Vol.1 ― ENHYPEN、メンバーたちが考えるグループの強みとは?「ダンスと歌だけでなく全員がビジュアル担当」(動画あり)

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デビュー1年のENHYPENが築いた成果は目覚ましいものがある。米ビルボードのメインアルバムチャートである「ビルボード200」で11位、日本のオリコン週間アルバムチャートで1位、新人賞6冠など、凄まじいスピードでファンを増やし、世界的に注目を集めている。

Mnet「I-LAND」を通じて結成されたENHYPENは2020年11月、1stミニアルバム「BORDER:DAY ONE」でデビューした。デビューアルバムであるにもかかわらず、発売から1日で31万枚(GAONチャート基準)を上回る売上を記録した彼らは、新人とは思えない凄まじい人気を見せ、その後2ndミニアルバム「BORDER:CARNIVAL」を披露した。デビュー後、メンバーたちが直接経験して感じた率直な感情をそのまま歌詞に盛り込んだタイトル曲「Drunk-Dazed」は、累積アルバム売上50万枚を突破し、デビュー半年にしてハーフミリオンセラーを記録した。

また、2021年10月に1stフルアルバム「DIMENSION:DILEMMA」を発売して、ミリオンセラーを達成。そんな凄まじい勢いを見せているENHYPENが、「@star1」とインタビューを行った。ENHYPENのメンバーたちは、デビュー1年という時間が速くもあり怖くもあるが、これから繰り広げられる時間が楽しみだと口を揃えて言った。

――デビュー1周年を迎えました。おめでとうございます!

ジョンウォン:時間がこんなに早いなんて思いませんでした。元々、時間というのは、重ねていくにつれて流れる速度が速く感じるようになると言いますが、「1周年もこんなに早く感じたのに、今後はどれほど早く感じるのだろう。あっという間に過ぎていくんだろうな……」と思いました。期待もありますが、片方では不安もあります。なので、今まで僕たちが過ごした1年という時間について振り返る時間も設けました。

ジェイ:それから、先日ファンミーティングをしました。ファンの皆さんも1周年を迎えたことについてたくさん話してくださったのですが、ファンの皆さんと一緒に1周年を祝いながら過ごすことができて、本当にありがたく感じました。

ジェイク:1年間、僕たちが活動もたくさんしましたし、アルバムもたくさん出したほうだと思います。1年という時間は、長いと言えば長くて、短いといえば短いですが、その時間でたくさん成長できたように思います。まだお見せしていない、ENHYPENのさまざまな姿がたくさんあります。これからもずっとENGENE(ファンの名称)と一緒に歩んでいきたいです。

――フルアルバム「DIMENSION:DILEMMA」を発売されましたが、初めてのフルアルバムであることもあって、格別な思いがあったんじゃないでしょうか?

ヒスン:“フル”という言葉の通り、今回のアルバムはENHYPENの姿を本格的にお見せしなければいけないという気持ちが強かったんです。それだけ負担と期待を同時に抱えて準備しました。そのおかげか、クオリティももっと良くなって、成長できたと思います。何より今回のアルバムの記録も本当に良かったので、すごく勉強になって、得たものが多い時間でした。最も大きな功績はENGENEにあると思います。ファンの皆さんがいるからこそ、1stフルアルバムの活動を無事に締めくくることができました。今回の活動を通じて、今後の活動もうまくやっていけるという確信が持てました。

ソンフン:フルアルバムなので、収録曲の数ももっと増やして、ENGENEの皆さんに一段と成長した姿を見せたいと思って、準備の過程で悩んだ部分がありました。それでもENGENEや多くの方々から好評をいただき、満足しています。

――タイトル曲「Tamed-Dashed」でイメージチェンジに成功しましたね。楽曲の意味を表現するために、特に努力した部分はありますか?

ニキ:これまでは少しダークで強烈なコンセプトを披露してきました。でも、今回のアルバムでは晩夏の雰囲気を込めた爽やかな姿をお見せしようとしました。ステージの上で明るく笑ったり、楽しんでいる様子を表現できるように、表情の練習をたくさんしました。

――「Tamed-Dashed」には“ジレンマ”に関するストーリーが込められています。メンバーの皆さんは実際にジレンマに陥った瞬間はありますか?

ソンフン:僕は常にジレンマに陥ります。ステーキを食べるかパスタを食べるか、コートはブラウンを買うかブラックを買うか、そのような些細な悩みを一日中しているような気がします(笑)。ジレンマから抜け出すためにメンバーたちに意見を聞いたりもしています。

メンバー一同:聞くことは聞くけど、ソンフンは僕たちの意見を受け入れません。答えは決まっているので。

ソンフン:もっと大きなジレンマについて話すと、前作の「BORDER」シリーズで話したように、デビュー後にできた“愛されるアイドル”としての自分の姿と、ステージから降りてきて“周りの視線から自由な自分”の間のジレンマに悩みました。

ジェイ:そうです。タイトル曲の歌詞にも書かれています。「正解ではないとしても」「とにかく走れ」と。結局、正解があるわけではないので、ジレンマに陥ったら、とにかくやってみるんです。

メンバー一同:その通り(笑)。

――“グローバルK-POPのライジングスター”として注目を集めているENHYPENだけの強みは何でしょうか?

ジェイク:僕が考える僕たちのチームの強みは、色々な国籍のメンバーがいるので、日本語も英語も可能なグローバルグループという点です。そして、僕たちのケミストリー(相手との相性)は本当に良いし、ステージに向けた情熱だけは、地球の果てまでいけるほど熱いチームです。

ソヌ:そしてメンバー全員が、ダンスと歌だけでなく、ビジュアルも本当に良いですから(笑)。メンバー全員がビジュアル担当メンバーです!

ソンフン:パフォーマンスも素晴らしいグループです。息ピッタリのキレのあるダンスも見どころです。

ニキ:メンバーたちは年齢も若いので(笑)。長く活動することができます!

ジョンウォン:雨が降ってもしっかりと踊ることができます(笑)。

ヒスン:何よりも、僕たちが持つ音楽性も特別だと思いますし、解釈によって意味が変わってくるユニークで面白いコンセプトとストーリー性を楽曲に秘めています。僕たちのステージや音楽を聴いて、「個性的だ」「カッコいい」と評価してくださる方も多いと聞いたので、その部分も強みとして挙げられると思います。

ソンフン:タイトル曲に負けず、収録曲も良い“収録曲マッチプ(美味しいお店)”です。それも僕たちだけの強みです。

記者 : パク・スンヒョン