「最後まで行く」キム・ソンフン監督“カンヌ国際映画祭の招待、予想もしていなかったチャンス”

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写真=映画「最後まで行く」のワンシーン
犯罪アクション映画「最後まで行く」(監督:キム・ソンフン、制作:AD406、タセポクラブ)が第67回カンヌ国際映画祭の非コンペティション部門である監督週間(Director's Fortnight)に招待された。

「最後まで行く」側は22日午後(現地時間)、報道資料を通して「『最後まで行く』がカンヌ国際映画祭の監督週間部門に招待された」と伝えた。

監督週間は1969年フランス監督協会によって設立され、マーティン・スコセッシ、ジョージ・ルーカス、ミヒャエル・ハネケ、ソフィア・コッポラ、フランシス・フォード・コッポラなど、錚々たる名監督が初めて長編映画を披露したセクションだ。

監督週間は進歩、革新的な映画を発掘し、批評家と観客の両方から斬新だと評価を受けることができる映画を紹介することに重点を置いており、最近は完成度の高い商業映画に大きな関心を寄せている。

韓国では「ペパーミント・キャンディー」(2000年、監督:イ・チャンドン)、「ユゴ 大統領有故」(2005年、監督:イム・サンス)、「グエムル-漢江の怪物-」(2006年、監督:ポン・ジュノ)、「よく知りもしないくせに」(2009年、監督:ホン・サンス)など韓国の映画界を代表する監督たちが招待されたことに続き、今年は「最後まで行く」のキム・ソンフン監督が監督週間部門に招待され、注目を集めている。

キム・ソンフン監督は「予想もしていなかった新たに胸が高鳴る経験ができるチャンスに感謝している」と感想を語った。また、「最後まで行く」を選んだ監督週間側は「とても精巧かつ愉快な作品であり、新鮮な刺激を与えてくれる」と伝えた。

「最後まで行く」のカンヌ国際映画祭の監督週間招待は、映画の新鮮な面白さ、並びに評団と観客の両方を虜にする完成度と大衆性が認められたもので、映画に対する期待を高めている。

「最後まで行く」は、一瞬のミスで絶体絶命の危機に瀕した刑事コ・ゴンスが自分が犯した事件を隠蔽し始めたことから繰り広げられる物語を描いた犯罪アクション映画だ。イ・ソンギュン、チョ・ジヌン、チョン・マンシク、シン・ジョングンなどが出演し、「愛情の欠乏が二人の男に及ぼす影響」を演出したキム・ソンフン監督がメガホンを取った。韓国で5月29日に公開される。

記者 : チョ・ジヨン