イ・ボヨン&イ・サンユン出演ドラマ「耳打ち」権力から不正まで…社会問題を題材にしたストーリーに“高まる期待”

OSEN |

写真=SBS「耳打ち」放送画面キャプチャー
「耳打ち」の制作陣がドラマに対する自信を表した。

SBSの新月火ドラマ「耳打ち」は、「追跡者 THE CHASER」(以下、「追跡者」)、「黄金の帝国」、「パンチ」など、韓国の不条理な権力構造と恥部を鋭く突いたパク・ギョンス脚本家の作品で、企画当初から多くの話題を集めた。2012年「追跡者」は当時大統領選挙の話題と重なり必見の国民ドラマとされた。2015年「パンチ」は公権力の不正を暴き出し、視聴者から支持を受けた。

今回の「耳打ち」にはどんな社会的なメッセージが盛り込まれるだろうか。パク・ギョンス脚本家は「この世の中には、耳を傾けないと聞こえない小さな囁きがある。その小さな囁きに耳を傾けるとき、どんな結果になるか視聴者の皆さんにぜひ見守ってもらいたい」とし、いつにも増して時勢に対する重いメッセージを伝えることを暗示した。

「耳打ち」は法律会社テベクを背景に、敵からから同志へ、そして結局恋人へ発展する2人の男女が人生と命をかけた愛を通して法匪(法を絶対視し他人に損害を加える法律家) を痛快に復讐する物語を描く。最近、影の実力者と共に社会的な注目を集めている法匪、即ち法律を悪用する法律匪賊たちの素顔を暴き出す予定だ。

2017年韓国の現実は「耳打ち」の中でどのように描かれるだろうか。まずは法匪に立ち向かう2人の男女シン・ヨンジュ(イ・ボヨン) とイ・ドンジュン(イ・サンユン) を通じて、法匪がはびこる世界で正々堂々と立ち向かう、寂しいが強い真実の力を見せる。真実が冷やかされ、信念が軽蔑される今、時代の汚物箱を蹴飛ばし、一歩でも進もうとする2人の男女の努力は、テレビの前の視聴者に大きな感動を与えるものと期待される。

劇中でシン・ヨンジュは権力に踏みにじられた刑事で、世の中に聞こえない小さな声を代弁する。イ・ドンジュンは権力に押されて間違った選択をするが、これを正すために努力する裁判官として登場し、過ちが多い我々の姿を代弁し、「誰でも過ちは正すことができる」という人間的なメッセージを伝える。法律会社テベクの代表チェ・イルフン(キム・ガプス) と弁護士カン・ジョンイル(クォン・ユル) は法律を悪辣に利用する法匪として、結局罰を受ける。

「耳打ち」の制作陣は「法匪、権力など、今この時代の社会的話題を追っていくストーリーであるため、視聴者たちが共感できる部分が多いと思う。楽しさと共感にとどまらず、希望まで伝えることができるように全力を尽くす」と覚悟を明かした。

SBS新月火ドラマ「耳打ち」は、「被告人」の後番組で、3月27日午後10時から韓国で放送がスタートする。

記者 : パク・パンソク