【REPORT】SF9が日本デビューショーケースを開催!大歓声に感動「努力するグループになって、恩返しします」

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FTISLAND、CNBLUEらを擁するFNCエンターテイメント初のダンス・ボーイズ・グループとして話題のSF9が、東京TSUTAYA O-EASTにて日本初のSHOWCASEライブを開催。6月7日にリリースする日本デビュー曲「Fanfare -Japanese ver.-」の初披露や、ユニットステージ、カバーステージなど、多様なパフォーマンスで観客を魅了した。


日本のFANTASY(ファン)の熱気に緊張も

2階まで満員の観客で埋め尽くされた会場。白いペンライトが揺れる中、黒、赤、白を基調としたPOPな衣装で登場した9人。「Fanfare」のイントロが始まると、割れんばかりの大歓声で応援法のコールが巻き起こる。この歓声に、テンションがあがったメンバーたちは、興奮気味に初めて対面する日本のファンに挨拶を。ロウン「僕らはFNC KINGDOMや、CNBLUE先輩のアリーナツアーのオープニングステージに立ったことはありますが、単独ステージは今日が初めてなので緊張します。でも、一生懸命に準備をしてきたので、一緒に楽しんでいただけたらうれしいです」ジュホ「SF9がついに日本のFANTASY(ファン) に会いにきましたが、とても熱く迎えてくれて感動しました。そうでなくても楽屋で緊張して震えていたのですが、みなさんが歓迎してくれるのを見たら、もっと緊張しました。情熱を燃やしてかっこいいステージをお見せしますので、多くの関心と愛をお願いします」フィヨン「みなさんの心の中に桜の花を咲かせたいと思います」インソン「みなさんを僕の心のFANTASY LANDに生涯お招きします」と個性豊かなコメントで観客をわかせた。

次のステージが始まる前に、ヨンビンが「みなさんが一番見たいステージはなんですか?」テヤンが「誰に一番会いたかったですか?」とたずねると、曲名やメンバーの名前を一斉に叫ぶファン。ダウォンは大歓声に驚いて耳を押さえるしぐさを。そして1st Mini Album「Burning Sensation」からスイートなR&Bナンバー「Still My Lady」を披露。スクリーンには桜の花びらや新緑が舞うアニメーションが映し出され、爽やかな雰囲気に包まれると、客席にハートを飛ばすジュホ。続いては、車を形象化したユニークな群舞パフォーマンスで注目を集めた活動曲の「ROAR」を、赤と白のレーザー光線の中でクールに決めた。
 

メンバーが好きな日本の食べ物は?ジュホの手羽先愛がさく裂

ここで司会の古家正亨氏が、背中に大きくデビュー日が記載されたSF9のスタッフTシャツを着て登場。「ちょっとこれ見て。どんだけSF9が好きなの。メンバーさえ着ていないTシャツを着ちゃってますけど」と苦笑すると、笑顔を咲かせるメンバーたち。3日前に来日したという彼らに日本滞在の話を聞くと、インソンは「ジャケット撮影をしたり、取材を受けたり、テレビに出たりもしました。日本語がまだつたないので残念ですが、みなさんとコミュニケーションがとれるように頑張っていきたいと思います」。ダウォンが「やっぱり食べ物が、コンビニの食べ物がよかったです」と発言したのをうけて、おいしかったものをたずねると、ロウンが「ケーキ」ダウォンが「デザートとか」と答えたのに続いて、なぜか「手羽先!!」と元気よくコンビニにないものをあげたジュホに観客は爆笑。桜のシーズンだけにお花見に誰と行きたいかの質問には「もちろんFANTASYです。おでんと焼き鳥が食べたいです」と笑顔で答えたテヤンに、古家氏が「若干、オヤジくさいけど」とつっこみを。好きな日本のアーティストの質問には日本のバンド文化が好きだというロウンがONE OK ROCKをあげ「Wherever you are」をアカペラで披露。続いて日本で流行っているものをやろうということで、「PPAP」をフィヨンが末っ子らしく愛嬌満点に披露した。


ファンからのリクエストを叶えるコーナーは爆笑の連続

ここで、あらかじめ観客から募ったリクエストに応えるコーナーへ。ステージ下手のロウンから順番に抽選ボックスに入れられた用紙を引くことになったが、書かれていたのは「ダウォンへ。G-DRAGONからのブルース・リーからの志村けんをやって」であったことから、まずはダウォンが見本を見せることに。アイドルとは思えないほど全力で顔をゆがませてモノマネをするダウォンに大爆笑のあとは、ロウンが挑戦するも、恥ずかしさで小さくジェスチャーするにとどまると「ちがうよ~」とダメ出しするダウォン。「最近覚えた日本語」を引いたジュホは「3つあります。私は手羽先が好きです。私はラーメンが好きです。愛してる」と、再びの手羽先愛をアピールし、去年名古屋で食べてから夢中であることを明かした。「俺についてこいって言って欲しいです」のリクエストに、テヤンがかっこいいキメ顔で応えたのに続き、なぜかダウォンもやることになり、かわいいバージョンで「俺についてこい♡」と愛嬌を振りまいた。「FANTASYで三行詩」を引いたチャニは「FANTASYのみなさん、タタタタ、今とても愛らしいです」とやり遂げて満足気だったが、ダウォンから「チャニさん、タタタタはなんですか?」とつっこまれて「ハングリーです」と謎の回答を。これには古家氏も観客も意味がわからずに首をかしげて苦笑していた。「なんでもいいからモノマネをして」を引いたヨンビンは、ドラえもんのモノマネをするも、若干スベり気味ですぐさま「すみません」と。するとロウンの無茶ぶりでブルース・リーもやることになり、ダウォンの指導のもと顔マネをするヨンビン。フィヨンは「投げキッス対決」を引き、全員が投げキッスを順番でやることに。ダウォンがキスをキックで飛ばしたり、フィヨンが弓矢で飛ばすなど、それぞれが個性的な投げキッスを披露した。「キヨミの歌、ください」と日本語で読み上げたダウォンは、「1+1はキヨミ、アーッ!!」と、いちいちブルース・リー調(?) におたけびをあげ、個性的すぎるキヨミに会場は爆笑。「即興ダンス」を引いたジェユンは、テヤンのビートボックスに合わせてカクカクとしたダンスを披露し「腰を痛めました」と茶目っ気あふれるコメントを。「みんなにプロポーズをしてちょうだい」を引いたインソンは「FANTASYのみなさん、僕と一緒に暮らさない?」とのセリフに続いて4Menの「Baby Baby」のサビを歌い、最後は「FANTASY愛してるよ」とささやいて黄色い歓声があがった。


ユニットステージと自己紹介トークで個々の魅力をアピール

続くユニットステージへむけての衣装替えの間に、この日のために準備された自己紹介映像が流れる。1分間で自分の魅力をアピールするもので、効率よく時間を使うメンバーもいれば、他のメンバーにちょっかいを入れられて時間切れに終わるメンバーもいて、それぞれの個性と特徴が現れたVTRに観客は大喜び。

ユニットステージの1番手はテヤンとチャニ。黒いスーツで登場し、椅子を使ったパフォーマンスでクールな男性美を見せつけた。続いてはそこにヨンビン、ロウン、ジュホが加わり、5人によるダイナミックなダンスを。テヤンは得意のアクロバットも。ラストはロウン、インソン、ジェユン、テヤン、ダウォンのボーカルラインラインがSpecial Digital Singleの「So Beautiful」を、優しく美しいハーモニーで歌いあげた。

続いては、全員がパープルのジャケットに着替えてステージに登場し、先ほど流れた自己紹介VTRを掘り下げるトークコーナーへ。“料理が得意”というロウンは「機会があったら日本のFANTASYのみなさんにも作ってあげたいです。作ったことがあるのはハンバーガー、キムチチゲ、味噌チゲ」と発言すると、ジュホが日本語で「ラーメンすごい」と絶賛。“伝説のパンチ”というニックネームを持つジュホは「僕らが出演したWEBドラマ『Click Your Heart』で伝説のパンチ役をやったんです。日本でもそのドラマが放送されるそうでうれしく思っています。また日本でもパンチができるなって」と。テヤンは“バターテヤン”とのあだ名についての説明を。ダウォンが「僕がつけたあだ名なんです」ヨンビンが「テヤンくんは感動的な言葉でFANTASYの皆さんの心を溶かす才能があるからです」と発言すると、古家氏に「じゃあ今、溶かしてもらっていいですか」とふられたテヤンは日本語で「FANTASYのみなさんは心にいます~」とコメント。“今日を生きる”とのあだ名を持つチャニは「明日がないと思って生きる人という意味なんですが、悪ふざけがすぎたときにファンのみなさんからつけられたあだ名です」と説明。“魅力的なほほえみ”が特徴のヨンビンは、とびきりの愛嬌でほほえみを披露。“涙もろくて冷たいシティーボーイ”というフィヨンは「僕はすぐに泣いてしまうんです」と説明すると、客席から「ウロラ、ウロラ(泣いて、泣いて)」とのコールが。これには「今日はホテルに帰ってから、こっそり泣きたいと思います」とうまい切り返しを見せた。“バラエティ有望株”のダウォンは「今回、日本でテレビ番組などに出させていただいて、とてもいい経験をしたので、これから成長した姿をお見せしたいです」と。“バラーダー有望株”のジェユンは「バラードを歌う歌手という意味ですが、僕はバラードが大好きなんです」と言いながら尾崎豊の「I LOVE YOU」をアカペラで披露すると「次は練習してフルバージョンを」とファンと約束を交わした。“天然魅力ナンバーワン”のインソンは特技の高速ウィンクを披露して会場をわかせた。

続いては、先輩アーティストのカバーダンスを披露。人数の違うグループBTSとBlock Bの楽曲を9人バージョンにアレンジし、力のこもった熱いステージで魅了した。


音楽番組で未公開楽曲のパフォーマンスも披露

ビニール素材のホワイトジャケットに着替えると、オリジナル楽曲のステージへ。「Together」は、ロウン、ジェユン、ダウォン、インソンが椅子に腰かけ、チャニとジュホとフィヨンが地べたにちょこんと座り、立っているヨンビンは手を左右に振りながら、テヤンはあちこちに動き回りながらファンと呼吸を合わせていた。続いては、音楽番組では披露したことがなくショーケースのために準備したという「4thep」と「Jungle Game」。彼らならではの独創的な振り付けのダンスと、巧みなポジションチェンジが圧巻で、客席からは大きな歓声に続いてため息がもれた。

最後の1曲を残しての挨拶では、ジュホが「ステージに立つたびに楽しくて新鮮な気持ちになるのですが、これまでの22年間で今日が一番楽しかったです。本当に楽しめたし、日本でこんな機会に恵まれて幸せです」。テヤンは「東京、最高ですね。驚きました。こんなにたくさんの人が来てくれるなんて。みなさん噂に聞いていたとおりにキレイですね」。ヨンビンは「なにかが僕の顔に流れてきています。みなさんには汗に見えるかもしれませんが、僕は今日みなさんに感動して涙を流しているようです」と。ダウォンは「日本でこんなにたくさんの人たちの前でライブをするのは初めてですが、熱気で僕が熱くなったのは初めてです」と韓国語で話した後に、思いきり流暢かつ早口な日本語で「みなさん、こんなに多くの方が来てくれて感動しました」とコメントして爆笑を誘った。ジェユンも負けじと日本語で「今日は天使を見ました。それはアナタ」と愛嬌たっぷりのコメントを。挨拶が終わると、最後の曲は、水車ダンスでおなじみの「K.O.」を日本語バージョンで初披露した。


ファンからのサプライズに感動「今日が僕らのスタートです」

「エスエフナーイン!!」とアンコールを求める歓声が鳴りやまない中、つなぎの衣装に着替えたメンバーたちが再び登場し、「ROAR」も日本語バージョンで初披露。挨拶では日本語でコメントを準備し、ヨンビン「みなさんが大きな声で応援してくれたので、うれしかったし、元気をもらいました」フィヨン「これからが始まりだから、もっと素敵な思い出をたくさん作っていきたいです」ここでファンが掲げたサプライズのスローガンに気が付いたメンバーたち。“Japan Fantasy Burning on SF9”と書かれた文字を見たロウンは「予想外のサプライズのプレゼントをいただいて本当に驚いています」と感動で声を震わせながらコメントを。ヨンビンは日本のファンのために気持ちを伝えたくて準備してきたというメモを取り出し、日本語で「平日の夜なのにたくさんの方が来てくださって感謝の気持ちでいっぱいです。このステージが僕たちのスタートです。今日のことを忘れずに、努力するグループになって、このステージに立たせてくれたみなさんに、2倍、3倍、それ以上に恩返しをしていきます」と語ってファンを感動させた。ラストは日本デビュー曲「Fanfare-Japanese ver.-」で締めくくり。メンバーたちはそれぞれ自分のソロパートになると、ハートを作ったり、泣くポーズをしたり、お辞儀をしたりと、ファンに感謝の気持ちを伝えようとする姿が印象的だった。

彼らの日本デビューを盛り上げようと、この日のために応援法を覚えてきた日本のFANTASYの大きな歓声と真心が伝わったのか、終始ハイテンションで心からステージを楽しんでいた9人。2時間半にわたったショーケースはハイタッチ会で締めくくられ、ステージで輝いていた彼らを間近で見たファンたちは大満足の様子だった。

ライター:安部裕子

【公演概要】
SF9 1st SHOWCASE IN JAPAN “Fanfare”
日時:2017年4月7日(金) 開場 18:00 / 開演 19:00
会場:TSUTAYA O-EAST

【セットリスト】
1. Fanfare
2. Still My Lady
3. ROAR
4. テヤン&チャニ Dance perf.
5. テヤン/チャニ/ヨンビン/ロウン/ジュホ Dance perf.
6. So Beautiful(ロウン/インソン/ジェユン/テヤン/ダウォン)
7. I NEED YOU(BTSカバー)
8. BOYS IN LUV(BTSカバー)
9. HER( Block Bカバー)
10. Together
11. 4thep
12. Jungle Game
13. K.O.-Japanese ver.-
<アンコール>
14. ROAR-Japanese ver.-
15. Fanfare-Japanese ver.-

■リリース情報
日本メジャーデビューシングル「Fanfare」
発売日:2017年6月7日(水)


<初回限定盤A>【CD+DVD+ブックレット24P】WPZL-31306/07/¥1,800(税込)
・DISC1(CD)
1.Fanfare -Japanese ver.–
2.ROAR -Japanese ver.–
・DISC2(DVD)
1.Fanfare -Japanese ver.- [Music Video]
2.ROAR -Japanese ver.- [Music Video]
3.Fanfare -Japanese ver.- [Jacket Making & Interview]
[特典]トレーディングカード(全10種類のうち1枚ランダム)

<初回限定盤B>【CD+DVD+ブックレット24P】WPZL-31308/09/¥1,800(税込)
・DISC1(CD)
1.Fanfare -Japanese ver.–
2.ROAR -Japanese ver.–
・DISC2(DVD)
1.Fanfare [LIVE from 2016 FNC KINGDOM IN JAPAN –Special Edition-]
2.K.O. [LIVE from 2016 FNC KINGDOM IN JAPAN –Special Edition-]
[特典]トレーディングカード(全10種類のうち1枚ランダム)

<通常盤>【CD only】WPCL-12643/¥1,200(税込)
1.Fanfare -Japanese ver.–
2.ROAR -Japanese ver.–
3.K.O. -Japanese ver.–
[特典(※初回プレス分のみ封入)]トレーディングカード(全10種類のうち1枚ランダム)

■関連サイト
SF9 JAPAN OFFICIAL SITE:http://sf9-official.jp

記者 : Kstyle編集部