チョン・ウソン、映画「ハント」で23年ぶりにイ・ジョンジェと共演“オファーは4回断った”

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23年ぶりに再会した“ビジュアルツートップ"イ・ジョンジェとチョン・ウソンが主演を務める映画「ハント」が公開の準備を終えた。

映画「ハント」の制作報告会が本日(5日)、ソウル城東(ソンドン)区MEGABOX聖水(ソンス)で開かれ、監督のイ・ジョンジェ、チョン・ウソン、チョン・ヘジン、ホ・ソンテが出席した。

韓国で8月10日に公開される同作は、組織内に隠れたスパイを探し出すため、お互いを疑う国家安全企画部(安企部)の要員パク・ピョンホ(イ・ジョンジェ)とキム・ジョンド(チョン・ウソン)が、“大韓民国第1号暗殺作戦”という巨大な事件と直面することから繰り広げられるスパイアクション映画だ。

韓国で公開される前から、「第75回カンヌ国際映画祭」のミッドナイトスクリーニングで上映され、世界中で注目を集めている映画「ハント」は、Netflixオリジナルシリーズ「イカゲーム」でグローバルスターになった俳優イ・ジョンジェの監督デビュー作として、制作の段階から話題となった。

「ハント」はしっかりとしたストーリーを基に予測できない息詰まる心理戦が繰り広げ、圧倒的な緊張感を与えることはもちろん、華やかで多彩なアクションシーンで完璧なスパイアクションドラマの誕生を予告する。

それだけでなく、韓国を代表する俳優で映画「太陽はない」以来、23年ぶりの共演で話題になったイ・ジョンジェ、チョン・ウソンをはじめ、チョン・ヘジン、ホ・ソンテ、コ・ユンジョンなど実力派俳優らが相乗効果を披露するとし、さらに期待が高まっている。

この日の制作報告会を通じて、イ・ジョンジェは「このシナリオで出演を提案されたことがきっかけで、演出することになりました」とし「色々な過程を経て、僕が制作することになり、制作する過程でも色々なことがあって、脚本を書いて演出まですることになりました」と監督にデビューしたきっかけについて語った。

続けて「僕がこのようなことまでしてもいいのかなと思いました。映画の仕事は長くしてきましたが、それと脚本を書いて演出することは違うと思い、躊躇しました。しかし、勇気を出してみようという気持ちになって『ハント』に没頭しました」と伝えた。

23年ぶりに再び一つの作品で出会ったイ・ジョンジェとチョン・ウソン。チョン・ウソンは「23年間、一緒に撮影したいという気持ちはありましたが、少し怖くて慎重になりました」と告白した。そして「果たして、今回の『ハント』の撮影を一緒に楽しみながらできるだろうかと思いました。客観的に見る努力もしました。僕がオファーを4回断ったと言ったことがありますが、慎重だったのでそのようにしました」と伝えた。

チョン・ウソンが4回も出演を断ったというエピソードについて、イ・ジョンジェは「『太陽はない』以後、プライベートな席で『早く別の作品で一緒に作業しよう』と言ってから、あまりにも時間がかかりました。これまで一緒にしたい気持ちはたくさんありました。僕たちにできるプロジェクトを熱心に探しましたが、ツートップ構造のシナリオやプロジェクトは多くありませんでした。僕たちに合うプロジェクトを探しているうちに時間がかかってしまいました」と説明した。

続けてイ・ジョンジェは「チョン・ウソンに『ハント』のシナリオの草稿から見せました。不十分な状態で見せて、後には『失望させるくらいなら、むしろ制作しない方がいいのではないか』という話も出てきました。そのような過程を経て出会いました」と説明した。

チョン・ウソンは演出と演技を同時にしたイ・ジョンジェに「キャラクターを演技して疲れたはずですが、演出までしっかり行わなければなりませんでした。撮影が終わっても、終わったわけではありません。エネルギーが3~4倍以上かかります。ですから、体力的に疲れていく姿も見えました」とし「冗談で『わが友よ、現場で死ぬんだな』と言ったこともあります。かわいそうでしたが、美しかったです」と応援の気持ちを伝え、23年ぶりに一つの作品で再会した2人が見せる相乗効果への期待を高めた。

「今回の映画を通じて、イ・ジョンジェとチョン・ウソンの絆がさらに深まったと思います」というMCパク・キョンリムの言葉に、チョン・ウソンは「それで『カンヌに新婚旅行に行ってきた』と言われました」と言い、笑いを誘った。

映画「ハント」は韓国で8月10日に公開される。

記者 : ペ・ヒョジュ