Vol.2 ― “デビュー10周年”CNBLUEの過去・現在・未来「日本のロックフェスへの出演も…全部思い出す」

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デビュー10周年を迎え、3年8ヶ月ぶりにアルバム「RE-CODE」をリリースしたCNBLUE。全員が軍服務を終えて30代に突入し、人生についても音楽的にも考え方が変わったという3人に、インタビューを実施。後編では、デビュー10周年を迎えての思い出や日本での活動についてたっぷりと語ってくれたインタビュー後編をお送りする。

【インタビュー】Vol.1 ― CNBLUE、3年8ヶ月ぶりのアルバム「RE-CODE」は名盤!兵役経て考え方も変化“僕たちの気持ち…伝わっていますよね?”

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【PHOTO】CNBLUE、ターニングポイントはデビュー10周年の今「メンバーをほめてあげたい」

――「Then, Now and Forever」をFNCエンターテインメントの後輩たちがカバーした動画が続々と公開されましたが、これを見てどんなことを感じましたか?

カン・ミンヒョク:ありがたかったですね。各グループに合うスタイルにアレンジして歌ってくれましたが、それが良かったし、ありがたかったですね。会う度に、「動画を見た」「ありがとう」と伝えました。

ジョン・ヨンファ:(後輩たちが)歌った後に、すごく難しいと。歌ってみたらすごく難しかったといってくれて嬉しかったですね。他の人には歌うのが難しいというから(笑)。

イ・ジョンシン:そんなことに喜びを感じたんだね~。

ジョン・ヨンファ:うん、感じた!

――皆さんが今カバーしてみたいと思うアーティストや曲はありますか?

イ・ジョンシン:僕は「Then, Now and Forever」です(笑)!

カン・ミンヒョク:カバーしてみたいものですか? 考えてみたことがなくて……パス!

ジョン・ヨンファ:N.Flyingの「Rooftop」。軍隊にいるとき、たくさん聞いたので。

――先日出演された「音楽中心」で、SF9のチャニさんに愛嬌を求めたりと仲睦まじい姿が話題でした。同じ事務所の仲間たちとの最近のエピソードはありますか?

ジョン・ヨンファ:本来そんなことは台本にありませんでした。即興でやってほしいと言ったので、チャニがかなり慌てましたね(笑)。以前は、事務所に後輩もあまりいませんでしたが、今は後輩がたくさんできて雰囲気がよりよくなりました。

カン・ミンヒョク:お互い気にかけたり、応援することが多くなりましたね。SF9のジェユンが、Instagramでライブ配信をしたとき、僕たちの曲を聴いて良かったと話したりしてくれたこともありました。連絡をたくさん取り合っていますね。

ジョン・ヨンファ:Cherry Bulletのみんなが買ってきたたい焼きを、勝手に食べちゃってごめんなさい(笑)。僕が買ってあげるべきなのに、あんこ一つ、シュークリームを一つ奪って食べちゃって……。

イ・ジョンシン:悪い先輩だね(笑)。

ジョン・ヨンファ:ユジュが持ってきたので、「僕、活動を始めたから一つだけちょうだい」と言いました。

カン・ミンヒョク:なんで奪って食べたの?(笑)


「桜が咲く頃、京都に行ってみたい」

――リアリティ番組「秘密旅行」は本当の旅行みたいだったと話されていましたが、特に楽しかった一番の思い出は?

イ・ジョンシン:ルージー(カートライド)というものに乗るのも楽しかったし、スジェビ(韓国のすいとん)作りが一番楽しかったですね。

ジョン・ヨンファ:今日も本当に食べたかったよ、本当に。

イ・ジョンシン:後でファンミーティングとかでファンの皆さんに作ってあげる機会があればいいですね。時間が長くかかりすぎるのが問題ですが。

ジョン・ヨンファ:ふやけてダメ。もらっているうちにふやけちゃうからダメ。

イ・ジョンシン:出汁を沸かしておいて、ファンミーティングで番号札を配って、渡したいですね。そしてアンサーカードも楽しかったです。

ジョン・ヨンファ:全体的に楽しかったです。毎日毎日楽しかったですね。

カン・ミンヒョク:僕たちもそれぞれどんな旅行をしたいのか(計画を)立ててくださいと言われだけで、ひっかかったらダメだというのは当日知りました。僕もそういうことだとは知らなくて。楽しくて良いところに連れていこうと思ってがんばったのに。そこの牛肉を食べるべきだったのに……。僕の計画はほとんどできなくて残念でしたが、釣りも楽しかったし、ルージーが思ったよりとても楽しかったです。

ジョン・ヨンファ:ルージーは通りすがりのコースだったのにね。

――これまでにメンバーと旅行したり、どこかに遊びに行った思い出で記憶に残っているものは?

イ・ジョンシン:僕たちはいろんなところに一緒に行くので。日本で遊びに行くと、ミンヒョクとドン・キホーテに行ったり、時々兄さんとピザを食べに行ったり、デパートに行ったり。

ジョン・ヨンファ:一度銀座に行って、銀座ファイブも見て回って。

カン・ミンヒョク:美味しい店によく行くほうで、どこか遊びに行ったり、旅行に行くほうではありません。

ジョン・ヨンファ:ほぼ、食べに行くことが多いですね。

イ・ジョンシン:僕は桜が咲く頃、京都に行ってみたいですね。一度も行ったことがなくて。日本にあれだけ行ったのに、京都は一度も行けなかったので、いつか行って、桜の写真を撮ってみたいですね。

カン・ミンヒョク:着物を着て撮りたいね。

――ジョンシンさん、ミンヒョクさんは、除隊後初となるドラマへの出演が決まっています。久しぶりの現場で意識の変化や大変だったことはありましたか?

イ・ジョンシン:僕は特にそんなことはありませんでしたね。済州島(チェジュド)で2ヶ月ぐらいロケ撮影をしましたが、新型コロナウイルスのために心配も多く、あの時は済州島で台風までが重なってかなり苦労しそうになりましたが、撮影の時は上手く避けてくれたので、僕は大丈夫でした。でも、コロナウイルスが拡散している中、ドラマを撮影すること自体大変ですね。スタッフの皆さんも大変ですし。みんなマスクをしていないといけないので。

カン・ミンヒョク:僕は、以前とは違ってドラマ現場の雰囲気がかなり変わっていたと感じましたね。些細なこと一つ一つ変わったことに、慣れない感じもありましたが、俳優の方々やスタッフの皆さんにとっては環境がずっと良くなったので、それはよかったですね。そして除隊して久しぶりに仕事をすること自体、とても楽しかったです。コロナウイルス感染拡大のためアルバムも出せず、公演もできずにいましたが、ウェブドラマを撮影しながら楽しく過ごしました。今は家でじっとするのも大切ですが、やっぱり仕事をした方が楽しいですね。

――ヨンファさんは、アーティスト活動はもちろんバラエティ番組にもよく出演されていますが、今後どんな番組に出演してみたいですか? CNBLUEで番組をやるならどんな番組?

ジョン・ヨンファ:「秘密旅行」みたいなものがいいですね。リアリティ番組がそれぞれの魅力を見せてくれると思うので、良いと思います。他のバラエティ番組は、呼んでくれるところに(笑)。

カン・ミンヒョク:僕は今回の「秘密旅行」みたいなバラエティなら、大歓迎です。

イ・ジョンシン:僕も今回、「秘密旅行」がとても楽しく、このようなことを定期的にできたらいいなと、一人で想像の翼を広げました。

カン・ミンヒョク:僕たちのことがもっとわかると思いますし、僕たちも気楽に撮影できるので、そういう部分において他のバラエティとは違う、良い部分があったのではないかと思います。

イ・ジョンシン:でも、早くコンサートがしたいですね。誰が何といっても、やはり1番はコンサートですね。


デビュー10周年「メンバーをほめてあげたいです」

――韓国デビューから10年を迎えました。10年間で、いくつかのピークやターニングポイントになる出来事があったと思いますが、活動を振り返っていかがですか?

イ・ジョンシン:僕は今が、心的にも外的にも変化が一番多いと思います。除隊して久しぶりにアルバムが出たし、僕たちが一つの仕事を10年間続けていること自体、最初は「もう10年だな」と思いましたが、じっくり考えてみたらものすごいことだと思いました。あることを10年続けるということそのものが。そんなふうに考えるようになって責任感も感じるし、行動一つ一つに気を使うようになって、もう少し真剣になっていきたいですね。これからもっと。

ジョン・ヨンファ:僕は、日本での活動で言うと、武道館で初めて公演したとき。「わあ、僕たちもトップグループになるんだな」と思いました。次は東京ドームで公演をしたいです。

カン・ミンヒョク:僕は今ですね。軍隊も除隊して10年という時間。10周年。デビューした瞬間から10年ですから。想像していたその時間が満たされたとき、胸がいっぱいになりました。軍隊にいるときに10周年を迎えましたが、その年が10周年になった年だということを振り返ると、とても価値のある……。僕ががんばって生きてきたんだな。だから軍隊に行ってきても、もっと頑張らなければと思うようになった年でした。

――ある分野で10年以上勤めていると、職人といいますもんね。

イ・ジョンシン:はい、そのような面で、メンバーをほめてあげたいですね。そんな温かい気持ちを届けたいです。

――デビュー前には日本で路上ライブを行ってきたCNBLUEですが、日本での活動を振り返っていかがですか? 思い出に残っていることは?

一同:とても楽しかったですね。楽しいことが本当にたくさんありました。

イ・ジョンシン:ロックフェスティバルを全部思い出しますし、僕が好きなHYDEさんにも会えたし。

カン・ミンヒョク:バンドとして経験できるものがとても多かったですね。

イ・ジョンシン:日本での活動はとても楽しかったですね。「Summer Sonic」「a-nation」など。でも僕は、HYDEさんに会えたことが一番記憶に残っています。子供のころから憧れていた人なのに、実際に会ったら、メールアドレスを教えてくださいました。それがとても記憶に残っています。

カン・ミンヒョク:そして日本のファンの皆さんが、ライブやロックフェスティバルのすべてを一緒に楽しんでくれましたね。とても楽しそうにしてくださるので、僕たちが色んなことにトライすることができたので、感謝しています。日本で様々な経験ができましたね。

――全員が30代になりましたが、気づいたことやこの先楽しみにしていることはありますか?

ジョン・ヨンファ:僕はひたすら前だけを見て走ってきたので、余裕を持ちながらやっていきたいですね。それが目標で、必ずそう過ごしていきたいです。

カン・ミンヒョク:毎日考えるわけではないですが、30歳になってから今より先のことを考えながら生きるようになりましたね。20代のときは今と目の前にある未来を見ていたとしたら、今はもう少し遠い未来まで見ているんじゃないかと思います。

イ・ジョンシン:僕はさっき話したように、もう少し責任の重さが加わってくるので、言葉一つ、そして周りを気にかける、良い人になりたいです。


「日本でやりたいこと?1番はライブ、そのついでに…」

――次に日本に行けるようになったらやりたいことは何ですか?

カン・ミンヒョク:ライブが一番したいですね。おいしいものも食べたいですし。日本料理が一番食べたいです。

イ・ジョンシン:1番がコンサートで、行ったついでにおいしいものを食べたいですね。

ジョン・ヨンファ:それが楽しみなのに(笑)。だから、日本ツアーを終えると、太って帰ってきます。おいしいものをたくさん食べて。

イ・ジョンシン:特別な日には、ライブ会場で時々スタッフの皆さんがすき焼きを作ってくださいました。

ジョン・ヨンファ:大阪ではたこ焼きも作ってくれましたし。だから、太って帰ってきます(笑)。

イ・ジョンシン:僕は表参道や、人が多くて店も多いところを気ままに歩き回りたいです。途中でワッフルも食べたり、そしてまた新しくできたところがあれば見ながら、歩き回りたいですね。

カン・ミンヒョク:コンビニも回らないと。

イ・ジョンシン:ロブスターサンドイッチ! ロブス……なんだっけ?

カン・ミンヒョク:それおいしかったね。

ジョン・ヨンファ:「幸せのパンケーキ」食べないと。

イ・ジョンシン:自由に歩き回りたいですね。

ジョン・ヨンファ:牛丼たべたいね、Aセット。

カン・ミンヒョク:紅ショウガも添えて。

イ・ジョンシン:そのレベルまで行かないと。「ああ、10年ぐらい日本に通っていたんだな」と思えるよね。

カン・ミンヒョク:Aセットでコーンを噛んだとき、おいしいよね。

ジョン・ヨンファ:Aセット? コーンサラダ? ゴマサラダ?

イ・ジョンシン:コーンがぷりぷりしてるよね。

ジョン・ヨンファ:味噌汁もおいしいよね。

イ・ジョンシン:僕は吉野家が一番! 変わらない味だね!

――今1つだけ日本の食べ物を食べられるとしたら何を食べたいですか?

一同:あ~!! そんな質問は……。

ジョン・ヨンファ:僕はラーメンですね。一風堂でラーメンと餃子を頼んで、ご飯と一緒にたくあんを添えて。

イ・ジョンシン:吉野家の温かい牛丼Aセット、大盛で。

カン・ミンヒョク:牛丼がすぐ出てくるのに、温かいのは本当にうまい! 僕はしゃぶ禅のすき焼き。

ジョン・ヨンファ:またおいしい店、たくさん見つけておいたんだ。ついてきて。

――直接会うことができない中でも、日本ファンからの声や応援メッセージを目にすることはありますか?

ジョン・ヨンファ:最近はファンサイン会をテレビ電話でするんです。それで、ファンの皆さんにたくさん会いました。少し不思議な気分ではありましたね。実際に会って話すのとは違いました。

イ・ジョンシン:いつも最後の言葉は「ライブで会いましょう」なんですが、本当にその言葉のように、早くライブで会いたいですね。

――印象に残っているものがあれば教えてください。

ジョン・ヨンファ:全部思い出しますね。とても久しぶりに会うファンが多くて、ヘアスタイルもかなり変わったし(笑)。軍隊に行ってきた間、かなり変わっていましたね。

イ・ジョンシン:スタイルがかなり変わりました。メガネが変わったりとか。長い間、応援してくださった方の中には、僕たちが顔を覚えている方もいます。その方々とテレビ電話で会いましたが、とても嬉しかったです。

――最後にKstyleをご覧のみなさんにメッセージをお願いします。(以下すべて日本語で回答)

ジョン・ヨンファ:今回は韓国で撮影したんですけど、次は日本で撮影したいです。その瞬間まで、皆さん気を付けて過ごしてください。

イ・ジョンシン:3年8ヶ月ぶりにCNBLUEがカムバックしました。5曲全部が冬の感じの曲ですが、みなさん温かい冬を過ごしてください。そして次は、日本でライブで会いましょう。会えたら超うれしいです! ぜひチェックしてみてください。

ジョン・ヨンファ:何を?(笑)

イ・ジョンシン:アルバムを!

カン・ミンヒョク:今年は会うことが出来なかったので、とても寂しいですけど……。来年会える日まで、みんな体に気を付けて。会いたいです。

取材:KIM YE LIM / 撮影:SHIM KYUTAI

■リリース情報
8thミニアルバム「RE-CODE」(Special ver./Standard ver.)
好評発売中

■関連サイト
CNBLUE日本公式サイト:https://cnblue-official.jp/

記者 : Kstyle編集部