンと初共演したミンホは「劇中で古くからの友人であり、元恋人なので、お互いのすべてを知っている関係でした。ですのでまず親しくなることが急務でした。どんな人なのか知る必要がありました。人見知りもしましたが、仲良くなろうと努力しました。その間で苦労をたくさんしたのは監督です。みんなしゃべらないから、監督がどうにかして会話さえようとして『ご飯は何を食べた?』『休みの日は何をしているの?』とか、ずっと質問してくれました(笑)。そうしているうちにすごく親しくなって、撮影の時に止められないほど騒いでNGもたくさん出ました。親しく過ごしたのでそれが作品にも表れたと思います」と明かした。

ミンホは劇中、チェ・スビンと元恋人だが親しい友人として描かれるが、人間ミンホは絶対に不可能だと線を引いた。彼は「現実では不可能だと思います。元恋人とは絶対に友達になれませんし、会うこともできません。友人から恋人になることは可能だと思います」と笑った。

2012年、SBS「サンショウウオ導師と恋まじない」で演技を始めたミンホ。いつの間にかそれから10年がたったが、彼はこれまでドラマと映画を行き来しながら経験を積んできた。

彼は「20歳の時に初めて演技をした時に固まったらだめなのに、凍りついていました。できるだけ自然にしたと思っても、凍っているのが分かりました」とし「比較しているのではないですが、他の俳優たちがとても上手だからうらやましいと思いましたし、刺激を受けました。10年になりましたが、もっとうまくやらなければならないと思っています。言葉で説明するのではなく、見せなければならないと思います」と明かした。

これと共にミンホは「軍入隊前には何か結果を残さなければならない、証明されなければならないと思って、急いでいるところがありました。それはご覧になった方も感じられたようです。そのような気持ちがとても大きく、欲がたくさんあったんです。でも軍隊に行って帰ってきて、成熟してゆとりができると、いろいろな姿を見せたいし、結果も出したいという気持ちになりました。ですが、早くやったからと言って完璧な姿を見せることはできないと思います。僕に合っていて、良い作品に出会えれば、良い結果を残すことができると思います。急がずに余裕を持って、いろいろな姿を見せたいです」と抱負を語った。

記者 : ハ・スジョン