【REPORT】ソ・イングク「応答せよ1997」から女装まで…デビューからの夢を叶えた単独コンサート

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ソ・イングクの2013年の願いが叶った。デビュー当時から歌手としての夢は“単独コンサートの開催”と話していたソン・イングクは、昨年12月28日と29日、ついに夢を叶えた。ソ・イングクコンサート「サプライングク」はソウル梨花(イファ)女子大学の大講堂で2日間に渡り、5000人余りの観客と共に一つになる時間となった。客席には恋人同士や家族連れの観客、20代から40~50代までが参加して、老若男女、世代を問わずに愛されているソ・イングクの人気を確認することができた。

「サプライングク」ではバラードからダンス曲まで、ソ・イングクの多彩な魅力を確認することができた。「サランヘU」を歌いながらコンサートを爽やかに開いたソ・イングクは、ワイン色のスーツを着て登場してダンディな魅力を誇った。これに続き、「タイムマシーン」を歌ってミュージカルを連想させるパフォーマンスで視線を引き付け、焼酎を飲む振り付けを披露して雰囲気を盛り上げた。焼酎を飲んだ後に「キャー」と可愛い表情をとって観客から熱い歓呼を受けた。ロングコートにボタンを外した黒いシャツを着て、マイケル・ブーブレ(Michael Buble)の「フィーリング・グッド」を歌う甘い時間を過ごしたかと思えば、ベッドに横たわって女性ダンサーのおでこにキスをするセクシーな時間もあったりと、女性客たちからの歓声が絶えなかった。

もはや変装に近いソ・イングクのコミカルな演技も披露された。ソ・イングクはラッパーVerbal Jintをフィーチャリングした「君のせいで生きられない」を紹介しながら、「一度もステージで見せたことがないが、今日一緒に歌うゲストを招待したい」と話し、Verbal Jintの登場を示唆した。しかし、実際にはヘアスタイルとひげを真似して扮装したソ・イングクが画面に登場して、ステージの上にいるソ・イングクと共に一人二役を見事に披露した。映画「観相師」の予告編を真似して、ソ・イングクのフィルモグラフィーを見せるセンスを発揮したり、楽童ミュージシャンに変装したり(兄と妹を見事に演じた)、国楽少女ソン・ソヒに変装したソ・イングクまで登場して爆笑を誘った。

ソ・イングクを確実にスターダムにのし上げたtvNドラマ「応答せよ1997」の名場面を集めて“「応答せよ1997」で学んだ4つの愛の物語”というテーマで、1本のミュージックビデオを連想させる時間を設けた。三角関係、片思い、全力を尽くして愛すること、最高に単純に愛することなど、主題別や愛に関する歌を歌った。懐かしい「応答せよ1997」の中のユン・ユンジェ(ソ・イングク)&ソン・シウォン(Apink チョン・ウンジ)カップルと共にソ・イングクは、ドラマで歌ったSa Joon(サジュン)の「Memories」、miS=mRの「君のために」、Delispice(デリスパイス)の「告白」を歌った。最後の曲はチョン・ウンジとデュエットで歌った「All For You」を披露した。この時、ソン・シウォン役のチョン・ウンジの代わりに観客たちがソン・シウォンになり、観客とソ・イングクがデュエットで歌うという珍しい光景が作り出された。

観客たちが参加するステージはコンサートの間続いた。ソ・イングクは同日、サプライズでヘルメットとジャージーにスカートを履いて、CRAYON POPの「パパパ」を披露した。観客たちも一緒に立ち上がり、直列5気筒ダンスを楽しんだ。これに続き「Shake It Up!」を歌ったソ・イングクは、観客に向かって「イ・ムンセ先輩に『赤い夕焼け』という名曲があり、シン・スンフン先輩には『はじめてのその感じのように』があり、ジャスティン・ビーバーには『BABY』があるとしたら、ソ・イングクには?」と質問して、観客の呼応を誘導した。観客は口々に「My Baby U」と叫んだ。「愛しい君は私のBaby」を無限に繰り返しながら、観客と一つになる時間を過ごした。

ソ・イングクは「ドラマで『最後があるから始まりがある』という台詞があった。今日、みんなに伝えたかった。2013年最後の日、みんなと一緒に時間を過ごせてとても幸せだ。2013年は終わるが、来年、また再来年により成長した姿で皆さんの前に立ちたい」と感想を伝えた。夢を叶えたソ・イングク、より大きな夢を抱いて2014年を輝かす準備を終えた。

記者 : パク・スジョン、写真 : Jellyfishエンターテインメント、翻訳 : チェ・ユンジョン