「青い海の伝説」側、盗作疑惑で嫌疑なしの処分“名誉棄損と誣告に対して対応する方針”

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写真=SBS
ドラマ「青い海の伝説」は盗作疑惑で嫌疑なしの処分を受けた。

ソウル中央地検(担当検事:ホ・ソンファン) は28日、今年1月にパク氏が脚本家のパク・ジウンを相手取り提起した著作権侵害(盗作) で、告訴した事件に対して嫌疑なしの処分を下した。

検察は「脚本家のパク・ジウンや制作会社が、事前に告訴人が盗作対象だと主張する映画のシナリオを確認したり、その存在を知っていた可能性がなく、告訴人のシナリオとドラマ『青い海の伝説』の間では、類似性がないと判断し、嫌疑なしの処分を下す」と伝えた。

パク脚本家側は「『青い海の伝説』は韓国の説話中、人魚のストーリをモチーフにした独創的な作品だ。告訴人のシナリオとは何の関係もない」と、検察の嫌疑なしの処分に同意した。

告訴人であるパク氏は、自身のドラマとパク脚本家の「青い海の伝説」を比べたところ、男性主人公の名前に“ジュン”という名が入り、名門大学出身であり自転車に乗るという点、陸地では人魚に足ができるという点、フラッシュバックやクローズアップなどの技法を使った点、字幕で時間の流れを明示した点、キャンドルやスタンドなどの小道具が登場する点、赤色のオープンカーが走るシーン、雨が降る中で男性主人公が運転するシーン、女性が男性にスープを作ってあげるシーンなどが類似していると主張。

二本の作品を詳細に比べた業界の関係者たちと著作権法の専門教授たちは、口を揃えて検察に提出した鑑定意見書などを通し「告訴人が類似していると主張する点は、従来のドラマ、映画などに数多く登場した日常的なシーンと普遍的な技法であり、実際に実質的な類似性は全くなく、ストーリ、テーマ、葛藤の構造、人物のキャラクターなどが完全に違うため、盗作などと主張するレベルではない」と判断した。

今回、検察の嫌疑なしの処分に対して制作会社は「最近、有名脚本家たちを相手取り、根拠のない著作権侵害を主張し、放送を控えた脚本家たちの心理的な負担を利用して示談金を要求する事例が頻繁に発生している。今回の事件のように、著作権侵害に関する告訴が提起されたことだけでも、脚本家が被った被害は大きい。今回の嫌疑なしの処分が、どんな根拠もない状態で提起した‟通り魔告訴”の弊害を認識する良い機会になってほしい」と話した。

また制作会社は「今後、パク氏に対する名誉棄損及び誣告に対する対応も、積極的に検討する方針だ」と伝えた。

記者 : チェ・ジイェ