本日(18日)公開「弁護人」見逃せない名シーン&名台詞とは?

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写真=映画「弁護人」スクリーンショット
12月最高の話題作として浮上した「弁護人」(監督:ヤン・ウソク、制作:ウィダスフィルム)が18日午後5時より公開された。

圧倒的な数字でチケット予約率1位を記録し、大きな反響を得ている「弁護人」。待ち望んでいた観客が見逃してはならない「弁護人」の名シーンと名台詞をチェックしてみよう。

「私はお金さえ稼げればいい」“釜山名物”税務弁護士ソン・ウソク

「弁護人」でソン・ウソク(ソン・ガンホ)弁護士は夜のナイトクラブはもちろん、人がたくさん集まっているところなら場所も昼夜も問わず登場し、自分で作った名刺を配って愉快な笑いを誘った。弁護士が少なかった1980年代の弁護士という面子を捨て、自ら自己PRに乗り出したソン・ウソク弁護士は温かく人情溢れる日常を演じ、観客に新しい面白みを与える。

さらに「私はお金さえ稼げればいいんです」「私は専ら貧乏人なんですよ。お金貸してください」という世俗的な税務弁護士ソン・ウソクの生活感溢れる台詞が新しい魅力を与え、劇中に活気を与えている。


ソン・ウソク弁護士の人生を丸ごと変えたジヌとの初めての面会

常連のクッパ屋の主人スネ(キム・ヨンエ)の切実な頼みでジヌ(ZE:A シワン)がいるという拘置所の面会室を訪れたソン・ウソク弁護士。魂が抜けたようなジヌと、彼の身体にある傷を見たソン・ウソク弁護士は衝撃を受ける。また、そのような息子の姿を見たキム・ヨンエの泣き崩れる演技は観客の心に響く。

お金が一番だと思っていた世俗的な弁護士ソン・ウソクが“人”を弁護する本物の弁護士に生まれ変わる決定的なきっかけとなるこのシーンは、ソン・ガンホをはじめキム・ヨンエ、シワンなど役者たちの深みのある演技で観客をさらに夢中にさせている。


ソン・ガンホの鳥肌の立つような熱演…ロングテイクで撮影された法廷シーン

「弁護人」で展開される5回の公判シーンは息の詰まるような緊張感と臨場感で観客を集中させ、時には痛快さを、時には深い感動を届ける。ソン・ガンホはスリルのある法廷での公判シーンをより一層リアルに演じるために、多くの法律専門用語や長い台詞があったにも関わらず3分間のロングテイクを完璧に演じきった。

ソン・ガンホの圧倒的で爆発的な演技により緊張感をピークに高めたのはもちろん、適材適所に配置されているリアルな台詞で強烈なカタルシス(解放感)を届ける法廷シーンは、最高の名シーンに挙げられる。


約100人の出演者が参加した感動的なエンディング

「弁護人」のエンディングは約100人の出演者全員が参加し作り上げたシーンであり、これまでにない劇的な感動と深い余韻を届ける。胸が一杯になりそうな戦慄を届けるエンディング曲が流れ、観客の心の奥に響く最後のシーンは、映画が終わった後も観客の足を止め、深い余韻と感動を倍増させる。

特に試写会を通じて映画を観覧した2万人の観客は最後のエンディングシーンが終わった後、喝采を送り続けて映画への高い満足感を示した。

「弁護人」は1980年代初期の釜山(プサン)を舞台に、お金もなく、家柄も悪く、学歴も低い税務弁護士ソン・ウソクの人生を丸ごと変えた5回の公判と、これを取り巻く人々の話を描いた作品だ。ソン・ガンホ、キム・ヨンエ、オ・ダルス、クァク・ドウォン、シワンが出演し、ヤン・ウソク監督が演出デビューした作品でもある。

記者 : チョ・ジヨン