“BIGBANGのT.O.Pのいとこ”モリユ「デビュー5年、焦りはなかった…やりたいことがたくさんある」

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モリユは言葉にする一言一言に注意を払った。特に“演技”を語る彼女の眼差しは、気持ちよく輝いていた。いつのまにかデビューして5年になったが、モリユは歩んで来た道よりも今後歩んで行く道の方が楽しみな“新人女優”だ。

―2011年にホラー映画「ホワイト:呪いのメロディー」でデビューした。演技はどのようにして始めたのか?

モリユ:中学生の頃、演技がとてもやりたくて両親に相談したら、成績が上がったら考えてみようと言われた。成績が上がって事務所に入ることになった。歌手の事務所だったのでガールズグループのメンバーとしての準備から始まった。そうやって芸能界に足を踏み入れるようになり、自然と演技を始めた。

―アイドルを準備するほどなら、タレント性もあるのでは?

モリユ:歌は歌えないけどダンスが好きだ。興に乗りやすいというのは自分でも認める。だけどアイドルになれなかったといっても、残念な気持ちはない。今が良い。

―デビューから5年が過ぎた。自分で成長した感じはあるか?

モリユ:ある。5年間、色々と見せてこれたわけではないが、少しずつ準備する時間で成熟してきたというか。むしろ情熱ばかりにあふれていた過去よりは、胸の痛む気持ちも経て一つ一つ埋めていく今の方が相応しい時期だと思っている。これから本当に始まる気がする。

―顔を広めなければという焦りはなかったか?

モリユ:考えてみたら、そんな考えは全くなかった。流れに身を任せて自分で準備することに集中してきた。その過程で「ビューティフル・マインド」のイ・へジュのように良い役が入ってきた。その後もまた来たら、自分とよく合う役が来ると思っている。このような過程が全部良い。

―演技に対する確信がありそうだ

モリユ:欲張りだ。やりたいことがたくさんある。


―特別にやってみたい演技はあるか?

モリユ:冷たいイメージを浮き彫りにした悪役をやってみたいし、それとは正反対のはつらつとしたコミカルな演技もしてみたい。今は色んな姿を全部見せたい。また私の実際の姿を見せたいし、バラエティにも意欲がある。苦労したり体を使ったりするのが好きなので「ジャングルの法則」や「本物の男」でも上手くやれると思う。ダイエットにもなるかも?(笑)

―共演してみたい役者はいるか?

モリユ:ファン・ジョンミン先輩。私のロールモデルでもあり理想のタイプだ。どんな役が来ても“ファン・ジョンミン流”に表現する姿がかっこいい。私もいろんな色を持つ八色鳥のような役者になりたい。

―演技の他に関心を持っていることはあるか?

モリユ:あれこれ関心があって、全部演技とも関連している。ほかに好きなことを挙げると、運動だ。活動的なタイプなので、水泳、スカッシュ、テニス、ゴルフ、登山など、やったことのないものはない。特に歩くのが好きだ。一人で歩きながら色々と考える方だ。

―確かにインドア派ではない。芸能界で仲が良い人たちとの特別な集まりもあるとか。

モリユ:コン・スンヨン、ユンソ、ソン・ユジョン、RUBBER SOULのチェチョがメンバーだ。全員私が個人的に知っている友達で、性格も似てて、みんなで集まれば面白いと思った。今はみんな仲良くなった。私がリーダーだ(笑)

―今後、モリユのどんな姿を見ることができるか?

モリユ:役者モリユ。“役者”という言葉の中には多くの意味がある。自分自身が感じることができるほど上手く演じる役者になりたい。焦ったりはしない。ゆっくり続けて、良い作品で少しずつ成長する姿を見せていきたい。

記者 : ヒョン・ジミン、写真 : ソ・イェジン、翻訳 : 前田康代