「母胎ソロ（恋愛経験ゼロのことを指す言葉）ですか？傷つくのが怖くて…」

最近、ソウル梨泰院（イテウォン）の某レストランでTV朝鮮ドラマ「大君－愛を描く」（以下「不滅の恋人」）のチン・セヨンのインタビューが行われた。

作品でソン・ジャヒョン役を務めたチン・セヨンは、イ・フィ役を演じたユン・シユンと切ない恋愛模様を披露した。権力も、死さえも二人を引き裂くことはできなかった。しかし、ソン・ジャヒョンではなく、チン・セヨンはまだ恋愛経験ゼロ。彼女は傷つくのが怖くて相手に近づく事ができないと打ち明けた。

「何度かデートをしたり恋の駆け引きもしたんですが、恋人になったことはないです。駆け引きで終わってしまったような感じです。私はいつも恋愛を始めるときに『あとになって、私のことを嫌いになってしまったらどうしよう』って別れることを先に考えてしまうから、うまくいかないんだと思います。学生時代に恋愛できなかったことを今後悔しています」

これに先立って行われた、ユン・シユンの「不滅の恋人」のインタビューでは、自身の恋愛相手としてチン・セヨンが挙げられると「セヨンちゃん、いいですね。でも、作品が終わって連絡が続く子もいれば、そうでない子もいるんですよね。これから仲良く過ごしたいですが、どうでしょう」と冗談のように言った。

その話を聞いたチン・セヨンは「シユンさんはとても良い俳優です」と一線を引くような冗談を言い、笑いを誘った。「実は撮影現場では、シユンさんも、私も仕事に専念することを第一と考えているようです。シユンさんは次回作も決まっていますよね。お仕事を頑張っているんだなと思います。ジャングルにも行くと聞きましたし」

チン・セヨンは恋愛より仕事の方が好きというよりは、役者としてもっと成長したい気持ちが大きいと明かした。まだ披露できていない、より多彩な姿をこれからはお見せしたいとのこと。

「まだ仕事的に未熟なところもたくさんあるし、もっと成長したい気持ちが大きいです。まだ多様なキャラクターを演じる姿も見せられていないし、今回は明るい姿をお見せしたんですが、時代劇なので後半に行くほど、重い流れになっちゃって。また違った作品でお会いしたいです」

チン・セヨンは牛のように働く役者として有名だ。「オクニョ 運命の女（ひと）」に出演する前までも毎年作品を通じて視聴者、観客と会ってきた。

「牛みたいに働くというイメージがあるようです。序盤にたくさんの作品に出演していたから、久々に出演してもそう見てくださるようです。『役者はいつも舞台の裏にいるべし』『休まずに地道に仕事をし、やりたいことはたくさんやってみた方がいい』と言われたので、なるべくたくさんの作品に出演したいです」

チン・セヨンは、現代劇で明るい役を演じてみたい願望を明かした。演技が上手いということは「多くの人たちに共感を得ること」と考える彼女は、共感できる演技を披露したいという抱負を語った。続いて2作連続で時代劇に出演しただけに、次回作では現代劇に出演したいという。その時は、明るいキャラクターを演じたいと述べた。

「一作、一作と出演する過程で、自分も知らないうちに学び、成長していると思います。こうやっていけば、30代になってもっと成熟した演技をお見せできるのではないかなと、ちょっと期待しています。成長したかどうかは、視聴者の方々が判断してくださると思います（笑）」