ユ・ジテ×伊勢谷友介、日韓合作映画「ザ・テノール」トレーラー公開

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写真=チャイナ・フォト・プレス(CFP)特約
俳優ユ・ジテと伊勢谷友介が出演する日韓合作映画「ザ・テノール 真実の物語」(監督:キム・サンマン、制作:MORE IN GROUP)のトレーラーが公開された。

「ザ・テノール」は19日、日本公開日を10月11日に確定し、公式サイトを立ち上げて本格的なPRに乗り出した。公式サイトにはこれまでベールに包まれていた「ザ・テノール」のトレーラーが掲載され、観客の視線を引き付けた。

公開された「ザ・テノール」のトレーラーは、映画「ミッドナイトFM」(監督:キム・サンマン、2010)以来、4年ぶりに俳優として復帰するユ・ジテの存在感が光っている。

華やかなステージの上で美しいアリアを披露し、観客の賛辞を受けるベー・チェチョル(ユ・ジテ)の姿から、甲状腺癌を宣告され、絶望の沼に陥る姿まで、約1分の映像で主人公の多彩な感情が溶け込んでいる。

特にユ・ジテはオペラ歌手に変身し、鳥肌立つほどの完璧なシンクロ率を誇った。「俺は諦められない。舞台に戻らなくちゃ」という最後の台詞がその理由への関心を高め、「ザ・テノール」への期待を高めた。



これに先立ち第17回上海国際映画祭スペクトラム部門に出品された「ザ・テノール」は「本能を刺激する秀作」という爆発的な反響を呼んで話題となった。他にも巨匠ウォン・カーウァイ監督は以前から「ザ・テノール」に大きな関心を見せており、昨年「グランド・マスター」のプロモーションで韓国を訪れた際に密かに「ザ・テノール」を鑑賞し、絶賛を惜しまなかったという。

「ザ・テノール」のキム・Jenny・ジョンアプロデューサーはTVレポートの取材に対し「ウォン・カーウァイ監督が『ザ・テノール』を鑑賞してから多くの愛情を注いでいる。『グランド・マスター』のロゴを担当したデザイナーに『男高音』(『ザ・テノール』の中国内タイトル)のロゴを依頼し、プレゼントしてくれた。またウォン・カーウァイ監督の制作会社JETTONEで中国語字幕を手がける。キム・サンマン監督とトレーラーに関するアイデアを交わしたほどだ」と伝えた。

同プロデューサーは「ウォン・カーウァイ監督は音楽映画としての『ザ・テノール』の完成度を高く評価した。『美しい映画を非常にリアルに描いた』という絶賛を受けた」と付け加えた。

日本、中国だけでなく韓国でも公開を控えている「ザ・テノール」。大作映画の間で只ならぬ存在感を放ち、ダークホースに浮上することができるだろうか。

オペラ歌手ベー・チェチョル氏の実話をもとにした「ザ・テノール」は、天才テノール歌手が最も華やかな時期に声を失い、友人や妻とともに逆境を乗り越えるストーリーを描いた作品だ。ユ・ジテ、伊勢谷友介の他にもチャ・イェリョンや北乃きいが出演し、「ミッドナイトFM」を演出したキム・サンマン監督がメガホンをとった。日本では10月11日に公開される。

記者 : チョ・ジヨン