第13回ミジャンセン短編映画祭「ジャンルの想像力展」ポスターを公開“多様なジャンルを表現”

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写真=「第13回ミジャンセン短編映画祭」ポスター
第13回ミジャンセン短編映画祭「ジャンルの想像力展」がポスターを公開し、本格的な始まりを伝えた。

これまでの「ミジャンセン短編映画祭」のポスターが各ジャンルのキャラクターをファンタスティックに描き、その顔を前面に出していたとすれば、2014年のポスターは観客が簡単に連想することができ、身近なスクリーンの中の各ジャンルのキャラクターたちを劇場に呼び込んている。

各ジャンルを連想させるアイコンを見事に結合し、一つの空間でドラマチックに繋がるストーリーを加えることによって、ユニークな感性が際立つ5つのジャンルのキャラクターを完成させた。

真実と書かれたメガホンと涙を流しながら何かを言おうとする女性は、社会的な問題を取り扱った映画で構成されたジャンル「悲情城市:A City Of Sadness」を指す。そして彼女の後ろで愛を交わすカップルはメロドラマのジャンル「愛に関する短いフィルム:A Short Film About Love」だ。

カップルのそばにそっと近づくキャラクター、「喜劇王:The King of Comedy」はコメディジャンルを象徴するピエロがカップルのポップコーンをこっそり食べながらコミカルに笑っている。そんな彼らを狂気に満ちた目で見ているキャラクターは「絶対悪夢:The Extreme Nightmare」の恐怖、ファンタジージャンルを象徴する殺人鬼だ。殺人鬼が斧を振り下ろそうとする瞬間、劇場の裏では秘密作戦が繰り広げられる。密かに劇場に入り、殺人鬼を監視しながら素速い動きで銃を構える男性は「4万回の音:The 40000 Blows」のアクション、スリラージャンルだ。

特に今年のポスターはジャンルを意識した想像力で描かれたキャラクターたちの現実感と躍動感を吹き込んでいることが特徴だ。映画祭を代表するカラーであるオレンジ色を引き立てるモノトーンの対比と漫画風の線処理を活用し、まるでスクリーンの中で動いていたキャラクターたちが現実の世界に飛び出してきて、私たちが映画を見ている劇場に一緒にいるかのような感じを与える。

このように、映画の世界と現実が入り混じり、想像力と現実感が絶妙に調和したポスターを通じて、新しい感覚と斬新なアイディアが詰まった短編映画が劇場で観客を待ちながら2014年の映画祭の開幕を準備していることを告知した。

ジャンルを反転させ、その境界を行き来する想像力溢れる短編映画で毎年高い座席占有率を誇る「ミジャンセン短編映画祭」。その底力と自信に満ちた新しいポスターは、短編映画と観客がジャンルの想像力でコミュニケーションする「ミジャンセン短編映画祭」ならではの楽しいお祭りの場を期待させる。

第13回ミジャンセン短編映画祭「ジャンルの想像力展」は、かつてない新しい映画に挑戦する最高の韓国短編映画と共に6月末に開幕する。

記者 : チョ・ジヨン